
恵比寿ガーデンシネマさんへ伺いました。今回の映画は「
Maiko ふたたびの白鳥
」です。
昨年拝見しました映画「バレエボーイズ
」と同じ、ノルウェーの首都オスロにある、ノルウェー国立バレエ団のお船のような、ステキなオペラハウスが何度も映像に映っていて嬉しくなりました
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東洋人初のプリンシバルとなった西野麻衣子さんが出産をし、ハードな作品「白鳥の湖」で復帰をする、というドキュメンタリー映画なのですが、ひとつひとつのシーンが長過ぎず、けれど説明なくても展開がわかる感じで、とても興味深く引き込まれました。
西野麻衣子さんの表情が、プライベート、リハーサル、舞台、と変化し、お人柄にも魅力を感じました。
ご出産からの復帰で、元の身体を取り戻すためのトレーニングやリハーサルシーンでは、「がんばって」と、こちらまで力が入ってしまいました
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美バレエ・エクササイズ
に、ご出産後にカラダのバランスを整えるためにいらして下さった方も「自分のカラダじゃないみたいです
。」と、おっしゃっていましたが、本当に大変なコトだと思います。

こちらは映画のパンフレットです。「バレエボーイズ」主演の、ルーカス・ビヨルンボー・ブレンツロドさんのインタビューも載っていました。スクールでは、西野麻衣子さんからご指導受けていたそうです。
そして、何よりもノルウェーでの働く女性への充実した支援体制が素晴らしく驚きました。ちなみに、国立バレエ団のダンサーは国家公務員となるそうで、ノルウェー国立バレエ団はヨーロッパでも入団希望者が多く人気だそうです。
ノルウェーは物価が日本の3倍位だそうですが、出産費用は一切かからず、子供は14歳位まで医療費はかからないそうです。
男性と女性は平等で、働く女性が多く、育児も男女一緒。父親は育児休暇を3ヶ月与えられ、法律で決まっているので絶対にとらなくてはいけないそうです。
有給で育児休暇を1年もらえ、この1年を夫婦で分け合うコトが出来るそうです。(母親が早く社会復帰したら、その分を父親がプラスしてとる。etc)ご家族とのお時間が大切に考えられていて素晴らしいですね
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西野麻衣子さんの美しく踊る姿と、ノルウェーの充実した福祉も知るコトが出来、とても面白い映画でした
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