おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

心の自己治癒力を・・

2020-09-23 07:12:22 | Weblog







目が覚めて 

周りを見回しても

誰もいなくて

やっぱり一人かと

落胆を 朝一番に感じるのは

マイナスから始まる一日になる




マイナスから始まると

プラスに変えていく意気込みが

心の底で ひそかではあるが湧いてくる

一人を二人にする話ではない




目が覚めて 一番に わんと一声聞くと

今日も元気に 生きている

ワンが 二匹 わん わんで

元気をくれる

居てくれて ありがとう と

仕事に出かける支度の手に

力がこもる




ともあれ そろそろ

仕事にも新しい魅力がなくなって

習慣のように こなしてしまうことは

意欲の 対象ではなくなり

仕事など 投げ出して

何処かへ 逃避行してみたいと

危険な思いが 芽生えてくる




仕事が 人生の大半を占めていることへの

腹立たしいような 焦りが なぜか 

朝 目が覚めて 一人であることへの

落胆に似た 気持ちと重なって

メランコリックな 一週間が始まってしまう

わんこたちでは 救いようのない日もある




そんな時は

心の 自己治癒力を 培うために

旅仕度を はじめる

メランコリーに 蝕まれないために

支度が整えば

いつだって 一人旅に出かける

心の旅に タイムテーブルは ない。

永遠に 帰りたくない時もある


(再掲)
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秋の一日

2020-09-22 07:32:36 | Weblog






優しさと 厳しさと

合わせ持つ姿を見つめて

心を 平らかに時を過ごすとき




哀愁に満ちたこの世の

出来事を

からくも 受け止め

さらりと 流しさる気持ちの柔軟を




人とのかかわりの

ままならない 思いは

一度胸に抱き おおきな深呼吸と

ひとり言する癖の魔術で




いくつもの 行き止まりを

いつしか 昇華して

わたしに戻る

時として この逞しさよと

あきれるばかり





いくつもの 山や谷を

通り過ぎてなお

心が作り出す 幻影の存在を 

人として生まれた 代価のように

心やすく 受け止めて




人には 優しく

そして 自分には厳しく

仏間の母と対峙して

その教えの向こうに

普賢菩薩の守り本尊が

私の 生きてきたすべてを

見守っていると

感じた秋の一日

彼岸会


(再掲)
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母の手編みのベスト

2020-09-21 07:55:36 | Weblog






読みさしの本を

脇机に 重ねて

今夜は 読むぞ と

入れたての珈琲の

かおり漂う時間の贅沢をたのしみ




手にした本のページは

一向に先へ進まないけれど

本に向かうこの時間の

自分のことが好きで




ページの間から

青春の声が聞こえてくるから

いつになく若やいだ気分になり




世の中の 闇や苦難の事など

気にする事のなかった頃

夢だけは 次々とくり広げられた

あの頃の世界に もぐりこむ




ひたすら本を読む

私の姿を 確認するかのように

時々 顔を上げて

声かけもせず

また、手元の編み棒を動かしていた母




翌朝には 

私の好きな赤色のベストが

出来上がっていて

私は プリンセスになった様な

満ち足りた気持ちで

鏡の前で ポーズをとった





夕暮れの田畑の間の細道を

思い浮かぶ 好きなページを

暗唱しながら ゆっくりと

物思いながら 歩く時間が

好きだった少女の私は

母の手編みのベストを

ブラウスの上に重ね着していた





夕暮れの 肌寒さは

感じないで

ススキの白い穂と

迫り来る夕闇と

白いブラウスに 赤いベストの少女は

私から離れて

一枚の絵になって いま

鮮やかに 此処(胸)にある。

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月の明かりの 漏らした涙

2020-09-20 07:16:49 | Weblog






夜風が時を急かせる夜は

すこし肌寒い肩を 背後から

すっぽりと 抱いて

かつて話せなかったことなどを

話し続けよう



月の明かりの 漏らした涙を

指先で おさえて

心の中を見せない強がりが

愛おしさを さそうから



その夜の物語は 尽きたとしても

東の空の 白むまで

肌を寄せ合っていよう



たとえ 明日へと物語が

続かない

二人であろうと

その夜 世界が終わろうと


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この倦怠感

2020-09-19 07:59:02 | Weblog







そのときが 来たら

精一杯の駆け足で おいかけて

まといつくつもりだけれど

今じゃない・・と

まだ もっと先だ・・と



いわれてみれば

なんとなく この情勢から

理解できるのだけれど

今じゃなければ だめなことも 

たくさんあるのだから



常識の 不文律のなかで

がんじがらめな 暮らしを続けると

だれだって 謀反をおこしたくなるのだから

ただしく 生きるってことの

むつかしさ たくさん抱えて



目をつむって

静かにしているしかない

・・・のですね



コロナ 疲れとよぶべきでしょう

この倦怠感・・



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何から逃げているのか・・

2020-09-18 07:05:00 | Weblog







うとうと と
居眠りして
午後の怠惰を やりすごし
大切なことを
先送り して


何から 逃げているのか


仕事以外に
何の課題が 残っているのか


一番の 良策は
真実と 向き合わないことなのか


素直に 生きたいと
望むだけなのに
それを 阻止しようとする
課題が 多すぎる


一番の 課題を生み出しているのは
自身の 心の中の
わだかまりの存在 


そこから離れて
一人静かに
沈黙の時間に潜り込む


時が 流れても


やはり 逃げている

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老いていく・・

