明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

今度の目標は90切り(1)180ヤードを楽に届かせるには?

2022-05-28 17:51:46 | 今日の話題

・・・と言う「お叱り」の声が聞こえてきそうで、お恥ずかしい。だが、この所の練習の出来具合を見ていると、随分「スイング」が良くなったな、という自覚がある。まだまだ安定して飛ばせるまではいってないが、このままスイングを練習していけば、十分「90を切れる」という確信めいたものが出てきたのだ。90を切るためには全体にボギーペースでホールをこなして行き、「たまに」パーを取り、その回数よりも「ダボを少なく」すれば「自動的に90は切れる」筈である。理論的にはその通りだ。要するに「基本ボギーペース」なら十分いける。

私のドライバーは距離が220ヤードと平均的な数字にはちょっと足りないが、「ほぼ曲がらない」ので、OBとか林やバンカーなどのトラブルにはならなくて、これなら90切りには問題ないと言える。まあ、アマチュアの殆どの人は「ドライバー」でスコアを落としているわけで、ドライバーさえ真っ直ぐ狙った所に飛んでくれるなら、「すぐにでも90は切れる」と言う人が大多数だと思う。勿論、グリーン周りでザックリやトップや、あるいはバンカー脱出で2つも3つも叩かない限りは、グリーン脇から大体「3回」では上がれるのだ。つまり「寄せワン」は不要である。これだけハードルが低くて90が切れないというのは変ではないか?。だから私の今度の目標は、「90を切る」に設定した。

90切りに「合わせたマネジメント」をしっかり守って、自分の技術で出来ることだけをやっていけば、十分90は切れる筈である。多分、皆さんもそうだと思っていられるだろう。私は、「満足」行くショットを打つにはもう少し「スイングの微調整」が必要だが、基本的なスイング理論については「一応、大体の理解は出来た」と感じている(実践はまだまだダメなのだが、理論は・・・という意味です)。そこでいよいよ次の段階に移るために、念願のアプローチの「基本的な技」を覚えて行こうかな、と考えている。基本的技術というが、それはとりも直さず「距離感と経験」である。ひたすら練習するだけの話だから、特に書くべきことは無い。

さて、ドライバーを打った後の2打目の第一目標は(パー4の場合)、グリーンに載せるかさもなければ「少なくとも寄せワンの狙える位置まで」飛ばすことだ。パー4で400ヤードというと「ちょっと長いなぁ」と感じるから、これを基準に練習すれば、それより短いホールでは「楽勝」になる計算である(あくまで、取らぬ狸の皮算用で あるが)。ドライバーが一応220ヤード飛んだとして、残りは180ヤード。ところが我々飛距離の出ないゴルファーには、この180ヤードを「楽に打てる」クラブがないのである。勿論、「3番か5番ウッド」を使えば届くのだが、これがそう「簡単には使えない」から問題なのだ。私の友人のSN氏は、この5番ウッドを自在に使いこなす「ウッド巧者」なのだが、これは普段から「使っている回数」が多いからだと私は思っている。いつも使っていれば、自然と「苦手意識」も無くなってくる道理だ。その彼ですら、こないだの取手桜ヶ丘で一緒に回った時には、スプーンはどうも「上手く打てない」とこぼしていた。それほど3番ウッドは難しいのだと思う。

だから私は練習場では、必ずスプーン(タイトリストの917F2・16.5度)を100球くらい打つことにしている。最近はちょくちょく「真っ芯に当たる」ようになってきたので、これから「距離の230ヤードくらいある練習場」に行って、実際の飛距離を測りながら練習する段階に来た(私の家からだと、新柏の「名戸が谷ゴルフ練習場」がちょうど良い)。スプーンかクリークで「180ヤード」が楽にカバー出来れば、90切りに「一歩近づいて」来たと言えると思う。ドライバーが220ヤード飛んでいれば、計算上はスプーンで200くらい飛んでも良さそうなものだが、これが案外「スプーンで飛距離を出す」のは難しいのである。ナイスショットする率が「低い」上に更に球が上がらず、結局は低いライナーが出るだけで「距離」が出ないのだ。とにかくスプーンは、芯に当てて「高さを出す」のが難しいクラブである。ただ、昨日練習に行った時は「芯に当たったショット」が10回に2回ほどあったので、これからさらに「アドレスとスイングの微調整」を行なっていけば、十分使えるクラブとして「有効な武器」になる、と感じている(青木瀬令奈プロほど使えれば言うことはないが、「夢見てるだけ」じゃあ、コースでは役に立たないよ!)。

