●次元俳句0283・直線(空間)01・能村研三01・2016-06-13(月)
○「肉親へ一直線に早苗投ぐ」(『騎士』)(能村研三01)
○季語(早苗・夏) 「にくしんへいっちょくせんにさなえなぐ」(→「現代俳句データベース」より引用)【→次元俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:家族での田植え。早苗を投げるのも受け取るのも家族。息の合った家族同士の早苗の正確な投擲です。
●能村研三(のむらけんぞう)
○好きな一句「兜虫掴みて磁気を感じをり」(『磁気』1998)02
○季語(兜虫・夏) 「かぶとむしつかみてじきをかんじをり」
【Profile】:1949年、千葉県市川市出身。→能村登四郎三男。地方公務員。1971年「→沖」入会。→福永耕二の指導。1976年「沖」同人。1991年、編集長。1993年、「鷹の木」で第16回俳人協会新人賞。1996年、「沖」副主宰。2001年主宰を継承。朝日新聞千葉版、北國新聞などの俳壇欄の選者。日本文芸家協会会員。俳人協会幹事。千葉県俳句作家協会副会長。市川市俳句協会会長。
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