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あなたが 微笑みながら 踏みしめた山辺の途を
取り残されたあなたの記憶の中に
二人で肩を並べて座った 語らいの小岩の陰に
私は 数時間 数日間 あるいはもっと・・
探しているのだけれど
あなたの微笑みは 私が作り上げた
空しい映像の繰り返しで
現実のあたたかさも 冷たさも
あなたの息吹の 安心も
何も 伝わっては来ない
秋風が吹いて 小枝がかすかに震えるように
あなたが うなずく素振りだけでも
見逃さずに受け止めようと
あなたの周りを 徘徊しては
あなたの眠りを妨げてしまう
この 眠気はなんだ
現実のつらさから逃れるすべを
眠りの中に 求めるのなら
一番必要なものは
あなたの胸のぬくもり
それこそが 幸せのかたちだと
意識の片隅で ニンフがささやく
世の中は 雨
昨日も あめ、
わたしは 睡魔の手の内で
このまま 目覚めることのない時間を
探している
目覚めて 笑顔で おはよう!
目覚めて 今日も 元気!
何気ない挨拶を 交わせる幸せ
あなたと 分け合いたい 夢
取り残されたあなたの記憶の中に
二人で肩を並べて座った 語らいの小岩の陰に
私は 数時間 数日間 あるいはもっと・・
探しているのだけれど
あなたの微笑みは 私が作り上げた
空しい映像の繰り返しで
現実のあたたかさも 冷たさも
あなたの息吹の 安心も
何も 伝わっては来ない
秋風が吹いて 小枝がかすかに震えるように
あなたが うなずく素振りだけでも
見逃さずに受け止めようと
あなたの周りを 徘徊しては
あなたの眠りを妨げてしまう
この 眠気はなんだ
現実のつらさから逃れるすべを
眠りの中に 求めるのなら
一番必要なものは
あなたの胸のぬくもり
それこそが 幸せのかたちだと
意識の片隅で ニンフがささやく
世の中は 雨
昨日も あめ、
わたしは 睡魔の手の内で
このまま 目覚めることのない時間を
探している
目覚めて 笑顔で おはよう!
目覚めて 今日も 元気!
何気ない挨拶を 交わせる幸せ
あなたと 分け合いたい 夢
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(再掲)

静かな時間が 流れていく
流れに揺蕩(たゆと)うて
心の錨(いかり)を解き放つ
世の中に 起こりうるすべての災害を
くり広げて 何かの見せしめたらんとするのか
季節の移ろいにすら
心責める生き方を 持つものなれば
それは あまりにも苦しく 耐えがたきものなれば
北の果てで 突然の苦しみを耐える友よ
近くで 痛みを分け合う友よ
今しばらく この苦しみをかこちて
何事も手につかず
ただうめく心を 取り除かんと
のたうつ想いに すこしのゆとりと慈愛を
曇り空のそこここに あけたる穴より
あなたの涙が零れ落ちるのを
見届けて
静かな時間が 流れていく
流れに揺蕩(たゆと)うて
心の錨(いかり)を解き放つ
そこに わたしが いる。
昨日とおなじ わたしが。
流れに揺蕩(たゆと)うて
心の錨(いかり)を解き放つ
世の中に 起こりうるすべての災害を
くり広げて 何かの見せしめたらんとするのか
季節の移ろいにすら
心責める生き方を 持つものなれば
それは あまりにも苦しく 耐えがたきものなれば
北の果てで 突然の苦しみを耐える友よ
近くで 痛みを分け合う友よ
今しばらく この苦しみをかこちて
何事も手につかず
ただうめく心を 取り除かんと
のたうつ想いに すこしのゆとりと慈愛を
曇り空のそこここに あけたる穴より
あなたの涙が零れ落ちるのを
見届けて
静かな時間が 流れていく
流れに揺蕩(たゆと)うて
心の錨(いかり)を解き放つ
そこに わたしが いる。
昨日とおなじ わたしが。
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(再掲)

