●五体俳句0124・目06・京極杜藻・2013-04-09
○「霞む日や洞然とある目刺の目」(京極杜藻01)
○季語(霞・春)
【鑑賞】:もはや何も見ていないようにうつろな目刺の眼。何を見ても春の憂いを感じてしまいます。霞がたちこめていればなおさらのことです。
●京極杜藻(きょうごくとそう)(1894~1985)
○代表句「祈るとは願ふにあらず下萌ゆる」02
○季語(下萌え・春)
【Profile】:鳥取県米子町生まれ。東京高等商業学校(現一橋大)卒。1914年、「ホトトギス」に初入選。→原石鼎に師事。南琴吟社をおこす。「鹿火屋」創刊とともに課題句選者となり雑詠を担当。
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京極杜藻掲載句
03踏み登る石美しや薯莪の朝(薯莪・仲夏)〈特集・美し俳句2-4〉2019/6/14
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