○方法俳句0171・比喩(直喩)=ごとく016・秦夕美01・2014-04-24(木)
○「人恋ふは春泥の坂ゆくごとし」(秦夕美01)
○季語(春泥)
【鑑賞】:百万通りもある「恋」の心情をみごとに「春泥の坂」に喩えました。登りきるのは大変そうな坂です。「人恋ふ」の表現は男女の恋だけに留まらない広さを感じます。「変しい、変しい、あなた様」は誤字のホームラン王ですね。
○秦夕美(はたゆみ)
○好きな一句「海市あり別れて匂ふ男あり」02
○季語(海市・春)
【Profile】:1938年福岡県生まれ。学生時代に「馬酔木」に入会。「鷹」創刊同人。「犀」、「巫朱華」、「豈」同人。個人誌「GA」発行人。第13回福岡市文学賞受賞。現代俳句協会福岡県理事。
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秦夕美掲載句
03お手玉の宙にとどまる雨月かな(雨月・仲秋)〈方法497・スローモー視点3〉2020/9/20
04新涼や掌のくぼにある化粧水(新涼・初秋)〈五体544・掌20て12〉2021/8/18
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