そこで、昨日練習した時に「新たに気がついた点」をいくつか書き出して、皆様の鋭いご指摘を頂ければ幸いです。

1、何はともあれ、スイングは「肩」で振る
普通の健康な人は、どうしても「腕」を速く振って遠くに飛ばそうとする。だが幸いなことに(?)私は脳梗塞を患って右半身麻痺の後遺症が残ったため、見た目はまるっきり普通の人と変わらないが、未だに右腕が「左腕の半分くらいの力」しか出せないのだ。そのせいで私は新たに「力に頼らないスイング」を身につけようと、YouTube のレッスン動画などを必死に調べて「正しいスイング理論」を研究したのである。その結果、たどり着いたのが「ちゃごるTV」だった。チャーリー高沖先生のスイング理論は、私にとっては「バイブル」ともいえる宝物である。彼の動画を見ていく中で(ハンドファーストの作り方は勿論一番大事なポイントだが)「ハタと」心に刺さったのが、プロはアマチュアと比べて、腕より「肩の回転速度」が1.5から2倍くらい早い、という指摘だった。それまでに私は練習で、「腕を振らない」方法でハンドファーストに打つことを身に付けようとしていた。肩を高速で回転させると言うやり方は、この私の練習と「非常に上手くマッチ」していたのである。つまり、ダウンスイングでは左肩を地面に向かって高速で回し、インパクトからフォローにかけては今度は「右肩を地面に向かって」高速で回転させること。腕はインパクトで「当たり負けしない」ようにしっかり握っているはいるが、積極的には「振らない」で、肩の回転に「引っ張られて動く」だけと言う意識で、十分「距離」は確保できるようだ。距離を出そうとする場合は「肩の回転を速くする」だけなので、一層安定性が増す、というのも美味しい「おまけ」である。

2、トップから振り下ろすタイミングを遅らせる
 ダウンスイングの基本は、アウトに上げてインサイドから振り下ろすこと。トップからダウンスイングを始める「きっかけ」のタイミングで、左への重心移動と沈み込みが始まるから、自然と腕は「一瞬、より深く後方に引く」動作が生まれる。当然、ほんのちょっとトップの位置からは「シャロー」になるので、クラブは少しループするのが正しい動きだ。大事なことは、いつも同じ位置に落とすことである。この位置を色々試行錯誤しながら見つけていくのが、スイング微調整の作業である。この時、「振り下ろすタイミングを遅らせ」ることによって、スイングのスピードを上げることが出来て、なおかつ「ダフらず綺麗に」理想的なハンドファーストの形でインパクト出来ると考えている。実際この動作がうまくできた時には、球の方向性も良くて「腕の力が抜けた」綺麗なショットを打てる確率が非常に高い、という結果が出ている。とにかく良いショットを打とうと思ったら、クラブは「右側に残す」に徹するべきである。振り下ろすだけの体幹の強さがあれば、クラブと体の捻転差は「大きければ大きいほど」綺麗に球が飛んで行く。

3、左へ体重を掛けて、インパクトで更に頭を下げる
私はインパクトの時に「伸び上がる悪い癖」があるのだが、「意識的に頭を下げる」ことによって、体が伸び上がるのを抑えることが出来るようだ。体が突っ込む癖はだいぶなくなって来ているから、後はこの「伸び上がり」さえ無くなれば、ほぼ前傾姿勢の問題は解決しそうである。ただ、最初から最後まで頭をずっと同じ位置に保つよりは、少し高めの位置から「インパクト時に頭を下げる」方が、私は「やり易い」ように感じている。見た目にも力感があってカッコいいので、出来たら何とか会得して自分のものにしたい。それに、頭を下げることによってフェースの「インパクト位置」が下がるので、「芯で打つ」というスイングの大目標にとっても、効果は「テキメン」と言える。私は元々、ダフリとトップが多かった(というか、殆どのアマチュアのミスがこの2つである)。「ダフリ」はバックスイングのタイミングを遅らせることで解決するとして、「トップ」の方は単純にフェースを「もう2cmほど下げる」ことで、十分解決すると思っている。実際、芯を食った当たりが出た時は、上手いことフェースの位置を下げることが出来た時である。

