永井するみ著「唇のあとに続くすべてのこと」読みました。
大人の話である。
夫がいて子供がいて愛人がいる。
独身時代の不倫相手が自分に付きまとい死んでしまい、死因を探るうちに夫にも愛人がいたというのを知る。
それでも日常は過ぎ何もかも手放したくないと思うのは普通だろう。
お互いに気づかない振りをしうまく折り合いをつけていく。
身勝手で強欲でうぬぼれていてという誰でもが持っているであろう心のあまり人には見せたくない部分をえぐっていてわが身にあてはめ額に手を当てたくなる。
愛人と、夫と、昔の同僚と、不倫相手の妻とそれぞれ死因をめぐって腹の探りあいをする場面などなかなか緊迫感があっておもしろかった。
大人の話である。
夫がいて子供がいて愛人がいる。
独身時代の不倫相手が自分に付きまとい死んでしまい、死因を探るうちに夫にも愛人がいたというのを知る。
それでも日常は過ぎ何もかも手放したくないと思うのは普通だろう。
お互いに気づかない振りをしうまく折り合いをつけていく。
身勝手で強欲でうぬぼれていてという誰でもが持っているであろう心のあまり人には見せたくない部分をえぐっていてわが身にあてはめ額に手を当てたくなる。
愛人と、夫と、昔の同僚と、不倫相手の妻とそれぞれ死因をめぐって腹の探りあいをする場面などなかなか緊迫感があっておもしろかった。