戸惑いが始まると
もとの想いは どこから派生したのかさえ
見失ってしまう
足がすくんで
たった一歩が
踏み出せないことがある
時として
後ずさりさえしてしまう
気おくれと 人見知りと
気弱さの 内なる存在を
充分承知した上で 生きてきたから
敬遠されることもなく
むしろ 強い個性として
認識されてきたかもしれない
そのギャップが
わたしの内で 大きなストレスとして
芽を出し 育ち
疾病の一つとして
吐き出すことを 許して
ながい 闘病の日が続いている
人からは 病との共存を
疑われたことさえないし
元気を自認する人よりは
長生きするとさえ思えるのだけれど
不都合な負荷のそれでもなお
受け入れようと 手を差し伸べてくれる
あなたに・・
遠い あなたに
感謝をこめて
日々 心の詩を
もとの想いは どこから派生したのかさえ
見失ってしまう
足がすくんで
たった一歩が
踏み出せないことがある
時として
後ずさりさえしてしまう
気おくれと 人見知りと
気弱さの 内なる存在を
充分承知した上で 生きてきたから
敬遠されることもなく
むしろ 強い個性として
認識されてきたかもしれない
そのギャップが
わたしの内で 大きなストレスとして
芽を出し 育ち
疾病の一つとして
吐き出すことを 許して
ながい 闘病の日が続いている
人からは 病との共存を
疑われたことさえないし
元気を自認する人よりは
長生きするとさえ思えるのだけれど
不都合な負荷のそれでもなお
受け入れようと 手を差し伸べてくれる
あなたに・・
遠い あなたに
感謝をこめて
日々 心の詩を
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(再掲)
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哀しい想いは
何処かしこに 漂っているものだと
いつのころからか 思っていたけれど
夢見るような
緩やかな時間の流れの中に
突然 わきおこってくることもあると知った
それは 誰それの訃報などというような
逃れられない 事象ではなく
心の持ちようで
知らなくても済むこと
人より 少し感じやすい心を持つことで
陥り(おちいり)やすい
いわば 疑心暗鬼に通じる想いと
呼ぶべきなのだろう
哀しみなどとは 決別して
幸せであり続けたいと
願う気持ちを 持つことは
素直な ありのままの心で
すべてに 対峙(たいじ)する
決意のような
覚悟のような
たいそうな 思い入れが 必要なのだろうか
今のまま
そのままで 受け入れてくれる
そんな 大きな優しさは 何処に・・
夢の中の 探し物だと
誰かが 高笑いする
高笑いこそが 哀しい・・
何処かしこに 漂っているものだと
いつのころからか 思っていたけれど
夢見るような
緩やかな時間の流れの中に
突然 わきおこってくることもあると知った
それは 誰それの訃報などというような
逃れられない 事象ではなく
心の持ちようで
知らなくても済むこと
人より 少し感じやすい心を持つことで
陥り(おちいり)やすい
いわば 疑心暗鬼に通じる想いと
呼ぶべきなのだろう
哀しみなどとは 決別して
幸せであり続けたいと
願う気持ちを 持つことは
素直な ありのままの心で
すべてに 対峙(たいじ)する
決意のような
覚悟のような
たいそうな 思い入れが 必要なのだろうか
今のまま
そのままで 受け入れてくれる
そんな 大きな優しさは 何処に・・
夢の中の 探し物だと
誰かが 高笑いする
高笑いこそが 哀しい・・
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(再掲)

言葉を紡いでいると
あなたの心の
ちょっとしたほころびを
見つけてしまった
私の中の ほころびだらけの
つぎはぎだらけの 想いは
とっくに自覚していたけれど
完璧に 優しくて思慮深いあなたに
ほころびなど あり得ないと
なぜか 思い込んでいたので
とても意外だった
そのほころびは きっと
周りを思いやりすぎて
どこかで 修復をやむなくされた
傷跡だと 思うのだけれど・・
人は だれかのために
生きているのではなく
自分を生かせるために生きているってことを
あなたと 語り合わねばと
その機会を狙っているってこと
心の角(すみ)に 止めておいてくれますか
午後のお茶の時間は
私を なぜか 優しくしています。
今日は・・・。
あなたの心の
ちょっとしたほころびを
見つけてしまった
私の中の ほころびだらけの
つぎはぎだらけの 想いは
とっくに自覚していたけれど
完璧に 優しくて思慮深いあなたに
ほころびなど あり得ないと
なぜか 思い込んでいたので
とても意外だった
そのほころびは きっと
周りを思いやりすぎて
どこかで 修復をやむなくされた
傷跡だと 思うのだけれど・・
人は だれかのために
生きているのではなく
自分を生かせるために生きているってことを
あなたと 語り合わねばと
その機会を狙っているってこと
心の角(すみ)に 止めておいてくれますか
午後のお茶の時間は
私を なぜか 優しくしています。
今日は・・・。
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(再掲)

