朝ゆっくり起きて血圧を計り123ー72と「まあまあ」だったので一安心。このところ血圧が不安定だったので再発しやしないかとビクビクだったのだが、何とか大丈夫みたいである。蒸しサラダ豆とポテトサラダを食べ、ヨーグルトで高血圧の薬などを5粒を飲む。この時点でちょっと血圧をクリアできた気の緩みからか、録画しておいた「ニュー・トリックス〜退職デカの事件簿(シーズン4の8)」を見る。だいぶ前に録画しておいたのだが、人情味溢れる刑事ドラマでなおかつ英国ミステリーの伝統も踏まえた、しっかりした良い番組である。1時間程楽しんでからトイレを済ませ(一日一回必ずお通じがある、というのがリハビリ後の健康のバロメーターでもあるのだ)、シャワーを浴びて身体をスッキリ清潔にした。因みに風呂とかシャワーというのは何となく面倒くさいのであるが、ネットで誰かが言っていた「風呂にはいって後悔したことは一度も無い」、という名言を自分に言い聞かせて、何とか加齢臭まみれの身体にならないよう清潔を保ったのである。それからTシャツとハーフパンツに着替えて、お気に入りの完全ワイヤレス・イヤホンを耳に突っ込み、ベルディのオペラを聞きながら東口の「メガロス柏」に向かった。
このところリハビリの成果もあって、そこそこ身体も動くようになってきた。そこでもう一歩「動くだけではなく、強い筋肉」を手に入れようと、スポーツジムに入会しようというのである。家の近くにセントラルスポーツという施設があるのだが、ここのゴルフ練習場はただの打ちっぱなしと同じような狭いスペースに5つくらいの打席が並んでいるだけの、少々期待はずれの設備である。ジムもそれなりの器具はあるのだが、余り種類がなく「ランニングと腹筋と上腕・胸筋の強化」といった定番モノばかりで、トレーナーか先生が付きっきりで鍛えてくれるイメージとは大分違うなぁと感じて、スルーすることにした。ネットで調べるとメガロス柏では併設されているゴルフスクールに「動画解析」を取り入れたレッスンがあるらしいので、これは理想じゃないか、と思って早速行ってみたという訳である。
二階の受付に行ってゴルフスクールの入会パンフレットを貰い、しばらく見ていたら女性の案内役が来てレッスン風景を見せてくれると言うので、彼女に付いて3階のスクールを見に行った。場所はセントラルスポーツと余り変らない大きさで、打席も5つくらいの打ちっ放し練習場である。先生風の男性が一人居て、生徒3人程に何やら声を掛けながらひたすら打たせるレッスン風景で、これじゃ「何処にでもある打ちっ放し専属の先生達」と何ら変わりがないではないか、と内心憎まれ口を叩いていた。ゴルフの練習というのは「先生次第でどうにでもなる」代物だから、先生が良くないとお金を出したのに「余計悪くなって」ダメになる、ということが非常に多い。だから私は「スイング解析機」を使って自分が納得した上でレッスンを受けようと、あちこち調べた上てメガロスに来たのである。その肝心の動画解析というのが「iPad撮影による動画だ」というのだから余りに酷いではないか。
ガッカリしてそのまま帰ろうかとも思ったが、月額10500円で4回のレッスンが受けられるのだから、それを打ちっ放しの練習と思って自分なりの考えで50分打ちまくり、フィットネスのフロアで筋力強化とテレビを見ながらのランニングなどを「無料」で使える会員特典を貰えると考えれば、「まあいいかな」と思い直したのである。で、レッスンは期待しないで汗を流す程度にし、ジム器具を使って集中的にトレーニングする使い方も「アリ」だなと方針変更し、ゴルフ会員に申し込むことにした。受付の女性に「入ります」と告げると、椅子に座らされて申し込み手続きをするという。別の担当者が来て分厚い書類のバインダーを開き説明を始めたのだが、何やかやとシチ面倒くさい説明が延々と続き、まずスクールの開始が7月以降になってしまうと聞かされた。ゴルフスクールといっても個別指導だから他の生徒と足並みをそろえる必要は全然ない筈なのだが、1ヶ月の間に4回レッスンを消化しないといけない決まりがあるそうなので、6月は難しくて7月になるという。まあ決まりだから仕方ないだろう。
で、仕方がないから「仰る通りにします」と言ったら、次に担当者はバインダーをめくって「規約の説明」をしだした。そして持ち出した3枚の紙にびっしりと細かい字でかいてある「規約」を全部読めと言ってきたのである、「冗談じゃない!」ぞ。こんなゴルフスクール程度で会員規約がどうだこうだと言うんなら、もうこの際「スクールに入る」のは諦めるしか無いなと、燃え上がっていたヤル気もすっかり冷え込んでしまった。おまけに「会費はキャッシュカードでの銀行口座引き落とし」しかやってない、というのだ、「なんでやねん!」。色々と個人情報がうるさくなってきた昨今である。スポーツジムみたいな「ろくでも無い企業」に口座引落し契約などしようもんなら、先々どんな面倒なトラブルに巻き込まれるやも知れないわけで、メガロスがどんだけ大きいか知らないが、その場で席を立って「止めます」と出てきてしまった。私は公共料金の支払い以外では、銀行口座引き落としは開設していないのである。
