明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

明けましてお目出とう御座います。今年も拙いブログではありますが、宜しくお願い申し上げます。

2017-01-01 20:00:00 | 今日の話題
さて2017年の元旦は8時半に起きて、相当ゆっくりとご飯を食べ薬を飲みトイレに行って、何事もない晴れやかな一日の始まりでした。年賀状とあけおめメールに返信し数人にもメールを出して、いよいよ恒例の墓参りに出ました。私の田舎は水戸です。小学校に上がる前に大分へ引っ越したので余り思い出はないのですが、幼稚園の行き帰りに近くの備前堀という用水路を歩いていた記憶が微かに残っています。こないだたまたまその備前堀を真近に見た所、随分と浅いのに驚きました。子供の時の記憶というものはあてにならないものですね。

出発は12時でしたが我孫子で成田線に分かれるのをボーっとしていて東我孫子まで連れて行かれて、本線に戻るのに30分も待たされました、田舎ですねぇ。我孫子でホームを乗り換えるのにまた勘違いして丁度いい乗り継ぎ電車を乗り損ねたのでまた30分も待たされ、挙句に来た列車が土浦止まりでまた15分くらい待たされて結局、水戸に着いたのが3時だったという大チョンボ。3時間、如何に普段便利な世界に生きているかということを、今日ほどシミジミと痛感した事は近来にない体験でした。

やっと水戸駅について花とお供え物を買い、タクシーに乗ってお寺に着いたら3時半、すっかり遅くなってしまった墓参り。お寺のご住職とも久し振りに会い一言二言しゃべって、我が家の五輪の塔も花もなくさみしそうだったのを綺麗に飾り、父母と御先祖に挨拶をして清々しい気持ちで帰ってきた次第。途中、吉田神社にお参りする車の列で渋滞が発生し、タクシーの運転手と話したのには、神社に「車で行く」のは御法度だよね、という考えで一致した。身を清め心を清めてお参りすべきなのに、車で乗りつけるというのは失礼ではないか、などと正月から辛口の感情がでてきてちょっと反省した。そもそも家から歩いて行けるところにお参りするのが筋なのだ。一家がバラバラになり何時も行っている神社がえらく遠くなってしまったと言うことが根底にあるのだろう。

まあいろいろあったが、全体的には良い墓参りだったように思う。暗くなってから柏に着いたが、流石に人出は少なくまばらに行き交う人の顔は皆、明るい笑顔が幸せそうな正月らしい穏やかさに溢れていた。僕は歩きながら「日本の正月って静かでいいな」と、一人思ってフーッと息を吐いた。デパートもスーパーも閉まっていて、静かな雰囲気が一層心の平安を醸し出している。平和って、こういう事だよね。いい世の中になってほしいものだ。さあ、早く家に帰って相棒スペシャルを見なきゃ。酒ものんじゃおうっと。

ということで、元旦のすったもんだは無事に終わりました。果たして今年はどんな年になるのか、トランプは相変わらず吠えているようだが、今しばらくこの安らかな正月気分を楽しみたいな、これ本音です、ホント。




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