明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

日韓問題を斬る!

2019-08-29 21:51:34 | ニュース
事あるごとに歴史認識の誤りを正せと韓国人は言うが、もし現在の日韓問題が彼等の主張通りに「歴史認識の誤りが原因である」ならば、では真の歴史認識とは何なのか。韓国人は日本人にも理解できる明快な説明をしようとしていないように見えるが(そもそも彼らにも出来ないと言う人もいるが、今は突っ込まないことにする)、私が彼等に成り代わって例によってポイントに分けて順々と説明する、としよう。

1,歴史認識とは、第一義的には「旧日本帝国が朝鮮を植民地にしたこと」である。
勿論この日韓併合に至った経緯については、両国の歴史学者・法学者・その他諸々の有識者により各種各様の意見が出されていることは私も知っている。例えば日韓併合は侵略戦争などの武力によってではなく、日清戦争で勝利した日本が清国の李氏朝鮮属国支配から勧告を開放し、独立した両国が条約によって日本の一部になった、とするものなどである。これは「歴史の表面においては、事実である」とも言える。が、韓国人は李氏朝鮮の長年の軛を脱して「日本帝国に併合されることを自ら選んだ」などと言うことを、認めたくはないのであろう。私も歴史的な経緯が「どうたらこうたら」という不毛な議論をする気はない。結論は、日本が朝鮮を植民地にして「日本国内の経済的閉塞感・行き詰まりを打開しようとした」と言うこと、である。表面上どのような経緯があろうとも、このことが歴史上の裏の事実であることに変わりはない。だから当時の世界の列強が競ってアジアの弱小国家をターゲットにして植民地を拡大していたことを引き合いにして、何も日本だけが悪いのではなく明も清も同様だ、などと罪のなすり合いをしようとは思っていない。韓国が中国の支配から「日本の力を借りて脱し」て日韓併合を受け入れたとしても、それを恩着せがましく言うことは許されないであろう。だから李氏朝鮮からの最終的な朝鮮民族の自由と独立という「国内問題」は、太平洋戦争の日本の敗北によって初めて達成されたのだ、というのは一面的には正しいと言える(これも百説乱麻であるが)。なにはともあれ、日本が韓国民族に「悪いことをした」のは事実である。勿論当時は今のように他国を侵略したり属国化したり傀儡政権を建てて隠然支配したりと、英米仏を先頭にして、先進国の「後進国収奪」が世界中で行われていた。アメリカにしたってイギリスの植民地的支配から脱したのは1877年の事である。さらに言い訳をするならば、アジア民族として初めて日露戦争で列強を打倒・粉砕した小国日本は、アジア中の植民地(インド・中国を初めとする全てのアジア国家)を列強支配から開放する「唯一の希望の星」だったのである!(インドも認めている)。だが、自慢するのはやめておこう。とにかく日韓併合による韓国の植民地化は、旧日本帝国の大いなる罪だったのである。