そんなこんなでメガロスを出て家路についたが「とても気分が悪く」なってしまったので、ここは気持ちを変えようと思いビックカメラの7階でゴルフショップを覗いてみた。タイトリストの白のバイザーが結構カッコも良くて気に入ってどうしようかと迷ったのだが、結局買わずに3階の酒売り場で「日本酒」を品定めする。菊水の「ふなぐち」とか長野の地酒とか景虎の「名水仕込み」とかあれこれ見て回って遊んでいると、中ほどの棚に「限定一回火入れ無濾過原酒 純米吟醸久慈の山」というラベルが目に止まって釘付けになった。まず無濾過という文字に惹かれたのだが、酒蔵は慶長八年創業という恐ろしく古い「根本酒造」という茨城の老舗である。うーん、これは水戸生まれの私としては「買わずにはいられない」、ってんで早速購入、買い物袋に入れてぶらぶら歩いてるうちに「すっかりメガロスの件は頭から消えて」いた。簡単なものである。そこで気分もいいことだし、冷たいコーヒーでも飲もうと思って、いつもなら西口に降りベッカーズに入るのだが久しぶりに今日は「ドトール」に入ることにした。
店は高島屋の先の1階で、細長い店内は窓際のカウンター席と中程のテーブル席、それに向かい合わせの仕切板がついた席が20席程ある。以前には入ったことがあったのだが、どうもごちゃごちゃしていて落ち着きが悪く、店も何となく狭く感じたし、喫煙席が半分以上もあって、我々タバコを吸わない人間には居心地が悪かった。それにトイレに行くときは、この喫煙エリアを通らないと行けないので、お客にも店員にも「優しくない」店という印象である。それで段々と行かなくなり、3、4回行ってからはずっと手前のベッカーズばっかり行っていた。ベッカーズもやはりトイレは喫煙ルームの先にあるのだが、ドトールより相当大きく広々としていて開放感がある。それに2階は店員がいないので、気兼ねなく長居が出来るのが気に入っている。それがたまたま今日「ふらりと」と寄ったら、新しくリニューアルされて見違えるように快適な喫茶店と「変貌」を遂げていたという訳である。そこの奥の方のトイレに行く突き当たりの「ガラス張りの喫煙ルーム」の前のカウンター席が、私のお気に入りである。人の話し声もそれ程気にならず、じっくり本が読めて他人の視線もシャットアウト出来る、極上の空間がドトールに出来たわけだ。ただちょっと冷房が効き過ぎるので、一枚薄手の上に着る物があった方が良い。
今日は持っていた文庫本、斎藤忠の「倭国と日本古代史の謎」を読んだ訳である。コーヒーと大好きな本と、私にとっての「至福の時間」が訪れたのだ。柏も意外と、いいとこあるじゃないか。
このところリハビリの成果もあって、そこそこ身体も動くようになってきた。そこでもう一歩「動くだけではなく、強い筋肉」を手に入れようと、スポーツジムに入会しようというのである。家の近くにセントラルスポーツという施設があるのだが、ここのゴルフ練習場はただの打ちっぱなしと同じような狭いスペースに5つくらいの打席が並んでいるだけの、少々期待はずれの設備である。ジムもそれなりの器具はあるのだが、余り種類がなく「ランニングと腹筋と上腕・胸筋の強化」といった定番モノばかりで、トレーナーか先生が付きっきりで鍛えてくれるイメージとは大分違うなぁと感じて、スルーすることにした。ネットで調べるとメガロス柏では併設されているゴルフスクールに「動画解析」を取り入れたレッスンがあるらしいので、これは理想じゃないか、と思って早速行ってみたという訳である。
二階の受付に行ってゴルフスクールの入会パンフレットを貰い、しばらく見ていたら女性の案内役が来てレッスン風景を見せてくれると言うので、彼女に付いて3階のスクールを見に行った。場所はセントラルスポーツと余り変らない大きさで、打席も5つくらいの打ちっ放し練習場である。先生風の男性が一人居て、生徒3人程に何やら声を掛けながらひたすら打たせるレッスン風景で、これじゃ「何処にでもある打ちっ放し専属の先生達」と何ら変わりがないではないか、と内心憎まれ口を叩いていた。ゴルフの練習というのは「先生次第でどうにでもなる」代物だから、先生が良くないとお金を出したのに「余計悪くなって」ダメになる、ということが非常に多い。だから私は「スイング解析機」を使って自分が納得した上でレッスンを受けようと、あちこち調べた上てメガロスに来たのである。その肝心の動画解析というのが「iPad撮影による動画だ」というのだから余りに酷いではないか。