4、救い打ちにならないように「ドンっ」と打ち付ける
以前、インパクトでクラブを地面に押し付けると書いたが、これは前項のフェースを下げることと「やや近い」効果がある。つまり、「フェースの芯」で球を捉えるということである。いくらアドレスからトップ・ダウンスイングまで、理論通り綺麗に下ろしてきても、インパクトでフェースが上を向いて「救い打ち」になってしまっては、スピードがあっても「弱々しいフラフラと上がった球」になってしまう。これでは、本当の「ハンドファースト」とは言えないのではないだろうか。上から下に抜けるダウンブローにクラブが降りてきてこそ、本当のハンドファーストになる。そこで練習場では少しオーバーな位に「ドンッ」とマットを叩いて、インパクトの感覚を「下向き」になるように体に覚えさせたい。

5、兎にも角にも、インパクトでは右肘を曲げて打つ
さて色々とスイングについて書いてきたが、出球を目標方向に合わせるというのに「一番効果があった」のは、この右腕を曲げてインパクトする、というやり方である。理屈は分からないが、右肘を曲げてインパクトすると「芯で捉えられる」ようだ。多分、手首に余裕が生まれて「力が少し抜け」るために、逆に「クラブコントロール」がうまくいくのかも知れない。右肘をちょっと曲げた状態で「インパクト出来れば」、必ずやナイスショットすること「疑いなし」である。そのためにまず、アドレスで「ちょっと右肘を曲げた状態」を作る。 そしてバックスイング中も右肘は伸ばさずに軽く曲げておいて、トップからダウンスイングに入る一瞬のタイミングの「間」に、肘を「内側に絞って」肘から振り下ろし、ダウン中も右脇腹にくっつけるようにしながら、インパクトまで角度を変えないように我慢する。ヘッドは肘が曲がっているから、本来何もしなければ「上に」上がったままなのだが、そこを「手首を回転させる」ことで、地面に向かってハンドファーストの形が出来る仕組みである。とにかく腕を振らずに「肩の回転」でスイングスピードを出し、インパクトでは当たり負けしないように踏ん張りながら「右肩を高速で目標方向に振り出す」ことで球を遠くに飛ばす。これが思った通りの弾道で目標方向に打つ「絶対の技術」である。少なくとも現時点の私のスイング理論では、日々の練習で「この右肘の使い方」を会得するのが、第一目標であると言っても過言ではない。と言っても、そんなに難しいわけではない。要はアドレスで「きちんと曲げて」構え、インパクトまで「伸ばさない」に尽きる。これを無意識でできるようにスイングイメージが出来たら、最高である。

以上。

勿論、これらを日々練習するとしても、「スイングを作る」ことが目標ではない。これからはスコアを「90切り」するのが目標なのだ。だからコースに余り出ない私としては、芝の感触と経験を積むことが出来ないという点で「不利」である。ゴルフでは何よりも「ライ」を見極めることが重要だと言われる。ラフの芝質や順目・逆目の違い、バンカーの砂の状態からグリーンの傾斜とスピード。そういった現場の経験が「圧倒的」に足りないのだ。当然、練習出来る内容は限られて来る。というわけで、今は50ヤード以内の距離を「2パット圏内=5mくらい」に付けられるよう、54度のウェッジでの距離感を磨いておきたい。もしグリーン脇から寄せるシチュエーションであれば、ピッチングでの「転がし」と58度での「ピッチショット」の二つのショットをみっちり練習して、あわよくば「寄せワン」の距離に付けられれば最高だ。今まではロングアイアンとウッドに練習時間を割いてきたが、これからは「100球くらい」は、ウェッジの練習に時間をかけてもいい、と考えている。そうすれば、計画では「秋まで」には、念願の「90切り」が達成できるのではないか。

こういう風に「夢がどんどん広がって来る間」は、認知症などの「老化現象」も多少「遅れる」のでは、と期待している。そう願って練習に励んでいる今日この頃です。


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