昨日、冷たい風の吹く中、いつものゴルフパートナーでハンドファーストを特訓してきた。現在の私の課題は ① 下半身を十分に回転させる、② インパクトで右手首を背屈して押し込む、の2つである(これは先生に注意された点だが、私もそう思っていた)。
この2つの動作はそれぞれ別のことのように見えるが実際は連動していると思っている。それは右手首が背屈するためには下半身が充分に回転している必要があり、さらに頭が残って右肩も7時位の位置まで回ってないと中々背屈しない。腕が後ろに残っていると背屈しやすいのだ。まあ年だから、もしかしたら関節が固いという場合もあり得る。ところが色々考えながらインパクトの形を作ろう作ろうとし過ぎる余り、クラブを振るのが疎かになってしまったようだ。これではスイングの形ばかりが綺麗でも、肝心の「飛び」には全然結びつかない。ゴルフは「飛んでナンボ」である(あちゃー!)。
そういえばCSで山下美夢有の練習風景をレポートしていたが、彼女のスイングの基本は「リズム」だそうだ。勿論、細かい部分はコーチ(父親!)と話しながら改善して行くのだろうが、あくまでそれもリズム良く振っている中での直しである。私はハンドファーストに打つ事を考え過ぎてフォームがギクシャクしていたので、もう一度スムーズな回転で「リズムよく振る」、を優先することにしと。それがある程度出来た段階で、それから徐々に「回転を速く」していけば、おおよそ理想的なスイングになる筈である。
そこで考えたのがアマチュア向けの練習方法の一つである「片手一本打ちドリル」だ。チャーリー高沖先生の言うには、右肩が「左肩の位置まで振り切る」ことで、劇的に「飛距離が伸びる」そうだ(これ、アマチュアの最も好きなワードです!)。この肩の回転があってしかもスムーズに上半身が縦回転して力を伝えられれば、間違いなく飛距離は伸びる筈。勿論まだまだ方向性とか距離を合わせるとか芯を食ってスピンが効いた球を打つとか、色々な課題がまだまだ待ち受けているが、まあ先のことは今はいいとしよう。とにかく目の前の本来の目的である「ハンドファースト」を極めることである。
私の考えるハンドファーストとは、インパクトの時に
①左腕とシャフトの角度が30度くらいになっている・・・これはハンドファーストの「大前提」である。これが出来ていないと何にも出来ない。何より最初に目指すのはこの「角度の維持」と言える。
② グリップは左股関節の位置にある・・・当然グリップはボールより「前に出る」こと。もしグリップ位置がボールの真上辺りにしか行かないと、クラブを地面に押し付ける事が出来ないので球に力が十分に伝わらず、弱々しい当たりになってしまう
③ クラブシャフトと右腕と肩の位置関係は、大文字の「Zの逆字」のようなジグザグの形になっているのが理想。これが一番力が入る。この形になっていれば、前述の基本項目である ① ② が出来ていることでもある。
④ 頭がボールの後ろまたは真上ぐらいに残っていて、右肩が45度から60度くらい回っている・・・これは ③ が出来ていれば自然と「そうなっている」筈だ。どちらにしても、肩が回っていないと「手だけが前」に出てしまって力が入らない。大事なのは「力が十分に入る形」である。
⑤ お尻がボール位置まで回転している・・・上半身は腰の回転による捻転差で「引っ張られる感じ」で回転していく。
以上である。
残念ながらまだ私はどれも出来ていない。練習する順番は色々と試行錯誤していて、まだこれといったものが見つかってはいないが取り敢えず ① から始めるのが一番確実なようだ。私の悪い癖である「インパクトで角度を解いてしまう」のをどうやって防ぐか?。これは解かないようにするのではなく、むしろ「角度をつけたままインパクトする感覚」を養うしかないのでは、と思っている。肝になるのは左手だ。これをどうやって「曲がったまま」当てるか?、がカギである。
次回の練習は明日金曜日。スイングのリズムと片手一本打ちの形を体に覚え込ませることに集中しようと思っている。上手く行けば ② 以下もスムーズに解決しそうだ。結果報告は当ブログで。
追加:今、シャドウスイングを練習していたら、ポイントは回転を「止めない事」にあるのではないかと思った。回転し続ければ手首の角度も保たれる。要はインパクトで更に一段「沈み込む」こと。これを練習したい。
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