それはキーボードの中でも指紋センサーという特別な役割を兼ねている「スペースキー」のカバーが、何かの拍子にポロっと剥がれて落ちてしまったのだ。その上、キーとキートップの間にある「両面テープ」も接着力が無くなって、指紋センサーのケーブルだけで辛うじてつながっているという状態になっている。横から見るとスペースキーのキートップだけ垂直に立っていて、いつ本体から取れてしまってもおかしくないではないか。もしそうなったら、画面ロックの解除すら出来なくなり、万事休すである。「これはヤバすぎる!」とマジ焦った。
そこで慌ててビックカメラのパソコン修理センターに持っていったら、部品を「取り付け直す」方法については理解してくれたが、接着剤が置いてないとかなんとか言われて「体良く」断られた。このスマホはドコモだから、ドコモショップなら「やってくれるかも」と言われたが、結局は相手にしてもらえなかったみたいである。Blackberry 日本正規代理店の FOX なら直してくれるのだろうが、それじゃ余りにも「手間暇」かけ過ぎになる。だって、ただカバーが剥がれただけなんだから・・・。
取り合えずスマホでドコモショップを検索したら「西口にある」というので、テクテク歩いて行って見た。ヤフーの地図アプリでルート検索すると、どうもエクセルシオーネの角を入ったあたりにあるらしい。「すぐじゃん」と早速歩いて行くと近くには雑居ビルしかなく、郵便受けを見渡しても「ドコモショップ」は「ドコにモ」無かったのだ(ジョーダンはやめろ!)。ヤフーの地図も役立たずって話。
それで、近所のパソコン修理をやってるとこに行って聞い見ることにする。店主らしき人が新聞など読んでいて、全然やる気無さそうだったんだが「直りますか?」と聞いたら、当然のごとくあっさり「やってないんだよね」と断られた(マジかよ!)。まあ、パソコン修理と看板には出ていて、スマホ修理とは書いてないので引き下がるしかないのだが、私の考えだとアロンアルファか両面テープで「ちょこっと」くっ付ければ直る程度のものである。「そのくらい、やってくれてもいーじゃん!」と思ったが店主が嫌そうな感じだったので、諦めた。これはいよいよ、自分で直さなければいけないかな?
とにかく他を当たってみることにして、ヤフー地図で「スマホ修理 柏駅近辺」で検索したら3軒ほどヒットしたので、早速行ってみる。1軒目は東口のアーケード街にあったが、ここは若い店員に「扱ってません」と無碍に断られた。全く取り付く島もない。次はマルイの4階にあるスマホ修理専門店だが、ここは店員さんがもうちょっと考えているように思えたのだが、結局「ダメですねー」と断られた。「何だよ、ちょこっとくっつけるだけなのに!」と口から出そうだったが、無理矢理止めた。私は物分かりがいいのだ。多分、やってもいいけど「お金にならない」ということだろう。その程度の壊れ方ってことみたい。でも、あと少しで「スマホが使えなくなる」程の重症なんだけどなぁ・・・。
都合2時間程かけて探し回ったが、結局は自分でやるしか無いってことのようだな、って腹を決めた。私は高島屋の専門館8階つまり「東急ハンズ」に行って、両面テープと接着剤のコーナーに行く。接着剤はくっつけたあと万が一やり直すことになっても、「接着剤を取り除く」事が難しいので、考えた挙句に採用却下とした。両面テープはいつでも「剥がせば」元に戻るので安全だが、どうしても「厚み」が出てしまう。まあそこは我慢するとして、一番「薄い」テープを買うことにした。値段は356円である。たった一回しか使わないのに高いような気もしたが、まあしょうがない。
