今日偶然にも2012年のコニカミノルタ杯ダイジェスト(CS)を見ていたら、途中の順位で「有村智恵1位、朴仁妃4位」と画面に映り、こういう時もあったのかと感慨深かった。有村智恵はアメリカ挑戦でボロボロになり、失意の中「里帰り出戻りツアー」に出場中であり、方や朴仁妃はアメリカ賞金女王と世界ランクナンバーワンになり、輝かしい成績に加えリオで金メダルまで取って押しも押されもしないUSLPGAの顔である(現在の1位はリディア・コ)。因みにイ・ボミはこの時3位、吉田由美子が2位、笠りつ子が4位で、アン・ソンジュも上位に映っている。その後の実力者が目白押しである。ただ有村智恵だけが人生を誤った。
アメリカ挑戦でボロボロになって帰ってくる例は上田桃子もそうだが、韓国勢は朴仁妃といいチョン・インジといいキム・ヒョージュといい、アメリカツアーでも上位で大活躍している。これはどうした事だろう。共通点は日本ツアーに長居をせずアメリカに渡った選手が活躍している点だ。イボミやアンソンジュは日本で20勝もしているので、元々日本向きだったのかも知れない。また、朴仁妃やチョンインジは、日本で「ある程度成績を残して」と言うような段階を踏まずにすぐアメリカに行っているのは、目的がはっきりしているからでもある。とすれば、日本で活躍するタイプとアメリカで成功するタイプと、選手に2つのスタイルがあるという事ではないのか。岡本綾子のようにゴルフ殿堂入りする名プレーヤーもいるのだから、日本人だからダメと言うわけでは決してない。では明暗の分かれ道は何処にあるのか?
アメリカで賞金女王になり、怪我してから日本ツアーに来てガッポリ稼いでいる申ジエの例もあるから、どっち向きというタイプがあるという説も説得力はイマイチ薄い。ただ、アメリカで通用するためには何か絶対的な飛び抜けた得意技と、その他の平均以上の力を持っていなくては無理である。朴仁妃はパターが宇宙人のように上手いし、リディア・コは100ヤード以内の精度が恐ろしいくらい高い。今売り出し中のアリヤ・ジュタヌガーンは圧倒的な飛距離で余人の追随を許さない。アメリカに行ってボロボロになるのは、どうも「絶対的なものがなく、平均点が高い」選手のような気がするのだ。日本の女子プロの平均的な飛距離は240ヤードくらいである。アリヤ・ジュタヌガーンは「320ヤード」飛ばすのだ、とんでもなく飛んでいる!
冗談を言ってる場合ではない、有村智恵の飛距離では「話にならない」のである。そう言えば岡本綾子も「飛ばし屋」で鳴らしていた。宮里藍も「パターが異常に入る」ことで有名だった。なにか超絶得意技のない有村智恵には、そもそもアメリカで勝つ要素が最初から欠けていたのである。
これからアメリカに挑戦しようと言うのなら私は、「体のデカイ、超飛距離の出る」選手で、若い時から行ってアメリカで生活するのが成功する道だと思う。野村敏京(私は韓国人だと考えている)みたいに日本ツアーなんか知らないほうが、案外上手くいくんじゃないだろか。日本でそれほどでもなかった上原彩子がしぶとく頑張っているのも、高望みしない実力通りのゴルフに徹しているからだろう。周りも期待しないのが、逆に彼女には良かった。それにしても日本ツアーはいつまでたっても「ちょっとゴルフの上手なかわい子ちゃん」全盛である。これは観客が悪いのだが、ゴルフをやろうという子供たちもアスリートとしての自覚に乏しいと思う。もっとガンガン飛ばす選手が出てこなければ、日本ツアーの底上げは期待薄である。
ステップアップツアーには野澤真央という飛ばし屋の有望新人がいる。そろそろツアーにも出てくるようだから注目である。何しろ異次元の飛びだから楽しみである。とは言ってもアリヤ・ジュタヌガーンのように「ドライバーは必要ないから入れてない」セッティングで勝利してしまうレベルではないが、どんどんこういう選手が出てこないと日本ツアーも盛り上がらない。正味の話、いつまでも「匠の技」では世界に追いつけないと思う。
アメリカ挑戦でボロボロになって帰ってくる例は上田桃子もそうだが、韓国勢は朴仁妃といいチョン・インジといいキム・ヒョージュといい、アメリカツアーでも上位で大活躍している。これはどうした事だろう。共通点は日本ツアーに長居をせずアメリカに渡った選手が活躍している点だ。イボミやアンソンジュは日本で20勝もしているので、元々日本向きだったのかも知れない。また、朴仁妃やチョンインジは、日本で「ある程度成績を残して」と言うような段階を踏まずにすぐアメリカに行っているのは、目的がはっきりしているからでもある。とすれば、日本で活躍するタイプとアメリカで成功するタイプと、選手に2つのスタイルがあるという事ではないのか。岡本綾子のようにゴルフ殿堂入りする名プレーヤーもいるのだから、日本人だからダメと言うわけでは決してない。では明暗の分かれ道は何処にあるのか?
アメリカで賞金女王になり、怪我してから日本ツアーに来てガッポリ稼いでいる申ジエの例もあるから、どっち向きというタイプがあるという説も説得力はイマイチ薄い。ただ、アメリカで通用するためには何か絶対的な飛び抜けた得意技と、その他の平均以上の力を持っていなくては無理である。朴仁妃はパターが宇宙人のように上手いし、リディア・コは100ヤード以内の精度が恐ろしいくらい高い。今売り出し中のアリヤ・ジュタヌガーンは圧倒的な飛距離で余人の追随を許さない。アメリカに行ってボロボロになるのは、どうも「絶対的なものがなく、平均点が高い」選手のような気がするのだ。日本の女子プロの平均的な飛距離は240ヤードくらいである。アリヤ・ジュタヌガーンは「320ヤード」飛ばすのだ、とんでもなく飛んでいる!
冗談を言ってる場合ではない、有村智恵の飛距離では「話にならない」のである。そう言えば岡本綾子も「飛ばし屋」で鳴らしていた。宮里藍も「パターが異常に入る」ことで有名だった。なにか超絶得意技のない有村智恵には、そもそもアメリカで勝つ要素が最初から欠けていたのである。
これからアメリカに挑戦しようと言うのなら私は、「体のデカイ、超飛距離の出る」選手で、若い時から行ってアメリカで生活するのが成功する道だと思う。野村敏京(私は韓国人だと考えている)みたいに日本ツアーなんか知らないほうが、案外上手くいくんじゃないだろか。日本でそれほどでもなかった上原彩子がしぶとく頑張っているのも、高望みしない実力通りのゴルフに徹しているからだろう。周りも期待しないのが、逆に彼女には良かった。それにしても日本ツアーはいつまでたっても「ちょっとゴルフの上手なかわい子ちゃん」全盛である。これは観客が悪いのだが、ゴルフをやろうという子供たちもアスリートとしての自覚に乏しいと思う。もっとガンガン飛ばす選手が出てこなければ、日本ツアーの底上げは期待薄である。
ステップアップツアーには野澤真央という飛ばし屋の有望新人がいる。そろそろツアーにも出てくるようだから注目である。何しろ異次元の飛びだから楽しみである。とは言ってもアリヤ・ジュタヌガーンのように「ドライバーは必要ないから入れてない」セッティングで勝利してしまうレベルではないが、どんどんこういう選手が出てこないと日本ツアーも盛り上がらない。正味の話、いつまでも「匠の技」では世界に追いつけないと思う。
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