ここ2、3日というもの、早くも飛散している「花粉のせい」で、どうにも鼻水が止まらない。「あぁあ〜、練習行きたいよ〜!」と悩みが頂点に達し我慢ができなくなったので、ついに昨日「やむにやまれず」練習場に行ってきた。花粉の飛散は運良く雨が振ったのでそれ程でもなく一安心。で、肝心のスイングはどうだったかと言うと、満足できた部分もあり不満が残った部分もあった。
実は1週間ほど前、いつものように YouTube を眺めていたら、「ちゃごるTV」でローリー・マキロイのスイング動画が目に入ってきたのである。この動画は過去に何回も見ていたのだが、改めて見直してみると「いままで見過ごしていたスイングの秘密」が目の前でハッキリ映し出されているではないか!。あれ〜っ、マキロイめっちゃシャローに振ってるじゃん!。
チャーリー先生は以前と同じ説明をしていた筈なのだが、私がまるで頭に入っていなかったのだった(見ているようで、見れていない!)。画面には、私が「やろうとしているスイング」が美しく完成された動きで映し出されているのだ。あちゃーっ!。
マキロイがやっているということで、私の理想とするスイングの形は「まさに千人力」を得たと言っても過言ではない!、と確信したのである(マキロイと自分のを一緒にするなんて、100年早くね?)。まあ、完成度は別として、目指す「方向性」はマキロイと一致しているわけだ(おおっ!、お得意の勘違いか!)。
後は、私がそれをそれだけ実現できるかどうかに掛かっている(分かってるって。それがそもそも問題なんだよ!)。とにかくこれはもう、実際「打って打って、打ちまくる」しかない。
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というわけで昨日、恐怖の花粉をものともせず、いつもの練習場で思いっきり打ちまくってきた。だが、まずボールを打つ前に、頭の中で「私がやろうとしていること」を書き出してみて、ちょっと説明も加えてみたい。特に、私が重要だと感じていることについては、ポイントを明確にして分かりやすく書いたのつもりである。その後に実際に打った時の感想や修正点を書くことにした。
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1、バックスイングでは、左肩を「口の前」に上げる
理論:これは「ちゃごるTV」で教わったことである。よく、「左肩をアゴの下に入れ」てクラブを上げろ、とレッスン書などで繰り返し言われているのを覚えている方も多いのではないか。しかしそうすると「左肩が下がって」体全体が前かがみになり、体が回転不足になる危険があるのだ。それではバックスイングで最も大事な「スイングへ勢いをつける」ための助走が、上手く出来ない可能性が出てくる。むしろ上半身は出来るだけリラックスして「十分後ろまでクラブを引き」、ダウンスイングへの準備をすることが重要である。左肩を下げ左脇を縮めるのは、むしろそれを「邪魔する」動作だと思う。
実践:それで昨日は左肩を下げ過ぎないようにして、意識して「口の前」に上げ、左脇を伸ばすぐらいにして「胸郭を捻る」ように気をつけた。バックスイングはあくまでダウンスイングの「準備動作」であるから、野球のピッチャーが振りかぶるように「後ろに反り返る」ことはあっても、「前にかがみ込む」動きはあり得ない。何より、意識が「左肩にばっかり」集中するのは、スイングを壊す素である。私は長い間、「左肩を顎の下にしっかり入れなさい」という教えを金科玉条のようにしてやって来たので、今回「左肩を口の前」に上げるようにしたら、トップまでクラブを上げるのが随分と楽になった。
評価:結果は当然、以前より「高い位置」にクラブは上がる。右脇は締めずに右腕を高く上げる感じのトップになるが、これは見た目にも「カッコいい」ので、毎回同じような位置に上がるように、繰り返しチェックして体で覚え込むようにしたい(フライングエルボーは肘を後ろに引くので、ちょっと意味が違うと思う)。実際、如何にも「飛ばすぞ」という姿勢に見え、体全体に力が漲ってくるような気がして「飛ばし屋らしいスタイル」になった。まずはリラックスしながら「体を大きく使う」ことが重要だと思う。
2、トップに行く前に、右脚に体重を乗せながら左に沈み込んで態勢を作る
理論:バックスイングの最後で右脚で体重を支えながら「左脚を曲げつま先立ちになり、お尻を引いて腰を落とす」こと。これを、切り返しと一緒に行うと下半身と上半身が同調してしまい、上下の捻転差が作れずに「力感がないスイング」になってしまう。下半身が左に動くタイミングでは、クラブは逆に「後ろに引く」のが正解である。これは一瞬の動作であるが、スイングの中の「重要な通過点」として、順序を間違えずに「確実に行う」ことだ大事だと思う。
