行きかう人の群れに
吞まれることを避けて
路地裏に歩をすすめる人もいれば
健気にも 人々の袖の端を
掻い潜り 早くおいでと手招きするやからもいる
姿 居ずまいなどは兎も角
その胸の内は 如何ばかりかと
ただ 気おくれだけで
群れから はずれて
一足も歩をすすめることなく
ただながめては 長いため息をつく
それが わたし。
わたしの 慣れ親しんだ有り様(よう)。
やわらかな 暖かい手が
すっと 差し出され
なぜか 懐かしげで 旧知のごとくに
心をひらかせる 優しいまなざし
気がつけば その世界観の中に
同じ色を見付け 同じ夢をうたい
今までのわたしとの 違和感に
はたまた 長いため息をついては
座り込んで その手の主を
確かめようとする
優柔不断な 臆病者
それも わたし。
一見可愛げで
楚々として ゆたかな心も・・
おおらかな包容力もありそうで
独りよがりで 無防備で
ボケの花そのものと思ったりする 私
知りたい その棘は
何のため・・?
吞まれることを避けて
路地裏に歩をすすめる人もいれば
健気にも 人々の袖の端を
掻い潜り 早くおいでと手招きするやからもいる
姿 居ずまいなどは兎も角
その胸の内は 如何ばかりかと
ただ 気おくれだけで
群れから はずれて
一足も歩をすすめることなく
ただながめては 長いため息をつく
それが わたし。
わたしの 慣れ親しんだ有り様(よう)。
やわらかな 暖かい手が
すっと 差し出され
なぜか 懐かしげで 旧知のごとくに
心をひらかせる 優しいまなざし
気がつけば その世界観の中に
同じ色を見付け 同じ夢をうたい
今までのわたしとの 違和感に
はたまた 長いため息をついては
座り込んで その手の主を
確かめようとする
優柔不断な 臆病者
それも わたし。
一見可愛げで
楚々として ゆたかな心も・・
おおらかな包容力もありそうで
独りよがりで 無防備で
ボケの花そのものと思ったりする 私
知りたい その棘は
何のため・・?
ボケ
花言葉 平凡、早熟、先駆者