明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

暫く振りに書きました

2017-01-15 21:00:00 | 今日の話題
一週間のまとめを書いてみました。なんか最近はブログを書くのが億劫になってしまって、ちょっとスランプ気味です。年末のアクセス数が私としては大爆発し記録を出したので、その後はいわゆる燃え尽き症候群なのか、がくんと意欲が萎えてしまったという次第。それと共にアクセス数も急降下、実力通りの結果となってしまいました。で、久し振りのブログ、また元のように暇つぶしにでも読んでみて下さい。今回はア・ラ・カルトです。

(1)元号と天皇退位
明治天皇以来、一代一元号が決まりだそうである。本来は新天皇が即位して翌年から新しく元号を立てるそうだが、それ以外は年の途中から元号が切り替わるというとてもやりにくい事が延々と繰り返されて来たのが事実。私の母は大正15年生まれだが、この年は昭和元年でもある。こんな分かりにくい事をどうにかできなかったのは、そもそも天皇の御世を代替わりと共に素晴らしいものにしたいという人々の思いからというより、自分の権力をはっきり見せつけたいというのが本音であろう。私だって元号をつけていいなら、大喜びで「爆発4年」とか「金持2年」とかつけるのになぁと思う。「私は金持13年ですが、あなたは?」なんて、考えただけでも会話が楽しいと思うが、ちょっとやり過ぎですぐ飽きられそう。

元号は2文字というのが決まりだそうだが、4文字をつけた人も過去にはいたそうだ。天平感宝・天平勝宝・天平宝字・天平神護・神護慶雲の5つである。光明皇后が則天武后を尊敬してたらしく真似したという。天平勝宝などは私は好きなんだが、その後出てないのは残念だ。元号については戦後すったもんだしたそうだが、今ネットで調べるとくだらない議論の応酬である。存続は必要と言う人はそもそも天皇制を日本不可欠の神聖な制度と考えており、疑いを指し挟むことすら不敬と感じるらしい。大体が年をひとくくりにして「昭和」「明治」と呼び、そこに世代やエポックを感じ取ろうとすることは、昔の「嵯峨天皇の御世」とか「綱吉の治世」とか便利な呼び方に慣れて来たことが原因である。既に天皇が政治の中心でなくなって来て久しい今の世の中を、未だに元号に頼ってきり分けることが時代に合わないことは自明の理ではないだろうか。アメリカでいえば「オバマ時代」でも「トランプ時代」でもいいようだが、「SNSの時代」でもこれはこれで世相を表して使いやすい。要は時代をどう捉えるかで違ってくるのであり、人によっても違って当たり前なのである。それを何もかも一括りして「〇〇の時代」といって比べたりするのは、百害あって一理なしといえる。物事の分析はもっと正確にすべきである。

で、私の元号に関する意見は「廃止」である。歴史時代については使用が便利であるから継続し、平成で元号はやめ、以降は西暦で統一する。いままで「昭和の女」とか一括りにして便利に使っていたのは「1960年頃の女」と正確に言うことにする。何でも便利だからといって良い事ばかりを主張して、その他の不都合はほったらかしの自分勝手な人の意見など無視して、すべての公的機関での使用を禁止すること。特に「何年」と年を表示または言及する場合は、必ず西暦を使い、元号は罰則つきで禁止とするべし。皆が使わなくなれば、次第と元号なんて廃れてしまうであろう。それで日本の「日本らしさ」が失われたと感じるのは、自分の若い頃に何でも良いことだけを見出して感傷的になる、人間の悪い癖である。要は懐かしいというだけのこと、都合の悪い事は忘れるらしい。元号問題は例えて言えば、着物と同じノスタルジックである。機能性から現代では着物を日常的に着る人は殆んどいなくなった。それでも正月に神社に行くように、何かの時にはタンスから引っ張り出して着てみたりするのである。将来的には男性はともかく、女性の服装としてはなくなることはないだろう。元号も着物の様な目出度いものとして、暫くは生き残るのじゃないかな。

(2)トランプとフランス大革命
トランプを見ていて18世紀のフランス大革命を思い出した。あの時もあれよあれよという間に革命側が勢いづいて、国王側のミスも重なり、とうとう歴史の大転換が起きてしまった。とすれば一度は勝って大統領の座についたトランプも、ロペスピエールのように混乱の中で失墜して、エスタブリッシュの逆転を許すことになるやもしれない。がとにかく記者会見を見る限り、トランプ節は未だ健在のようだ。政権中枢のメンバーは右寄りの過激派から中道の穏健派まで様々だが。いずれにしても自分のバックには白人不満層がいるという信念にはいささかの揺らぎもないようである。この先ヨーロッパで選挙が立て続きに行われ、流れがポピュリスト政党へと津波のように動いていった場合、果たして世界はどうなるのだろうか。

