長いこと、夜な夜な読んでいた「イシュタルの娘」を読み終えました。「はいからさんが通る」でよく知られる、大和和紀先生の作品です。
安土桃山時代から江戸時代の初期にかけて、激動の時代を、自由に軽やかに生きた女文人小野於通のお話です。
作者の知識や洞察力の深さには、頭が下がる思いで、作者が魂を吹き込んでくれた、戦国時代の文人、小野於通がすぐ近くにいるように浮かびあがってきました。織田信長や豊臣秀吉、淀の方、真田幸村など、他の登場人物も生き生きと描かれ、歴女ではないですが、すごく、ロマンを感じました。
あー、おもしろかった。
長いけれど、おすすめです。