嵐は 予想だにしない猛威(もうい)をみせることもあり
警戒心を はぐらかすかのように
何事もなく 去って行くこともある
心の葛藤(かっとう)も
いずれ一荒れするかも・・と
抑えきれない予感に
おののく想いを 抱えて暮らせば・・
いつの間にか 満潮時が 干潮時に
景色を変えて・・
知らせなど来ないのに
新しい想いが 擡(もた)げてくる
内なる変化を 制し
他からの 変化の誘いを
無視することに忙しく・・ふと
気付いた時 無視してきた想いに
深く心を囚われていたりする
恋する心には 概(おおむ)ね
厳しい唐突な変化に もてあそばれて
人知れず苦しむ 疑心暗鬼(ぎしんあんき)の闇があり
その闇を かいくぐって
なお、気持ちを 維持できるのであれば
海山ものともせず 従う強さも持てる
潔(いさぎよ)き 生き方のレイアウトを
胸に秘めて うだうだと人の内なる翳(かげ)を
解き明かす 答えを望めば
いつの日か 崩れ去る想いを・・
望まざる生き方の
轍(てつ)を踏むことを
胸に 刻む朝
警戒心を はぐらかすかのように
何事もなく 去って行くこともある
心の葛藤(かっとう)も
いずれ一荒れするかも・・と
抑えきれない予感に
おののく想いを 抱えて暮らせば・・
いつの間にか 満潮時が 干潮時に
景色を変えて・・
知らせなど来ないのに
新しい想いが 擡(もた)げてくる
内なる変化を 制し
他からの 変化の誘いを
無視することに忙しく・・ふと
気付いた時 無視してきた想いに
深く心を囚われていたりする
恋する心には 概(おおむ)ね
厳しい唐突な変化に もてあそばれて
人知れず苦しむ 疑心暗鬼(ぎしんあんき)の闇があり
その闇を かいくぐって
なお、気持ちを 維持できるのであれば
海山ものともせず 従う強さも持てる
潔(いさぎよ)き 生き方のレイアウトを
胸に秘めて うだうだと人の内なる翳(かげ)を
解き明かす 答えを望めば
いつの日か 崩れ去る想いを・・
望まざる生き方の
轍(てつ)を踏むことを
胸に 刻む朝
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(再掲)

しっかり 握っていたはずの手が
するりと 外れて
たった 2~3メートル離れただけなのに
奈落に落ちていく瞬間のような
言い表せない空しさが らせん状に
心の中を 通り抜け
声にならない声を張り上げて
叫んでしまう
夢の中の 心象風景は
衝撃的すぎて つじつまが合わなくて
それでいて 昼間の心に
突き刺さったまま
何かに向かって 知らず知らずに
突進している 現(うつつ)のわたし
広げた 書物の古いページに
いつか 挟んで忘れていた
蓮華草の押し花を みつけて
急に蘇(よみがえ)った 青春の記憶をなぞることを
畏れて パタンと閉じた書物の
枯れた音
こうして 何かを求めて
何かを なくして
過ぎ去っていく
歴史書にのらない暮らしを
いとおしく思う
するりと 外れて
たった 2~3メートル離れただけなのに
奈落に落ちていく瞬間のような
言い表せない空しさが らせん状に
心の中を 通り抜け
声にならない声を張り上げて
叫んでしまう
夢の中の 心象風景は
衝撃的すぎて つじつまが合わなくて
それでいて 昼間の心に
突き刺さったまま
何かに向かって 知らず知らずに
突進している 現(うつつ)のわたし
広げた 書物の古いページに
いつか 挟んで忘れていた
蓮華草の押し花を みつけて
急に蘇(よみがえ)った 青春の記憶をなぞることを
畏れて パタンと閉じた書物の
枯れた音
こうして 何かを求めて
何かを なくして
過ぎ去っていく
歴史書にのらない暮らしを
いとおしく思う
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(再掲)

