いつも 望むことは
言葉で伝えなくても
感じあえる 静かで ひそかなかかわり
求めるほうも
求められるほうも
あふれる思いを おさえているのだから
それが 深い思いを育てる
深い思いの先にあるもの
いたわりと 慈しみ
20代の若者たちのように
間違っても手をつないで
走りだしたりはしない
足元を確かめて
緩やかに 歩みを進める
好きな物語のその一説を口述しては
まつわる思いを語り合う
静かな時間が流れていき
生きる意味を感じあえる
激しさを 深い思いに変えた分だけ
満ち足りたきもちがあふれる
説明することはなにもない
信じられる思いがある限り