実践:まずはイメージを作ることから始めたい。下半身が沈み込む動作を行っている間、まだ上半身は上昇している最中なので、これにより上下で捻転差が最大になる。野球のピッチャーが足を踏み出す時、上半身は逆に後ろに反らせて捻転差を最大にしているのと同じ感覚である。但し、実際にやるのはタイミングが難しく、ちょっと間違うと「ギクシャク」スイングになるので要注意だ。コツは「余り考えずに、一連の動き」として捉えると上手く行く(昨日の練習では、上手く行ったのは3回だけだった、グスン)。下半身が沈み込む間、上半身を切り離して別の動きをする、というのが重要。
評価:とにかく、次の「切り返し」をスムーズに行うための準備であるから、余り力を入れず、「十分な姿勢」を作るのが大事だと思う。力を入れるための準備だから、この動作で左足に力を入れては「いけない」。お尻を前に出さず、むしろ引くぐらいの気持ちで真下に落とし、下半身を安定させるよう注意すること。腰は少し沈み込むが、体全体の動きは「殆ど静か」である。
3、切り返しでは、クラブを「後ろ」に落として「コテッと」と寝かせる
理論:最大になった捻転差を維持したまま、今度は「左脚」に体重をかけ、お尻を上に突き上げて右腰を回し始める。上半身はやや屈み込んで、クラブを「発射体勢」に持って行くのが「切り返し」の目的である。この時、YouTube のマキロイの動画が非常に参考になる。よく見るとマキロイは、クラブを「背中側に下ろして」いるのだ。古江彩佳も映像を見ると、切り返しの時に「むしろクラブを後ろ」に引いている。チャーリー高沖先生によると、これが得意な人とそうじゃ無い人とがいて、Aタイプ・Bタイプの2つに別れるそうだ。どっちがAだかBだか忘れたが、私は「マキロイの方」の真似をすることにした(これが上手くいかなければ、私はマキロイと違うタイプだということにしようと考えている。まあ、出来ない時の言い訳であるが)。形の上では後方からお尻が見えているのに、上半身は「こちらを向いている」という、プロのよくやる姿勢である。
実践:切り返しの最初は、とにかくクラブを「後ろに引く」ことが重要だ。切り返しのポイントは、左足の「踵を落として」動き始めるとイメージが掴みやすい。この時、トップの位置からクラブを引かずに「グリップが前に出る」と、アウトサイドインの軌道になって「何もかもが、ワヤ(ワヤというのはダメという意味のスラングである=私の意見」になる。アウトサイド・インは「アマチュアの犯す」最大のミスだと私は思っていて、「100切り」出来ない人でインサイドからクラブを下ろせる人は「殆ど見かけない」というほど、重要なポイントだと思う。スイングを美しく見せるには、一番大事なポイントだと言っても過言ではない。この時、「ちゃごるTV」で言うように、右手首を「コテッ」と後ろに倒すのがコツ。クラブを倒さないと「金時のまさかり打法」になって、左手でクラブを引っ張ることが出来なくなってしまう。とにかく右手首は「曲げたまま」後ろに倒すこと。最初私は倒す時に、同時に右手首を伸ばしてしまっていたが、これは「アーリー・リリース」の原因なので、絶対にやってはいけない。右手首はこの動作の間、右手首は「90度に曲げたまま」クラブを振り出したりしないように注意したい。クラブはダウンスイングに入ってから、最後にリリースする予定なので、切り返しの時点では「クラブヘッドは背中側」に置いてじっとしているのがいい。
評価:体の感覚は「ちょっと宙に浮いている」ように私は感じた。上半身はやや前傾が深くなっているが、まだ「打ちに行ってはいない」。下半身はお尻を引いて右腰を回しているので、もう「打つ態勢」に入っている。このギャップが大事だ。切り返しではむしろクラブを後ろに引く、というのがミソで、トップの高い位置からコテッと寝かして後ろに引き、ダウンスイングの定位置まで下げるのが「切り返しの目的」と思っている。どのような位置に下せばスムーズなスイングが出来るか。これは人それぞれなので、練習で「試行錯誤」して行くしかないと思う。ポイントは、グリップを「右腰より後ろ」に下ろすぐらい、引くことである。これが上手く出来れば、後はほとんど「自動で振り切れる」筈。思いっきり腰に力を入れてクラブを振り切れば、「自身最大飛距離」を叩き出すのは簡単である(と想像している・・・ニンマリ)。
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以上、切り返しまでを書きました。ダウンスイングとインパクト編は次回までのお楽しみです。
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