ニクソンやレーガンが推し進めた世界経済の発展は、911ブッシュ政権で軍産複合体の反撃に会い、オバマの時でもアフガニスタン・イラク・ウクライナ・シリアと続く戦争の流れを止めることはできなかった。ISはアメリカがイラク残党のスンニ派を集めてサウジアラビアの後押しの元にシリアを潰すために作ったテロ組織である。だから大した武器も持たないのに、いままで中東で拡大し続けてきた。それにトルコも乗ったのである。そこでオバマはロシアを仲間に引き入れ、イランと核合意し、状況を一気に逆転したのだ。ロシアがいまや世界のもう一つの中心となってきたのもこの辺からである。

翻ってアメリカの政治状況は、正に暴言王トランプとマスコミのドッグファイトである。富めるものと貧しいものとの格差はかって無いほどに広がり、労働者層は働き口さえメキシコや中国や日本に奪われている(と思っている)。トランプはビジネスマンとして雇用を増やし中間所得層を増やし、アメリカを戦後間もなくの一大消費大国に戻そうと言うのである。ベトナムに始まりアフガンへと続く戦火さえ無ければ、それは簡単に達成できると考えているだろう。もちろん世界中で戦争が続きアメリカだけが戦火から別格として平和を謳歌出来れば、もっと簡単である。しかし「ものづくり=製造業」がアウトソーシングで海外に流れて行くのでは、アメリカは空洞化してグローバル化の波に飲み込まれてしまう。トランプは労働者を救済しようというのではないだろう。労働者は頭が悪いから労働者のままでいると考えている人である。しかし同じ労働者でも、もっと活性化して購買力を持たせ景気を高揚させれば、もっと儲けられると考えているのである。ビルゲイツが100人いても豪華な邸宅が100個しか売れないが、年収2000万円の中間層を100万人作り出せばマンションが100万個売れる、単純だが案外本音じゃないかと私は思っている。富は独占するよりもバラ撒いたほうがずっと儲かる、というのがトランプの考えである。

ことはそんなに簡単ではないが、バラ撒く相手をアメリカの白人不満層に絞ったところに、フランス大革命のテイストが伺えるのである。不満を口々に叫ぶ大衆に後押しされて颯爽と登場したトランプが、大衆のご機嫌を取ることに疲れて来た時、英雄ナポレオンが登場することとなる。というのは言い過ぎだが、最初の任期4年以内にドルが破綻するのは間違いなさそうなので、歴史始まって以来の覇権国のデフォルトが起きそうだ。トランプは果たして乗り切れるのか?

私は老い先短いのでホームレスでもなんでも構わないが、ここは一つお手並み拝見と行こう。

(3)豊洲の行詰まり
小池都知事の登場からスッタモンダした豊洲市場問題、ここに来てベンゼンが環境基準の80倍に近い値を出してとうとう先の見えない袋小路に行き詰まった。予定はどんどん後倒しになって、今までの投資金額すら全部無駄にしてしまう移転中止すらあり得る現状である。じゃあ何で移転するの?っていう根本の疑問が湧いて来た。ネットによれば「老朽化•衛生管理•作業効率」だそうである。老朽化がどの程度なのかはわからないが、作業効率は輸送機関が鉄道からトラック主体になってから久しく、時代遅れで相当悪そうだ。衛生管理は豊洲に移転する目玉になるかと思いきや、とんでもない結果になってしまった。小池都知事と夏の選挙との問題や東京オリンピックとの問題も絡んで、ますます出口が見えない状況である。おまけに延期すると賠償金や設備の維持費など費用もかかって、処理の仕方によっては小池都知事の進退問題にも飛び火しそうで、まさに自縄自縛の様相に変化してきた。私が思うに、この問題はそもそも前都知事・前々都知事の時代から進行してきた「適当体質」が引きずってきて表に出て発覚した問題なので、ここは悪の二人に丸投げして移転を計画通りに強行するのがベストアンサー、もうこの話はさっさと切り上げるのが潮時というものである。はやく老朽化と作業効率に焦点を当てて、改革を進めるべきだろう。都民もそろそろ飽きてきているし。

