ダンロップゴルフスクールは本当にスイング改善に役立つのか

家から３０分ぐらいの所に有賀園があって、そこにダンロップゴルフスクールが併設されている。この間、メガロスで痛い目にあったので今度は設備のしっかりしている所にしなきゃ、と思っていたので、ゴルフメーカーの主催するスクールならマシだろうと思って選んでみた。「スイングのデジタル解析機器が完備」しているとホームページに書いてあるから、私の希望にドンピシャである。それで今日、シューズを買ったついでにスクールに入会すること決めていた。スクールに入会するのは北千住に住んでいる頃、谷塚のゴルフレンジで個人でレッスンをしていた先生に教わって以来である。先生はツアーに出ていた人で６００ヤードを２オンしたくらいの飛ばし屋だったのだが、怪我をして選手生活を断念し、レッスン業をしているのだという。そんなだからレッスンは余り上手くなかったが、私は何故か気が合ってしばらく教えを受けていた。この頃は７番アイアンで１３０ヤードぐらいの飛距離だったように記憶している。まだクラブの機能も進化していない頃の話である。

ここダンロップのゴルフスクールは月１２０００円で場所が空いていれば何回でも練習できるので、週二回として１回当たり１５００円と、まことにリーズナブルで良心的である。で、早速スクールに入会するつもりで入り口に向かったら、無料体験レッスンの案内が目に入ってきた。お試しでレッスンをしてくれるらしい。これは良いじゃないかと「渡りに船」と、まず無料体験を受けてみることにした。ダンロップでは無料体験に限らず、レッスンは何でも「まず申し込んで」予約をしないといけないらしい。入り口に座っている人に無料体験を受けたい旨を伝えたところ、パソコンに向かって予約を取り始めたが、どうにも手際がよろしくない。何度も曜日や時間を変えて調べた挙げ句、１０分ほどかかってやっと予約を完了した。私が思うに、予約が入っていない「空いている時間帯」を私に言ってくれれば、そこから私が選んで決められるのに、彼は私の予定を先に聞いてから「そこは空いてないですね」などと言うのだ。私は会社ではシステム・エンジニアみたいな仕事をしていた関係で、こう言う手際の悪さにはもうウンザリである。取った予約は月曜日４時から１時間である。取り敢えず自分のスイングの画像で「前傾と体重移動」が出来ているかを見てみたい。それとデジタル解析により、ハンドファーストとダウンブローがどの程度出来ているかを見てみたい（出来ているとして、だが）。スクールの先生には余り期待はしていないのだが、球が上がらずドロップしてしまう理由とバックスイングの収まり場所、さらには体重移動と頭の位置及びフォローのクラブの抜き方などを見てもらうことにしようと思っている。果たして初めての本格的なレッスン受講は私のゴルフに「劇的な進化」を与えてくれるのか、それとも私の信じる「スイング理論」がスクールの方針と合致しない為に早々に退校となるのか、答えは月曜日に出る。私をダスティン・ジョンソンみたいにして欲しいと言ったら、スクールから「放り出される」だろうか、心配だ。

帰りにちょっと練習風景を覗いてみたが、打席が７つ並んでいて５ｍぐらい先のの壁の的に向かって生徒が黙々と球を打っていた。このへんはごく普通の風景である。多分、カリキュラムに従って課題をこなしているのだと思われる。先生は１人か２人いるらしいが、積極的に教えている風でもなかった。有賀園の店内に「スイング画像デジタル解析機」が２台並んでいて、これが「スクールの一番の売り」である。デジタル・クリニックは月２回で９０００円ということで、私はコッチも受講するつもりなのだ。何事も完璧主義の性格なので、スイング解析は絶対必要だと思っている。私は６９歳、これが人生最後のチャンスと思って、自分に投資するつもりでレッスンに賭けてみたい。結果は月曜か火曜日のブログで報告しよう。

