●次元俳句394・時間差(時間)1・長田等1・2018-8-26(日)
○「花蕎麦や谷におくれて峠の灯」(長田等1)
○季語(花蕎麦・初秋)(→「粉打ち愛好会」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:次元の「時間差」第1弾。谷はいちはやく暮れるので、まず谷の家屋の灯がともる。それにしばらく遅れて、日暮れのやや遅い峠の茶屋にも灯が入った。蕎麦の花の盛り。
●長田等(オサダヒトシ)(1935~2014)
○好きな一句「全山の蟬の泣き止む消火栓」2
○季語(蟬・晩夏)
【Profile】:岐阜県岐阜市出身。1954年キリスト教入信。俳句を始める。「天狼」「七曜」に入会。1965年俳人協会全国大会賞受賞。1966年「氷海」(→秋元不死男主宰)入会。1968年氷海新人賞、1973年氷海同人賞受賞。「狩」(→鷹羽狩行主宰)創刊に同人参加。1984年第5回巻狩賞(同人賞)受賞。1990年岐阜県芸術文化奨励賞受賞。1995年第2回俳人協会俳句大賞受賞。狩白羽同人、俳人協会会員、国際俳句交流協会会員。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます