かわいい白いハトのお写真に惹かれて、ロンドン・コヴェント・ガーデンに鎮座するロイヤル・オペラ・ハウスで2016年に上演されたロイヤル・バレエ団
「The Two Pigeons by Frederick Ashton, music by André Messager」
を拝見しました。
André Messager[アンドレ・メサジェ]さんの音楽で、Sir Frederick Ashton[サー・フレデリック・アシュトン]さん振付「二羽の鳩」です。
1886年 Louis Mérante[ルイ・メラント]さんが振付し、パリ・オペラ座で初演された全3幕のメラント版「Les Deux Pigeons(フランスの原題)」。
1961年 サー・フレデリック・アシュトンさんが新たに振付・演出したアシュトン版「The Two Pigeons」。があるそうです。
今回拝見したのはアシュトン版全2幕です。
Young Girlは、ハートの女王大好き!英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2017/18「不思議の国のアリス」クリストファー・ウィールドンさん振付を拝見しました。で、アリスを演じられたLauren Cuthbertson[ローレン・カスバートソン]さんYoung Manが、Vadim Muntagirov[ワディム・ムンタギロフ]さん。
そして、そして、Gypsy Girlに金子扶生[Fumi Kaneko]さん、恋人役に、平野亮一[Ryoichi Hirano]さんが登場します
ジプシー(特にGypsy Girl)は、本作品では非常にキーとなる役どころに感じました。おふたりの素晴らしいご活躍を拝見できて嬉しかったです。
André Messager / John Lanchbery / Sir Frederick Ashton: The Two Pigeons
楽しい作品を更に盛り上げてくれたのが、まさに2羽のハトでした。
絶妙なタイミングで上手から下手へ華麗に羽ばたいて行ったり、狙った場所へ、遠くからサーっ。と飛んで来てキッチリ着地したり。優秀です。
スゴイ!!
の連続で、ハトに夢中でした。
An Introduction to The Two Pigeons (The Royal Ballet)
さすが鳩レースの国ですね。日本でもあるのですね。
振付をなさったサー・フレデリック・アシュトンさん。Wikipediaで調べてみると
18歳でロンドンの貿易会社へ就職したのですが、親に隠れて土曜日のレオニード・マシーンさんのレッスンへ通うようになり、バレエの世界へと導かれていき、1962年バレエへの貢献を認められてナイトの称号を贈られたそうです。
Frederick Ashton's The Two Pigeons in rehearsal – World Ballet Day 2015
アシュトンさんが、Yuhui Choe[チェ・ユフィ]さんとAlexander Campbell[アレクサンダー・キャンベル]さんに振付してます。アシュトンさんは、インタビューの際は、朗らかな方ですが、リハ中は、眼光鋭くとてもとても情熱的なのです。
アシュトンさんが、Yuhui Choe[チェ・ユフィ]さんとAlexander Campbell[アレクサンダー・キャンベル]さんに振付してます。アシュトンさんは、インタビューの際は、朗らかな方ですが、リハ中は、眼光鋭くとてもとても情熱的なのです。
レオニード・マシーン!芳賀直子さんのご本に登場する重要人物です。
バレエリュスを解雇されてしまったニジンスキーの後、スターダンサー、振付家を探すためロシアへ戻ったディアギレフがモスクワで見つけたのがレオニード・マシーンさん。
元を辿ればバレエ・リュスに行き着きますね。バレエ史、面白いです。
Special thanks | beatuful headline photo: peterpang252 | Pixabay Free for commercial use, No attribution required. 2羽のハトさんが仲良く飛んでいきます。