ガッカリしてそのまま帰ろうかとも思ったが、月額10500円で4回のレッスンが受けられるのだから、それを打ちっ放しの練習と思って自分なりの考えで50分打ちまくり、フィットネスのフロアで筋力強化とテレビを見ながらのランニングなどを「無料」で使える会員特典を貰えると考えれば、「まあいいかな」と思い直したのである。で、レッスンは期待しないで汗を流す程度にし、ジム器具を使って集中的にトレーニングする使い方も「アリ」だなと方針変更し、ゴルフ会員に申し込むことにした。受付の女性に「入ります」と告げると、椅子に座らされて申し込み手続きをするという。別の担当者が来て分厚い書類のバインダーを開き説明を始めたのだが、何やかやとシチ面倒くさい説明が延々と続き、まずスクールの開始が7月以降になってしまうと聞かされた。ゴルフスクールといっても個別指導だから他の生徒と足並みをそろえる必要は全然ない筈なのだが、1ヶ月の間に4回レッスンを消化しないといけない決まりがあるそうなので、6月は難しくて7月になるという。まあ決まりだから仕方ないだろう。
で、仕方がないから「仰る通りにします」と言ったら、次に担当者はバインダーをめくって「規約の説明」をしだした。そして持ち出した3枚の紙にびっしりと細かい字でかいてある「規約」を全部読めと言ってきたのである、「冗談じゃない!」ぞ。こんなゴルフスクール程度で会員規約がどうだこうだと言うんなら、もうこの際「スクールに入る」のは諦めるしか無いなと、燃え上がっていたヤル気もすっかり冷え込んでしまった。おまけに「会費はキャッシュカードでの銀行口座引き落とし」しかやってない、というのだ、「なんでやねん!」。色々と個人情報がうるさくなってきた昨今である。スポーツジムみたいな「ろくでも無い企業」に口座引落し契約などしようもんなら、先々どんな面倒なトラブルに巻き込まれるやも知れないわけで、メガロスがどんだけ大きいか知らないが、その場で席を立って「止めます」と出てきてしまった。私は公共料金の支払い以外では、銀行口座引き落としは開設していないのである。
そんなこんなでメガロスを出て家路についたが「とても気分が悪く」なってしまったので、ここは気持ちを変えようと思いビックカメラの7階でゴルフショップを覗いてみた。タイトリストの白のバイザーが結構カッコも良くて気に入ってどうしようかと迷ったのだが、結局買わずに3階の酒売り場で「日本酒」を品定めする。菊水の「ふなぐち」とか長野の地酒とか景虎の「名水仕込み」とかあれこれ見て回って遊んでいると、中ほどの棚に「限定一回火入れ無濾過原酒 純米吟醸久慈の山」というラベルが目に止まって釘付けになった。まず無濾過という文字に惹かれたのだが、酒蔵は慶長八年創業という恐ろしく古い「根本酒造」という茨城の老舗である。うーん、これは水戸生まれの私としては「買わずにはいられない」、ってんで早速購入、買い物袋に入れてぶらぶら歩いてるうちに「すっかりメガロスの件は頭から消えて」いた。簡単なものである。そこで気分もいいことだし、冷たいコーヒーでも飲もうと思って、いつもなら西口に降りベッカーズに入るのだが久しぶりに今日は「ドトール」に入ることにした。
店は高島屋の先の1階で、細長い店内は窓際のカウンター席と中程のテーブル席、それに向かい合わせの仕切板がついた席が20席程ある。以前には入ったことがあったのだが、どうもごちゃごちゃしていて落ち着きが悪く、店も何となく狭く感じたし、喫煙席が半分以上もあって、我々タバコを吸わない人間には居心地が悪かった。それにトイレに行くときは、この喫煙エリアを通らないと行けないので、お客にも店員にも「優しくない」店という印象である。それで段々と行かなくなり、3、4回行ってからはずっと手前のベッカーズばっかり行っていた。ベッカーズもやはりトイレは喫煙ルームの先にあるのだが、ドトールより相当大きく広々としていて開放感がある。それに2階は店員がいないので、気兼ねなく長居が出来るのが気に入っている。それがたまたま今日「ふらりと」と寄ったら、新しくリニューアルされて見違えるように快適な喫茶店と「変貌」を遂げていたという訳である。そこの奥の方のトイレに行く突き当たりの「ガラス張りの喫煙ルーム」の前のカウンター席が、私のお気に入りである。人の話し声もそれ程気にならず、じっくり本が読めて他人の視線もシャットアウト出来る、極上の空間がドトールに出来たわけだ。ただちょっと冷房が効き過ぎるので、一枚薄手の上に着る物があった方が良い。
今日は持っていた文庫本、斎藤忠の「倭国と日本古代史の謎」を読んだ訳である。コーヒーと大好きな本と、私にとっての「至福の時間」が訪れたのだ。柏も意外と、いいとこあるじゃないか。
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