●色彩俳句0171・黄06・木下子龍01・2014-04-23(水)
○「借景に多摩の山あり黄水仙」(木下子龍01)
季語(黄水仙・春)
水仙は冬の季語。黄水仙は春の季語。「借景」というのはおもしろい言葉ですね。「お庭」言葉のひとつらしいのですが、庭の背景の景色を取り込んで庭の一部にする…というような。きっちりと借りてきたことを表明しています。もうすぐ「黄水仙忌」。
○木下子龍(きのしたしりゅう)(1905~2003)
代表句「藪からしみづからも枯れ果てにけり」02
季語(藪からし・秋)
群馬県出身。俳誌「愛吟」発行に参加。「愛吟」解散後、「新川」を発行。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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