2、慰安婦も徴用工問題も、元はと言えば植民地政策に「付随して起きた」犯罪である。
何がいけなかったかと言うと「植民地政策」が悪かったのだ。韓国以外の日本占領政策は台湾にしてもフィリピンにしてもその他の南洋諸島にしても、概ね韓国ほどには「反日」の意識は薄い。それは占領した関東軍の上層部が「頭のおかしい連中の集まり」だった事も原因の1つであるし、また朝鮮が「まさに日本の一部」だったから起きたと言っても過言ではない。旧日本軍は「内地と同様に、朝鮮でも天皇陛下の赤子たれ」と民衆に強要した。言葉も日本語を使わせて、何から何まで内地と同じ様に扱ったのだ。当然、日本人と同じ様に「朝鮮人も出世した」のである。同じ朝鮮民族と言っても色々な人がいた事は、歴史をちょっと齧ってみれば分かる事である。従軍慰安婦も強制的に連行されていやいや働かされた女性もいれば、お国のためにと言って進んで働いて結構な給料を貰っていた日本の女性も「同じ様に」いただろうと想像する(韓国人はそうは思わないらしいが)。だから慰安婦を「性奴隷」などと、まるで地獄に突き落とされた被害者にまつりあげるのは「歴史認識が間違っている」のである。徴用工だって日本人と差別して「朝鮮人だから非人間的劣悪労働」をさせられた、という事実は余りない。何故なら朝鮮人は旧日本帝国にとって「同胞」だったのである(これ、分かるかなぁ)。そして昭和20年8月15日の日本のボツダム宣言の受諾(つまり敗戦)によって、当然のように植民地も開放された(抗日闘争によってでは無い)。韓国は抗日闘争の「英雄的行動」を民族の誇りのように国民に植え付けるのに躍起だが、植民地支配に抵抗して独立を勝ち取るチャンスは「李氏朝鮮500年の間にいくらでもあった」のである。まあ、細かい所はこの際そっとしておこう。だが、戦後のアメリカとソ連の冷戦対立により、ソ連共産主義が資本主義と拮抗している国は、ドイツやベトナムと同様に「南北に分割」され、現在の北朝鮮と韓国が出来上がったのである。だから明・清の頃からずっと今日まで他国の支配を受け続け、ようやく独立したかと思ったら南北に引き裂かれていまも冷戦構造の最前線のままである、ということに韓国の真の悲劇がある。ドイツもベトナムも民族合一を成し遂げた。世界の国の中で今や「韓国だけ」が、アメリカと中国・ロシアの対立の「代理戦争」として国を引き裂かれた犠牲者のままなのだ。だが、だからといって何でもかんでも日本のせいにするのは間違っている。北朝鮮がアメリカと平和条約を結び、そして韓国と合体して「朝鮮か韓国」か分からないが一つの国になるための長い戦いは、日本とは無関係な「朝鮮民族の問題」である。話を現在に戻せば、日本は昔の日本ではないし、植民地支配を正しいと言う人も今は皆無だろう。民族的蔑視は個々人の考え方にはあったとは思うが、国家的には「朝鮮を一段下の民族」と見ていたということは、なかったと思う。日本は朝鮮を併合し日本に組み入れることで、旧日本帝国を英国連邦のような「国力も経済力も武力も列強並み」に強大にするのが目的だったのだ。そしてその目的の背後には、「現人神天皇の元での神国日本」が世界に伍する強国になる、という理想の国民的合意があった。天皇制は昔も今も日本人の血肉として体の中に染み込んでいるのである。だが日本民族の理想とは異なり、当然だが「他の民族もそれぞれ」己の幸せのために生きる権利がある。だから太平洋戦争で日本が裁かれるべきは(仮に戦争に勝っていたとしても)「武力で他民族を、天皇制という自国の神国思想に奉仕させた」ことに他ならない。当時、植民地主義は他の列強でも普通に行われていた、言わば国家外交の常識である。だが日本と欧米列強の違いは、「日本独自の天皇制思想を押し付けた」ことにあったのではないだろうか。慰安婦にしても徴用工にしても、その他諸々の罪は「旧日本帝国の大罪」に含まれた罪の一つに過ぎないのである。

3、そして日本は敗れ、植民地は開放された
日韓併合が解体され、両国が「戦後賠償を日韓請求権協定で全面的・包括的・不可逆的に解決」した。結果、旧日本帝国の「国家としての罪」は一応国際法上「償われた」のである。元々旧日本帝国の大罪を「まとめて賠償」したのだから、付随する慰安婦問題や徴用工問題も勿論、解決済みである。日本が国際法に照らして韓国の請求権は終了している、と主張するのは正しいし、世界も認める「事実」である。慰安婦問題や徴用工問題について「個人請求権は含まれていない」という韓国の主張は、どう考えてみても認められないだろう。これをゴリ押しする韓国は「約束を守らない無法国家」と言われてもしょうがない。とっくに戦争は解決したのだ。

