明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

スイング理論の実践的研究(18)新井淳の基本動作を実践練習!

2021-10-19 19:54:05 | 今日の話題

フェアウェイウッドと5番・8番アイアン、それと50度のウェッジを持って練習場に向かう。今日は新井淳のスイング理論を、徹底的に自分の身体に教え込むための基礎的練習に取り組むことにした。綺麗な球筋とか迫力ある弾道とか、まあ夢のような「言わばプロ達が、試合前にドライビングレンジでやっているような」美しい練習風景をイメージしたら、とんでも無いバチ当たりになっちゃうような泥臭い練習である。しかし、何と言われようとも今の私のレベルには最適の練習方法と信じて、ひたすら「身体を回転させるインパクト」だけに特化して250球打ち続ける決意で練習に臨んだ。

次に挙げるのはそんな練習の中で発見した、ちょっとした「気付き」である。

1、インパクトで右手首を返さない
最初、手首を返さないと言うと、インパクトのイメージが「回転力でブーンと動いて当たる」時のように、惰性でぶつかるだけだった。これではスイングのスピードが上がらなければ、飛距離も上がらない理屈である。結果はどうしても当たりが弱く、球も飛ばなかった。ただ右手の角度を変えないで固定するだけでは、球は飛んでいかないのである。それを何とか「飛ばすスイング」に変える秘訣が、「右手首を伸ばす途中」でインパクトすることだ。つまり昔から言われている「右手のタメ」が重要である。但し、タメはダウンスイングの途中で自然に起こる現象だから、むしろ当たる瞬間に「ガツンと当てて、押し込む力」の方がよっぽど大事だと私は考える。手首が伸びてしまっては、それ以上「曲げる」ことは出来ないのだ。だから強いインパクトを作るには、「インパクトの形から、手首だけで遠くに飛ばす」練習が良い。最初はダウンスイングでクラブスピードを上げた後、手首を返すことで方向を作る「リストターン」式のスイングから抜けられなかったが、ウェッジを使ったインパクト練習で「段々とインパクトのイメージ」が分かってきたように思う。プロのスイングで手首が返ったようにように見えるのは、インパクトで「ギューッ」と力を入れてボールを跳ね飛ばしているから、反動で自然と返ってしまうのだと解釈したい。

インパクトは「当たってから飛ばす」だ。

2、テークバックで方向性を良くする
結局インサイドから振り下ろせるかどうかが「方向性のカギ」だと思う。テークバックから捻転が浅くて、トップで左肩が十分に右目の下まで回ってないと、ダウンスイングではもう左を向いてしまう。ダウンスイングの初期に下半身が「緩やかに」回転を始めた時、上体がまだ捻転をキープしていることが大事だと思う。これが理想的なスイングのスタートの「第一チェックポイント」だと考えている。どんな練習をするにしても、必ずこのバックスイングの位置は正確に保持するこtから始めるようにしたい。

バックスイングは全てのショットの基本動作だ。

3、正しい軌道はインパクトを厚くする
基本は余り横に寝かさないで、縦に上げて「上から叩く」と当たりが厚くなると思う(これは練習時の経験による)。但し上から下ろすことに注意が向いていて、クラブがアウトサイドから下りてくるのではカット打ちになってしまい、もしくはチーピンや引掛けが出てしまう。クラブはあくまでインサイドから下ろさねばならない。そのためには、上体の捻転をしっかりと入れておき、ダウンスイングで下半身と同時に上体が回ってしまわないように我慢することが大事である。その上で、クラブの軌道を色々試してインパクトの感じを掴むといいと思う。クラブがトップに上がるまでは垂直方向に近く上げて、ダウンに移る時に「コテッと倒し」てクラブをシャットにする。この方法は「スイングスピードを上げる」のに非常に有効だと思った。これは「ちゃごるTV」でチャーリー高沖プロが推奨している方法である。つまり上体の捻転をキープする、一種の「タイミングを取る」方法としても理に適っていると思った。キャメロン・チャンプなど極端なシャフト・クロスのスイングでも、ダウンスイングでは正しい軌道で下りてくるのはこのためだと思っている。自分にとっての正しい軌道はクラブによって違うことも考えられるし、ボールのライでも違うとも言える。これを覚えるのは、経験値が相当に影響しているんじゃないかと思っている。

軌道は、ある程度の幅に収まっていればOKだ。

4、インパクトの感覚はウェッジで覚えるのが一番である
まだインパクト位置が身体の正面過ぎると思っていて、もっと腰を回して「腰の回転でクラブを振る」感覚を覚える必要があると思った。そのために7番アイアンなどでフルスイングするよりも、逆に短いウェッジなどで「ゆっくり」動かす練習の方が感覚をしっかり感じ取れるので、有効ではないかと思う。テークバックからトップで「コテッ」とシャフトを倒してクラブフェースをシャットにし、同時に下半身をゆっくり回してダウンスイングに入り、我慢していた上体を軌道に注意しながら下ろしてきて、シャフトをタメてから「インパクトで一旦、力を入れたまま止めて」打つ姿勢の感覚を頭にインプットしてから、「エイヤッ」とボールを飛ばす練習を繰り返す。これを、始めの方と終わりの方の「20球ずつ」練習する。勿論、打ち放題で行うのが基本である(私の行きつけのゴルフ練習場は、いつでも打ち放題OKだ!)。

インパクトはウェッジで覚える。

5、回転を止めないインパクトが飛距離を生む
最初は8番アイアンで100ヤードしか飛ばなかった。徐々に飛距離は上がっていったが結局最終的に120ヤード弱しか飛ばず、全盛期の飛距離135ヤードには届かなかった。インパクトで回転が止まり、「手首の押す力」も弱かったので、シャフトのスピードだけで飛距離を生むのは難しい。インパクトまでにタメたシャフトを急角度のまま下ろしてきて、直前に瞬間的に目標方向に手首を伸ばす時「途中でボールに衝突することで」負荷がかかり、さらにその負荷を「跳ね返すように押し込む」ことで、思ったような飛距離が生まれる。その飛距離を「アシスト」するのが、シャフトを引っ張り続ける「左腕の引き」だと思う。さらに言えば、その引きを「アシスト」する役目が「腰の回転」である。クラブフェースが球にぶつかる瞬間に腰を回転させ、左腕を「引っ張って」球を一段階更に押し込む「二重のアシスト」をする、というのが私の考える「理想のインパクト」である。

飛ばすには、左腕で引っ張りながら右手首で叩くこと。

以上。

とまあ、こんな感じで1回目の練習を終えた。飛距離よりも「インパクトが厚く、つかまった感覚」がおぼろげながら得られたのが大きい。そして次の段階としては、さらに飛ばすには「体の回転力を速くする」ことが重要だと思った。もう私は71歳だから、身体の回転力など「考えちゃダメ!」とか言われそうだが、やってみたら結構動いたので希望が持てたと思う。やった後にはあちこち筋肉痛になったが、それも最近の運動不足からすると「良いことじゃない?」と言えるレベルだ。流石に連日練習するのは控えることにしたが、明後日はもう一段階レベルを上げて挑戦したい。いくつまで出来るか分からないけど、私の体力が続く限り、この練習は続けていきたいと思う。

これは理想のインパクトを追求する「私のゴルフ道」の長い旅路である(ちょっとカッコつけた)。


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