2020-09-17 06:17:23 | Weblog







あのとき 確かに 夢中になれた

あのとき ほんとの涙がこぼれた

あのとき 心の底から笑うこともできた




いま ぬるま湯のような 平穏

いま うるうるしても 泣きはしない

いま 首から上で わらっている



あの時の 情熱

あの時の 感慨

あの時の 傾倒



どこへ 行った・・



わたしは 確実に 老いている

人は 指先から 老いていく

人は 足先から 老いていく



わたしは 心から老いていくようだ


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いま  上っている・・

2020-09-16 06:25:04 | Weblog






蹴上がりの 低い階段が
目の前に 続いている

どこへ 行き着くのか
知らない


ただ、 黙々と
上っていく


誰かが 
踏み外したかもしれないのに
どこにも 危険の立て札はない


遠くに いざなう様な
音色が 聴こえてきて


私は いま 
上っている と
知らされる


その 先の天辺で
手を差し出して
待っている人


待っている人を
信じている


ただ、
蹴上がりの低い階段なのに
その 長さは 
半端なものではない。


躊躇いが
時に 足を引きとめ
見えない天辺を
見ようとする。


人生という長い階段で。

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いなずまのごと・・

2020-09-15 05:46:54 | Weblog







かみなりの 

         背に乗りゆかむ 

                 きみのまち

  はげしきおもい 

                いなずまのごと


(画像はweb より借用しました)
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ただ、ながめる・・

2020-09-14 08:29:18 | Weblog







夢のような 時間は
つかの間に過ぎ

厳しい現実が
追いかけてくる

目をとじて
やり過ごせるものなら

このまま
目を閉じた ままで、
待っていよう


川辺に 水鳥が飛来し
彼らのいとなみは
順調に 明日を迎える


わたしの時間は
現実に 浮遊して


灼熱の太陽に
もてあそばれ


抜け殻になって
明日になる



時間の狭間で
水鳥の 自由を
羨望の目で
ただ、ながめる


わたし・・
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顔に出る

2020-09-13 06:09:58 | Weblog







嬉しいことがあると
顔に出るのは 
お決まりのようで


何か あった

と 聞かれると
いえいえ といいながら
心の中で 嬉しいことを
反芻して


反芻すると
喜びは ふくらみ

又反面
哀しいことは 倍増する


嬉しいと
何かにつけて
スムーズに運ぶ様な気がして
周りの人に
愛想よくなる


言葉も 明るく
口の重い人も
いささか 饒舌になる


人の世の 潤滑のためにも
嬉しいことが
続きますように


嬉しいことって
他人からすると
きっと 馬鹿げたほど
些細なことなのだ

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不条理の一部をかいまみた・・

2020-09-12 06:51:35 | Weblog






世の中の 不条理の一部を

かいまみた後

沸々とした 黒雲が   

むねの中の いたるところを

圧迫するのに耐えきれず

大きなため息を ついてしまう



大声を 出して さけびたいのに

ひとの心を 手玉に取る

巧妙な仕組みに 踊らされた

羞恥心が それを さえぎる



お日様に 顔を向けてくらすことが

深層の もっとうであった

馬鹿正直な 生き方を

愚弄されたような 鬱憤が

まとわりついて 離れない



まっすぐに 生きるって

ほんとうに むつかしい



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時間泥棒のわたし

2020-09-11 06:44:00 | Weblog







夜更かしの後の日

朝は そこそこに目覚め

何か 充実したような気分で

手当たり次第 取り掛かり



昼ごろには

途方もなく 眠気に襲われて

それを

吹き飛ばすような

イベントもないので



一気に 怠惰な時間に

もぐりこみ

夢想の世界に あそぶ



時間泥棒のわたしは

盗んだ時間を

もっとも 有意義に

すごそうと

ダウンロードした

電子書籍の 読みかけの

ページを繰り

現実の 世界から

逃避する



今日も いっぱい

満ち足りた 一日になりそうだ

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バラの垣根の向こうに・・

2020-09-10 08:07:28 | Weblog






バラの垣根の 向こうに

幸せの 時間が 流れている



手入れの行き届いた 花壇と

仔犬が 遊ぶ 芝生



その前を そそくさと

通り過ぎる 



幸せ病に 感染しないように

一刻も早く 素通りする



通っただけで すでに

感染 したかもしれない



幸せ病は 持たない者には

ひどく つらい

特効薬のない 

時間との 戦いになる

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もしかして・・

2020-09-09 07:33:07 | Weblog






片想いのとき

心は あなたのことで 満ち満ちて
何気ない あなたの振る舞いが
自分のためのように 感じられる

あなたの 日常を手中にしたような
自己満足の時間が ながれる


片想いのとき

あなたの 通りすがりの 視線が
わたしをとらえて 
まつわりついてくる

そんな 妄想で
ひそかな 喜びを 
胸に 閉じ込める

真実を 確かめる勇気など
さらさら ない。

片思いのままが 幸せ などと
嘘を つき続ける

もしかして 両想いかもと
慰める こころの声が 
小さく 聞こえる

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