(4)ゴルフスイングのツボ
金曜日に練習に行って、やっとなんとかスイングのツボを掴んだ気がしている。一つ目は、スイングはルーティンをキチンとやって正しい動きをしたほうが良いショットが出るということ。二つ目は、スムーズなスイングができてどこにも特別な力がはいってないほうが良いショットが出るということ。三っつ目は、右手のインパクトでの押し出し方を、右手の人差し指と中指の付け根の辺りでシャフトを押すようにすると良いショットが出るということ。四っつ目は、左肩をダウンスイングで早く元の位置に戻すようにすると良いショットは出るということ。五つ目は、右腕の肘を脇腹にくっつける感じで振り下ろすと良いショットが出るということ。その他にも色々とあったが、無理に力を入れて早く振り下ろそうとするのが一番ひどいミスになるということもわかった。この一ヶ月の中で一番収穫のあった150球である。

ゴルフの練習場は色々考えて試してみて、結果が想像した通りになった時の達成感がたまらないのである。試合のスコアは色んな事の結果が総合的にプラマイされて出てくるのだが、練習は細かくテーマを決めて狭い範囲で結果を出すため、その分答えがはっきりして私の性格にぴったり合っているようだ。コースに行くよりも練習場に行くほうが楽しいと思うのだから本物である。私の友人のS氏は大の練習嫌いだが、スコアは彼の方がずっと良い。どうも練習はスコアに繋がらないようである。ところでCSで女子のステップアップツアーを放送しているが、解説に岡本綾子プロの色々な技術の知識が聞けて面白い。それとは別に見ていて気づいたのだが、右手を右脇腹につけるとき「右手を背中側に引く」と良い球が出そうだと思った。今度試してみようと思う。

(5)とうとうiPhoneのアプリを作った
参考書を見ながらではあるが、iPhoneアプリが完成した。といっても「Hello Swift !」と表示するだけの単純ななアプリである。どうってことないと思われるだろうが、アプリ開発に使うアップルのソフトはXcodeという専用ソフトで、全部英語である。英語ですよ!おまけにWindowsと違って画面が自動で変化して、それがチンプンカンプンである。いくらやっても参考書の画面にならなくて挫折しそうになったのが一度や二度ではない。いつも夕方から始めるのだが、一週間くらい挫け続けてはまた最初からやり直しして、やっと3日ほど前の10時頃にようやくシミュレーターで表示出来た時は、とうとうやった!と自分を褒めてあげたい気分だった。しかし実機で動かそうと自分のiPhone5をケーブルで繋いでエラーが出たときは、「またか!」と本を投げ出してプイッと外に出てしまった。まだこの参考書の最初のほうの20頁もいかないうちに、である。ほんと嫌になる。しかし3日くらいするとまたやってみようという気になって、今日はとうとう出来たのである。やった!である。アプリ開発はまだまだ始まったばかりだが、長い旅路の始まり始まり、である。

(6)賭けマージャン市長ついに辞職
どうでもいいことで市長を失うことになった市民の意識の低さを笑うしかないニュース。パチンコ・競馬・競輪と、同じ賭け事なのに麻雀だけが悪いこととされているのは片手落ちだ、という市長の意見は尤もである。それに市長の仕事は多岐に渡って重要な決定にも携わる役職であるから、本職で評価してダメなら辞めるというのが筋だろう。賭け麻雀は法律上違反だから余りオススメできないが、市民に損害を与えた訳では無いのに「賭け麻雀・賭け麻雀」と連呼して退陣を求めるニュース映像を見るにつけ、この人達は市長に何を期待しているのだろうと不思議な気分である。まさか江戸時代じゃああるまいし人徳者というわけじゃ無いだろうな、と思った。細かいアラを重箱の隅をつつくように探し出しては「やめろ!」と叫ぶ群衆心理は、要は何となく時流から置いてかれた市民の鬱屈した不満がはけ口を求めて吹き出した、ということなのだろう。新市長が誰になるかなんて、誰も興味がないという呆れた政治意識のニュースである。別に、時間が空いた時は好きな賭け麻雀をやったっていいじゃないか、と私などは思うのだが如何なものだろうか。辞意を表明した時の市長のサバサバとした顔が、「この連中には愛想が尽きた」って感じだったのが印象的であった。責任を持って仕事しても何の評価もないのに、賭け麻雀ぐらいでこれほど騒ぐなんてアホか、てな心境かも。

以上で今週のブログを終わります。来週はまた頑張るつもりですので、どうぞ宜しくお願い致します。

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