4、だが、「道義的に」日本が被害者個別に対応するのはまた別の話である。
日本人でも罪を償って刑務所から出てきた元犯罪者に対して、「そんなことで許されると思うなよ」と叫ぶ被害者家族の気持ちは理解できないこともない。だが法治国家に生きる者であれば、煮えくり返った元犯罪者への怒りの矛先を収めて、何事もなかったかのように表面上は社会生活を営んでゆくのが「約束事」である。例え、元犯罪者の顔を見る度に「犯罪の忌まわしい記憶」が蘇るとしても、その記憶を封印し「じっと耐え続けなければならない」のが法治国家に生きる者の宿命ではないだろうか。だから日本人の私が言うのもなんだが、韓国よ「耐えることも与えられた試練」なのだ、と言いたい。勿論、我々日本人も「忌まわしい過去を思い出させるようなこと」は極力しないよう、厳に慎むことは当然である。竹島が韓国領だというなら「あんなもん」くれてやればいいし、旭日旗がダメだと言うなら「海軍は新しい旗」にすればいい。極端に言えば「日本が気に入らない」にであれば、「他の名前」にするのもいいだろう。日本も悪かったのだから、少しは歩み寄る必要がある。しかし、太平洋戦争の記憶も今や100年前の遠い過去になってしまった。当時のことを知る人も、もう数えるばかりである。私自身は天皇制を「そろそろ変える頃」だと思ってはいるのだが、これは日本人にとって「もはや宗教である」から、天皇制廃止は「ちょっとやそっとで手を出せる問題」ではない。それに、昭和天皇も鬼籍に入られ平成天皇も上皇になられて、「令和天皇の世」になった今となっては、「旧日本帝国の植民地主義云々」と声高に主張することに「どれほどの意義」があるというのであろうか。昔のことを全然知らないし「気にも掛けていない」若い人が、どんどん増えているという。新しい時代に合わせて「暗い過去のこと」は綺麗サッパリ水に流し、これからの両国の発展を「いかに作り上げるか」に知恵を絞ったほうがマシではないか、と私は考えるのである。それとも「天皇を頂点に戴いた旧日本帝国の神国思想」を絶対に許さない、と鼻息荒く息巻くのであろうか。思想信条の表現は自由である。だが「〇〇をやめろ!」と言うのは、自分の国のことであっても難しい。況や他国の事においては、尚更である。もしそれが出来ると言うのであれば(あくまで、もしもだが)、今の韓国の歴史認識を改めることのほうが「よっぽど簡単」ではないかと思うがどうだろう(大ブーイングを予測)。どちらにしても、折角日本が合意して提供した慰安婦合意10億円を拒否して突っ返した反日分子のアホは、日韓協調の流れを自らブチ壊した「イカレポンチ」である。

5、北朝鮮との統合は「反日なんかより何億倍も難しい」
いつまで経っても反日に明け暮れる文在寅(ムン・ジェイン)大統領一派の姑息なやり口に業を煮やした安倍政権が、ついに膺懲反韓の鉄槌を与えたら「もう右往左往」して、キャンキャン吠えまくった挙げ句アメリカに泣きつく「情けない体たらく」では、とても金正日の北朝鮮と合体交渉するなんてこたーぁ「100年早い!」ってもんである。上手く行ったドイツの例をとってもGDPが3分の1の東ドイツに対し、北朝鮮の場合は400分の1だって言うじゃあないの。しかも東ドイツの場合と違って、金正日独裁体制が強固に機能しているのだから困難は極まりない。ある意味北朝鮮は「戦前の軍部独裁体制の日本」が尻尾を巻いて逃げ出す「ガチの共産主義恐怖国家」なのだ。北朝鮮の国民の半数は「金正日に洗脳され」ているだろうし、金正日のお蔭で甘い汁を吸っている軍部のお偉方や一般軍人は「普通のサラリーマンになるくらいなら、戦って死んだほうがマシ」と思っているだろう。そうでなくても合体すれば「自由である事の幸せに目覚めた北朝鮮の民衆」が何をするかと考えるだけで、決死の抵抗をする事必定に違いない。結局は金正日を倒すか、または「金正日を韓国の大統領にして北朝鮮に併合される」か、究極の2者択一である。どちらにしても「韓国民は決死の覚悟」で対決しなくてはならないと言える。老い先短い私が老婆心ながら忠告するならば、文在寅大統領の夢想的ファンタジーに付き合って「宇宙的に困難な南北融和路線」を突っ走っていると、いつか「どえらい痛い目を見る」ことになるのである。その時「反日デモや不買運動で盛り上がっていた時代が懐かしい」なんて、悔悟の涙に袖を濡らしても「時既に遅し」なのだ。

結論:韓国は結論の出ている過去の犯罪を1つ1つほじくり返して「いつ迄も日本懲罰に拘る」愚策デモをもう止めて、日本の罪をすべて許したうえで(これが肝心!)、「新しい相互関係に向けてしっかり手をつないで歩む」ことにしようでは無いか。それが韓国人を大人として世界に認めさせる唯一の方法であり、「日本を超える唯一の方法」でもあるのだ(名言!)。それが出来ないのなら、その昔めっちゃ惚れていた女に「あーだこーだ自分の正当性を主張した挙句」別れ際に言われた決めゼリフ(私も思い出したく無いのだが)、その言葉をそっくり使わして貰って最後通牒を突きつけようと思う。曰く

「じゃ、好きにすれば?」

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