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【群馬】群馬県立自然史博物館レポート

2014年11月23日 | 展示レポート

こんにちは。WEcafeサイエンスコミュニケータの古垣内(ふるがいち)です。

群馬県の自然史博物館へ行ってきました

 

今年世界遺産に認定された富岡製糸場の近くにある、平成8年開館の素敵な博物館です

↓入り口には、珪化木(けいかぼく:木の化石…つまり、木の形をした石です☆)。

 

1階には、群馬の自然を紹介した「群馬の自然と環境」と太古の生物を紹介する「地球の時代」の2つの展示室があります。

↓吹き抜けなので、2階からはいい眺め!

 

 

この博物館は、さわって観察できる展示がたくさんあります

↓グリズリー(北米に生息する大型のクマ)の頭骨。

大きくて鋭い歯!噛まれたらひとたまりもないですね

 

↓他にも虫眼鏡で観察したり、標本を回転させて背部、腹部と観察できたりします。


↓2階には、進化論で有名なチャールズ・ダーウィンに敬意を表して作られた「ダーウィンの部屋」。


↓ノスタルジックな雰囲気の標本展示室。


↓棚の引き出しには、貝の標本が

まるで、博物学者の研究室を探検している気分です。


↓木箱の中には、恐竜の化石

こちらもさわってみることができますよ

触感は・・・まさに石!硬くて冷たいです(笑)

 

↓「自然界におけるヒト」の展示室には、こんなユーモラスな展示も。

 尾の退化した霊長類のお尻を見比べてみよう

尾は無くても骨には、その痕跡が残ります。

上からオラウータン、ゴリラ、チンパンジー、ヒト、どうしてお尻の形が異なるのだろう?

 

 

最後にちょっと変わった展示を紹介します

↑なんだかわかりますか?

これは、水槽です。もちろん、ただの水槽ではありません。

この水槽は、1996年10月20日に封印されて、密封状態 の水槽なんです。

中には、光合成を行って酸素と栄養分を生産する水草と

小魚や小さなエビ、貝類が入っています。

もう18年間も水槽のむ中の生物は、生産者と消費者のバランスを保って、世代交代をしながらこの閉ざされた環境の中に生きているそうです。

地球という閉ざされた環境をどのように守り、次世代につないでいくのか、来館者に問いかけてきます

 

かなり広く、展示物も多い博物館なので、お伝えできたのは、ほんの一部ですが、とっても雰囲気のある博物館でした

博物館好きを満足させることはもちろん、そうでない方にも楽しんでいただけそうな素敵なところです。

今回は、子連れで行きましたが、大人だけでもお勧めですよ

群馬県富岡市のほうへお出かけの際は、ぜひお寄りになってみてください

 

2014年11月30日(日)まで企画「闇夜の動物たち」を開催中です

これが、ハイセンスな特別展でした

まず、展示室が真っ暗なのです


↓闇夜の観察体験。ヤマネの剥製発見!

 

↓闇夜そのものの体験。

嗅覚、触覚、聴覚を試すような体験展示もあります。

暗闇の展示室の中で、闇夜に生きる動物たちの秘密を探ってみませんか?

まもなく、会期終了。お早めに!

ちなみに今、群馬県は、紅葉がとってもきれいなのでおすすめです

 

 

 

群馬県立自然史博物館 Gunma Museum of Natural Historyl

〒370-2345 富岡市上黒岩1674-1
Tel:0274(60)1200 Fax:0274(60)1250

 

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始

 

開館時間:午前9時30分から午後5時まで(ただし、入館は午後4時30分まで)

 

料金:一般 510円 大学・高専・高校生 300円 中学生以下 無料

※企画展開催中は料金が変わります。

 

アクセス

上州富岡駅・タクシー15分・乗り合いタクシー黒岩線「総合公園」下車1分

・無料レンタル自転車あり 

上州七日市駅 ・徒歩25分

上州一ノ宮駅 ・徒歩25分・無料レンタル自転車あり

 

駐車場:無料

 

授乳室:有

 

ベビーカー・車いすの貸出:有



 

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