明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

女子ゴルフのアースモンダミンカップを見て、全米オープンとのコースセッティングの差に愕然とする

2016-06-26 22:05:41 | スポーツ・ゴルフ
女子ゴルフも四日間競技が大分増えた。アースモンダミンは国内最高賞金の大会だし、さぞかしセッティングも厳しいだろうと思ったら、1日目が雨の影響からかグリーンがピタピタ止まって拍子抜けした。全米オープンはアメリカツアー屈指の難コースだから比較するのもおこがましいが、スキーのワールドカップの大回転競技が開催されるコースでタイムを争うのと近所の初心者向きスキー場で遊びで滑るのとの違い、ぐらいに違うのである。

何しろ世界No. 1・No. 2の選手が乗せるのに苦労する超高速かつアンジュレーションありありのグリーンに深いラフ、パー5は680ヤードという「アンダー出せるもんなら出してみろ」的な、選手がマジ可哀想になるほど難しいコースである。良くやった宮里でさえ「2打目が入るイーグルが2回」のラッキーで、トータル7オーバー。それでも23位というから、後の日本人選手は推して知るべし。たまには優勝争いに絡んで欲しいけど、実力がはっきり言って無いからしょうがない。

そこまでの難しさを女子ゴルフに求めてもいけないだろうけど、それにしても「易しすぎる」のは選手を育てる上でもマイナスだと思うのだがどうだろう。案の定というかやっぱりというか、1位2位は韓国勢。イ・ボミは別格だからしょうがないにしても、日本人で追いかける選手がなかなか出てこないのは練習量だけの問題では無いと思う。イ・ボミはスイングする時に「マン振り」していない、全部コントロール・ショットである。もちろんプロだから他の選手もそうなのだが、それでもスイングの動作が大きい選手が殆どだ。勢いをつけているのとは違うと思うが、正確さは落ちてくる。タイのチュティチャイが勝った時、プレーオフのティーショットがメチャクチャ飛んでいるのにびっくりした。本気出せば飛ばせるんだという事は、いつもは8割でコントロールしてるって事。差がつくわけだ。

韓国のペ・ヒギョンはサングラスを掛けっぱなしで顔がわからないが、ゴルフが強ければ良いのであるから顔なんかどうでも良いといえば当然そうなんだが、テレビでずっと映すほどではない(顔はどうでも良いと言ったじゃないか)。体型は柔道家かプロレスラーか、何れにしても筋肉質のアスリート・タイプであるように見える。しかしそれにしては余り飛ばないので、スイングスピードの割にインパクトが下手なのかも知れない。或いは体の割に体幹が強くないのか、そうだとすると単なるデブという事もある。何れにしても見たくない選手である。私としたことが、久し振りにイ・ボミを応援してしまった。

上位にやっと食い込んだ鈴木愛を除くと、後は全部お約束の海外勢。菊地絵理香が今回もベストテンは「偉い!」と褒めてあげたい。堀琴音は実力から言って出来過ぎである。どうにかして爆発的な力量のスター候補が出てこないだろうか。渡邉彩香はピョンと跳ねるのと体重が大きく前に移動してしまうので、ドシっとした横綱相撲の雰囲気が無いのが良くない。しかも顔つきが何となく不安そうな、口の締まりのないスター性が薄い選手である。やはり凄い選手は目つきが違う。キリッとした澄んだ瞳でグリーンを狙って欲しいと思うのは、私だけではないであろう。

こうなったら若手だ、若手!もう誰かいないのか?
悲しいかな、The anser is blowin' in the wind である。

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