とっとと家に帰って、愛用の Blackberry を修理する(ってか、ターダ貼っ付けるだけなんだけどね)。あれこれ1時間ほど格闘したあげく、ようやくスペースキーを接着して元通りにくっつけた(脳梗塞を発症して以来、細かい作業はできなくなっているのだ)。外観はお世辞にも美しいとは言えないが、機能的には「充分回復した」と言えるのじゃないだろうか。当座はこれで、見た目さえ気にしなければ充分だが、いずれは「ダメになる」のが機械物の運命である。この Blackberry は使い始めてかれこれ5年。真っ先に電池がダメになると思っていたが、物理キーボード付きスマホの宿命なのかどうか、一番の「可動部分」であるキーボードがやられてしまったのは、当然といえば当然である。
いよいよこれで「次」のスマホを探さなきゃならなくなった。この Blackberry には色々なサイトの「パスワード」が入っているので、「使えなくなる」とどうしようもない。しかもそのアプリを開くには、今回壊れた「スペースキーの指紋認証」が必要なのである(ご丁寧に、である)。とにかく、全部のパスワードを一回「紙に書き出す」のが絶対必要だ、と再認識した。それと今まで Blackberry に任せっきりにしてた「日本語文章入力」というものを、一般のスマホでもストレスなく「入力出来る」ようにする必要が生まれたのである。Blackberry は使える間は使い続けるとしても、Blackberry 社もライセンスを買って作ってくれていた TCL も、もう「作らない」とハッキリ言ってるだけに、この先同じような「完成度の高い物理キーボード」付きスマホが出てくるとは、なかなか思えないのだ。残念だが、スマホでは「フリップ入力」を覚えることにして、これを機に物理キーボードとは「さよなら」することとした。
それで一応、試しに古いアップルのスマホを引っ張り出して「フリップ入力」をやってみた。最初は当然ながらキーボード入力の方が「圧倒的に気持ち良い」。画面を触って入力する方式のフリップ入力は、慣れるまで「非常に不安定」なのである。まだ左・上・右という「かな配置」が完全に頭に入ってないのはしょうがないとして、ほんのちょっと触っただけで入力されてしまう、タッチの「厳密さ」が煩わしい。物理キーボードだと表面を触っても「押し込まなければ」何も起きないが、画面入力だと「その曖昧さ」が許されないのだ。だから余計な神経を使うので「気持ちよく入力出来ない」のである。その代わりと言っては何だが iphone で採用されている日本語変換は、「間違って入力」してもある程度予想した上で、大体の候補を表示してくれるようだ。
それはそれで便利なのだが、やはりキチンと入力したい性分の私にとっては「馴染みにくい」入力方法である(面倒臭い性格だよね)。まあ、やり方はしばらく練習してれば慣れるとして、どちらが「文章を書く人にとって」気持ちの上で納得いく入力方法かと問えば、やはり「物理キーボード入力」の方が、私は好きである。だって、「ブラインドタッチ」って画面入力じゃ、できないんじゃ無かったっけ?。それに、考えてみればスマホでブログを書いているというのは「ある意味、ダラっとした姿勢」で入力をしているわけで、机に座ってパソコンを使う時の「背筋の伸びた姿勢」と比べれば、体にも精神にも悪いのは間違いない。それに、「スマホ首」にもなりそうである。
私はようやく姿勢の悪いスマホ入力は「急場しのぎ」という使い方に限定し、ブログの大部分を「家のパソコン」で書くことにした。ちょっとしたアイディアは、スマホで簡単にメモっておき、後から家で、しっかりと姿勢を正してから「入力と送信」をすることにしたのである。やっと物理キーボードの「呪縛」から解放された私は、つまりは「元のパソコン入力」に戻りつつある(やっぱ、これが一番いいよね)。もし日本語が、英語みたいに「変換なし」で入力出来る言語だったらこういった問題は起きないのだが・・・。
ところで最近の女子の名前、一発で変換してくれることって「殆ど皆無」なんだけど、どうにかしてくんないかなぁ。女子プロゴルファーの記事書くのに「エラい大変」なんだけど、何とかしてくれぇー。
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