明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフのスイング研究(10)久し振りにゴルフパートナーで自主練

2023-05-03 17:18:13 | スポーツ・ゴルフ

1、スイング練習のツボ

もう2週間もクラブを振ってないので、スイングが元に戻ってるかも知れないと心配していたが、案外と出来ていたので安心した。勿論私の課題である「グリップが前に出て行かない」点は治ってるわけはなく、そのままである。ガックシ・・・。

しかし、花粉で家にこもっていた間に女子ゴルフの方は新人が大活躍で、こないだ岩井千怜の姉明愛が姉妹優勝したと思ったら今度はルーキー神谷そらの優勝と、毎試合勝者が目まぐるしく入れ替わって面白い。新人以外にも吉本ひかるとか山内日菜子とかの初優勝があり、はたまた穴井詩の複数回優勝など、女子ゴルフは「話題」に事欠かないツアーだと実感した。女子ゴルフの人気がうなぎ登りだというのも分かる気がする。

ところで私はシンブルに優勝争いを楽しむ以外に、新人プロのスイングを観察するのが好きである。特に興味があるのが皆さんもそうだろうが「飛ばし屋」のスイングだ。個々人の筋力とか体幹とかスイングスピードは別として、「飛ぶ人のスイング」の特徴に何かヒントがあるんじゃないか?と思って、いつも目を皿のようにして見ている。注目の選手は「櫻井心那」と「岩井千怜」である。

岩井姉妹は姉の明愛も飛ばすが、最近「妹の飛距離」が急にグンと伸びた。他の飛ばし屋達と比べて殆ど身体を動かさないコンパクトなスイングなのに「飛距離が出る」秘密はどこにあるのか?。この辺はこれから解き明かしたいと思っているところである。一方櫻井は、軸を中心に「上半身の回転力」で飛距離を出すスイングであり、見てても惚れ惚れするくらいの完成度で、今一番参考にしている選手だ。男子ツアーでも蝉川泰果や河本力など、若い飛ばし屋が「深い前傾姿勢」から目にも止まらぬスピードで上半身を回転させて打っているのが目につく。

やっぱり飛距離を出すには「これだな!」と考えた。

で、私が思う今の理想のスイングは・・・
① 頭を動かさない
これはプロのスイングを見ていて感じる「上手い人の共通点」である。プロは殆どの選手がアドレスから頭の位置が「インパクトで沈み込む」ことはあっても「左右には動い」てはいない。ところが私はビデオを見るとバックスイングで右に動き、ダウンスイングでは逆に左に突っ込んでいる。最悪だ。これをまず治さないと、思ったようなスイング作りは上手く行かないと思う。

② 前傾姿勢を保ち、フォローまで軸回転
前掲姿勢を保たないとクラブが浮いてしまってハンドファーストに打つのは不可能である。アドレス時よりむしろ前傾が下がることで、シャフトが倒れても「ボールにしっかり届く」理屈だ。これを毎回安定して続けられるように、腹筋に力を入れて「下半身をどっしり構える」のがコツだと思う。なお軸回転は思った以上に「体の右側を縮めて」回さないと軸がズレて突っ込むから注意だ。

③ 腰を引いて下半身は安定
前の項でも書いたが下半身が立ってしまうと軸が腰から外れてしまい、上半身が泳いで打点が安定しない。毎回ピンポイントでボールに当てる為には、「腰から軸をずらさない」ことが重要だと思う。そこで下半身とくに「腰」をスイングの基本にして、常に意識しながら振ることが重要である。

④ 右腕を曲げたまま打つ
身体の右側を縮めて打つと書いたが、それは取りも直さず「右腕を曲げたまま」打つことに他ならない。今まで私はどうしてもインパクトで「クラブをリリースする癖」があったので、シャフトが右腕と真っ直ぐになっていた。これではハンドファーストに打つことは出来ない。十分に前傾姿勢を深く保ったままグリップを左に出してインパクトする為には、右肩を下げて「右腕を曲げる」ことが絶対に必要である。そして飛ばすには「曲げておいて、当たってからリリースする」ことを覚えるしか無いと思う。とにかく練習すること。それがスイングを極める方法である。

⑤ インパクトでグリップは視界の外
これは結果として「視界から消える」だろうと想像している(まだ、実際には視界の中にある)。もしインパクトの瞬間をしっかり目で見てリリースしていれば、その間にグリップは前に進んで「当然視界から外側に」出ていて見えなくなっているものと想像される。これはインパクトのタイミングをグリップではなく「ヘッドの位置」で確認するようにしていくことで治るんではないか。まだ自分は出来ていないので、これから改善していくポイントである。

・・・と、一応こんなことを考えながらゴルフパートナーで2時間練習した。練習の成果としては、少しは振れるようになって来たものと思っている。

2、ゴルフ中継を考える!

ゴルフのテレビ中継のやり方は、長いこと変わっていないようだ。それは「人気のある選手」を追いかけながら、ほぼ試合の進行に合わせて「誰が勝つか」という視点のみで番組を構成し、視聴者に提供するというやり方である。だが、これが最終日の後半なら試合の流れを追うというのも分かる。しかし初日からこういう放送の仕方をするというのは如何なものだろうか。我々ゴルフというスポーツを「自分達も楽しんでいる」ファンからすると、試合を単に「見るだけ」のものとしてではなく、あわよくば自分のスイングの「上達のヒント」を掴みたいと思って見ている人が大半ではないだろうか。

そこで近頃CSなどで評判の良い「とことん一番ホール」の形をもっと深掘りして、初日は全選手のドライバーショットを「スーパースロー映像」で再生して見せるというのはどうだろう。選手それぞれのスイングの個性もはっきり分かるし、何より「体の動きやインパクト前後の手首の返し」など、プレーしない人には一見マニアックな視点も「スロー」で写すようにし、さらに有名コーチが指導者目線で「それを解説」してくれるのであれば、これはこれである意味「面白い」ゴルフ中継になるのではないかと思う。今でも、何人かの選手のスイングはスローで再生しているが、細かい分析とかの「丁寧な解説」というのは、残念ながらどこの局でも無いようだ。この「コーチの教えるスイング解説」を全面に押し出して番組を構成すれば、多分アマチュアゴルファーは諸手を挙げて見たがるのではないか。

これが私の考える「ゴルフのレッスン付き中継」である。

勿論、ファンそれぞれの推しゴルファーも必ず「テレビに映る」から視聴率も上がるだろうし、今は録画して後で見るという人も多いだろうから、見たい時間にゆっくりとビールでも飲みながら「自身のスイング上達のコツ」を見つけることも出来る。これは、試合とは別にレッスンの役割もあるので初日の放送には最適と思う。これはスポーツバー等で友人達と一緒に見るのもアリだし、ネットで有料配信などをするのには「更に適している」と思う。・・・盛り上がるだろうなぁ。



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