何だか心も浮き立って足取り軽やかにセブンイレブンに寄り、缶ビール５００ｍｌを買い込んで、ちょっと早いが夕飯に「生ハムとチーズとトマトの冷製パスタ」を食べることにした。最近は２日に一回はこのパスタを食べているが、私にしては大ヒットの超お気に入り商品である。何しろ冷えたトマトが夏場の暑さにバッチリ効いていて、細目のスパゲッティ麺がまた喉越しの良いこと「最高！」である。ビールはグビグビというわけにはまだ行かないが、５００ｍｌあれば一晩で飲めるようになって来た。と言うわけで、今年の夏はビールで爽やかに過ごしたいねぇ。そんなこんなで、録画しておいたステップ・アップ・ツアーの「ユピテル・静岡新聞ＳＢＳレディース」を見てみる。

レギュラー・ツアーのニチレイ・レディースはテレビ放映が無いので結果だけ見ると、黄金世代の一人高橋彩華が５アンダーで単独トップである。以下、藤本麻子・濱田茉優・福山恵梨・エイミー・コガと続く。この辺りはステップで毎度お馴染みの選手が入っていて、やはり両方見ておくと「更に」面白く楽しめるのは間違いがない。福山恵梨はステップでプレーオフした時に「池ポチャの絶体絶命のピンチから、奇跡のチップインをして優勝した」シーンが記憶にしっかり焼き付いていて、実は応援している選手の一人である。華はないが実力はある選手だ。６位タイにＳランクンが入っていて、最近特に力を付けてきたタイの選手である。ステップアップにもヌック・スカパンという今年３連勝した選手がいて、スパマス・サンチャンやＰチュティチャイなど、人数も多くなり勢力を伸ばしてきている。ニチレイ・レディースは何れ実力者が上に来るから、テレビ放映がある土曜日までは「お預け」と言うことにしておこう。

しかし最近の外国選手の動向は「韓国一辺倒」から様変わりして、タイ・フィリピン・台湾・中国など多彩だ。サイ・ペイイン、チュン・スーハン、シェー・ユーリン、チェン・イーウェンが台湾、プリンセス・スペラルがフィリピン、我らのアイドルで先日優勝したばかりの「セキ・ユウティン」、ジャン・ジェナリンが中国、もちろんヌック・スカパン、Ｏ・サタヤ、Ｐ・チュティチャイ、スパマス・サンチャンがタイ、私の一押しハンスンジとキム・チャンミが韓国である。他にもケーシー・コモトがエイミー・コガと同じで米国ハワイ出身とか、レギュラー・ツアーでもカリス・ディビッドソンがオーストラリアで出身国も大分増えた。今回５アンダーで首位のスタイヤーノ梨梨菜はどうもイタリアン・ハーフみたいで、日本のツアーも幅広く活況を呈している。こう色んな国から選手が続々とやってくると、韓国人もそれ程「日本ツアーを席巻」してるとは言えないから不思議なものだ。考えてみれば、これはこれで結構面白くなって来たと言える状況でもある。

そこで大事になってくるのが日本人選手の成績だが、藤田光里が久々の２位につけていて、ようやく「復活の兆し」が見えてきたのは嬉しい限りである。折角出てきた堀奈津佳は、途中腰痛で棄権となっていて、まだ身体が万全ではないのかも知れない。ちょっと心配である。三觜先生の教え子「高木優奈」は４０位タイと余り良くないが、「三觜理論がどうこう」というのとは関係ないだろう。いくらスイングが理論的にベストであっても、勝つかどうかは当然だが「本人の才能」である。だが教え子が優勝するってのは、コーチにとっての「最高の評価」なので、高木優奈も少し馬力を入れて「頑張ってコーチに恩返し」してもらいたいものだ。まあ、ステップアップツアーで注目するなら、「ハンスンジと鶴岡果恋、それにセキユウティンの三人」で充分だろう。来年あたりはレギュラー・ツアーで優勝争いに絡んでくれるものと思っているので、今の彼女たちのプレーを見ておくのもファンとしては気分が良いものである。そして、さらに嬉しいことだが、「堀琴音が来週のアース・モンダミンカップに出場決定」とホームページに出ていたのである。これは千載一遇のチャンスだ！

優勝とまではまだちょっと無理があるが、トップ５くらいに奇跡的に入って賞金を稼ぎ、リランキングで何とか上位に食い込んでツアー後半の出場権をＧＥＴしてくれたら云うことがないのだが。頼むよ〜琴音ちゃん。