奇妙な不安と 落ち着かない心
夕暮れの 雨は
一度に 沢山の負荷をもってくる
人懐かしく 胸が震え
その隙間に 忍び寄る夕闇
声に出して あなたを呼べたら
すぐにでも 駆けつけてくれるのだろうか
人の心は 夫々で
想いは同じと定めても
何の確証ももてないのだから
うつつの 心に戒めを
信じるとは 信じたいの置き換えで
むやみに人を 信じるべきではないと
先達の言葉が 夕餉時の晩鐘のように
心のそこに 響いて溜まる
一筋の光明は あなたの笑顔
無心の 屈託無い未来への誘(いざな)い
母が引く手に従った
偽りや 飾り気の無い幼心のままに
今を 生きる
アベリア 花言葉:強運、謙虚、謙譲