●五体俳句0229・胸07・涼野海音01・2015-06-02(火)
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○「峰雲や胸の高さで名刺受く」(涼野海音01)
季語(峰雲・夏) 「みねぐもやむねのたかさでめいしうく」(「俳句201010」より引用)
【鑑賞】:たしかに名刺のやり取りは「胸の高さ」ですね。腹の高さでは低すぎるし、首の高さでは高すぎます。その通りのことなのですが、それを敢えて句に詠んだのは手腕であります。
○涼野海音(すずのうみね)
○好きな一句「海鳥の羽根のよごれし祭かな」02
季語(祭・夏) 「うみどりのはねのよごれしまつりかな」
【Profile】:1981年、香川県出身。2003年より句作。「火星」同人。山尾玉藻に師事。「晨」同人。「草藏」会員。2011年第3回→石田波郷新人賞、2013年、第4回北斗賞受賞。俳人協会会員。超結社句会「高松・木の芽句会」幹事。
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