天空の分厚い雲を 射抜くようにして
すこし 陽射しが あるようなので
この空に 守られて
暮らしていると信じさせられて
蟻のような その日暮らしを
延々と続けてきた
雲の切れ間から 差し込む陽射しを
待っていると 言わないのは何故だろう
あなたの言葉は 優しい響で
耳をくすぐり 心をあそばせ
疑問を投げかける言葉を 封じ込める
ひどく独断的(どくだんてき)で
人の心が傷つくことなど 意に介さずとばかりに
あなたの語る言葉や 手の力が 強くなり
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)であれば・・
足音を忍ばせて
私は去ることを 知っていますか
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)は
受止める側の 誤解からではなく
あなたを構成する
生い立ちや 経験や 学習からであり
あなたそのものなのだから
私が 足音を忍ばせて去るのは
気付かなかった 自身を恥じるからだと・・
雲がなく
青い空が 深く深く 遠くまで
紛れもなき 秋空が
明日は この街の上に
広がっていますように
すこし 陽射しが あるようなので
この空に 守られて
暮らしていると信じさせられて
蟻のような その日暮らしを
延々と続けてきた
雲の切れ間から 差し込む陽射しを
待っていると 言わないのは何故だろう
あなたの言葉は 優しい響で
耳をくすぐり 心をあそばせ
疑問を投げかける言葉を 封じ込める
ひどく独断的(どくだんてき)で
人の心が傷つくことなど 意に介さずとばかりに
あなたの語る言葉や 手の力が 強くなり
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)であれば・・
足音を忍ばせて
私は去ることを 知っていますか
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)は
受止める側の 誤解からではなく
あなたを構成する
生い立ちや 経験や 学習からであり
あなたそのものなのだから
私が 足音を忍ばせて去るのは
気付かなかった 自身を恥じるからだと・・
雲がなく
青い空が 深く深く 遠くまで
紛れもなき 秋空が
明日は この街の上に
広がっていますように
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(再掲)

言葉足らずが 誤解を生み
言葉が過ぎれば 曲解がうまれ
言葉で 気持ちを伝え合うには
ほんとのところ どうすればいいのだろう
言葉の隙間に
思いをちりばめ
言葉で成り立つ 世界に住んで
言葉が 独り歩きし始める
置いてけぼりの 心は
どうやって 紡げばいいのだろう
一人じゃないのに
寂しい時は
寂しいと 言ってもいいのだろうか
黙って見つめる 眼の中に
思いは 映っているだろうか
別れ際の またネ は
さらに 寂しくなるプロローグのようだ
どれだけの言葉を紡げば
心みたされる時を過ごせるのだろう
夜の空を 見上げて
彷徨って
夢見る心を
しあわせ と 言葉に換えて
寂しがりやを
隠そうとする
言葉が過ぎれば 曲解がうまれ
言葉で 気持ちを伝え合うには
ほんとのところ どうすればいいのだろう
言葉の隙間に
思いをちりばめ
言葉で成り立つ 世界に住んで
言葉が 独り歩きし始める
置いてけぼりの 心は
どうやって 紡げばいいのだろう
一人じゃないのに
寂しい時は
寂しいと 言ってもいいのだろうか
黙って見つめる 眼の中に
思いは 映っているだろうか
別れ際の またネ は
さらに 寂しくなるプロローグのようだ
どれだけの言葉を紡げば
心みたされる時を過ごせるのだろう
夜の空を 見上げて
彷徨って
夢見る心を
しあわせ と 言葉に換えて
寂しがりやを
隠そうとする
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(再掲)