宇刈・吉岡隧道(仮称)からの続きで御座います。
夏の午後、思わず出来た時間のエアポケット、古い記憶を辿って異次元の
入り口のような、その場所に立った鉄肝。あの夏と同じ、その場所に・・・
宇刈・吉岡隧道が、どんな感じのトンネルだったのか思い出せず、ココに来るまで実は困惑していた。
ツーリングで出会った面白い道や、出来事などは薄れても、忘れたりはしない、
確かなのは四本の素掘隧道だったって事、形状や雰囲気、長さなど、
まったく隧道の様子は思い出せないのだ。
隧道を通り越した宇刈の景色とか、その後の行動、もちろん入り口までの道程までも、
憶えていると言うのに・・・「「認知症?斑の?(;`Д´)勘弁してよ」
まぁ(´ー`)入ってみれば思い出すさ。
休んでいたTWを目覚めさせ、林道に入る時の習慣「お邪魔します」を、小さく呪文のように呟き、
クラッチを繋いだ・・・
“昼なお暗い”とは正にこの事、落ち葉の絨毯が、簡易舗装に降り積もっている。
直ぐに最初の隧道が顔を出した。
アーチ形の鉄板で補強のされた長めの隧道で、入り口を観察すると
崩落を経験しているように思う。
手前へ長めに通された鉄板補強も、それを物語っている感じがする。
内部の路面は安定し、実に呆気無く通り過ぎてしまった。
「なんて言う事も無いなぁ」
きっと・・・具体性の無い期待を持って入ったが、それ程でも無かった。なので、
「隧道内部の記憶が無かったんだな」妙に納得しつつ、通過した一番隧道を撮影しようと、
エンジンを止め、シールドを上げた。
「・・・・・・。」
感じた事を文字に起こすのは難しい作業です、一番近い言葉を語弊を覚悟で当ててみます。
「別世界でありました」
里山です、ほんの数十メートル後方には、人の暮らしが有ります、
なのに奥深い森林に迷い込んだような、外界と隔絶された感じがしたのです。
一番隧道の出て来た口を撮影しつつ観察しますと、ブロックで補強され
やはり開口部の上には崩落を思わせる跡がありました。
補強の無い素掘の状態であったならば、相当に見応えのある隧道であっただろうと、
周囲の状態から想像出来ました。
エンジンを掛け、乗車し数メートルも進めば、カーブの奥に二番隧道が現れます。
短い素掘の隧道です、もう皆さん薄々お気付きかもしれませんが、私は素掘の隧道が大好きです。
房総方面の林道には多く、狂喜しつつ回った事があります。
特に好きなのがアーチ型の綺麗なヤツでは無くて、変形の三角形の隧道で、
中で住みたいくらいに好き!愛してるったって過言じゃ無い。
ですから、二番隧道には見惚れました「素掘の隧道たるもの、かくあるべき」なんて、
思わず口にしてしまった程です。
路面もソコソコ安定しており、これまた呆気無く通り過ぎてしまいました、満面の笑みで。
通過後、一番隧道と同じように反対側を撮影しようと、振り返り驚きました!
二番隧道の上が、ボッコリと綺麗なU字型に削れ?まるで逆さの隧道が、隧道の上に乗ってるような・・・
書いていて思った、物理的に矛盾した形容してる俺(;´Д`)感覚的って事で御勘弁を。
素掘の隧道マニア君は、里山の中で狂喜乱舞でございます。
でも彼はまだ知らなかった、宇刈・吉岡隧道が暢気な侵入者に、悪戯をしかけるのを、
それも あの夏と同じように・・・
次回完結 TO BE CONCLUDED...
はいはい、今日も元気に細切れブログ(´ー`)お楽しみ頂いてますかー?
便宜上、一番隧道とか二番隧道とか呼称してますが、あくまで便宜上でございますよー。
それとトンネルが怖いって思ってる、TVに出て来る安い偽霊能力者の、霊感商法に惑わされてる貴方。
トンネル 特に、素掘の隧道ってのは、地域の方が生活に必要だからと、多くの場合に個人が私財と
労力を使い命の危険もあるのに懸命に堀り、完成してからは多くの人達の生活と命を支えた尊い物です。
それにとても美しい物でもあります、多少私の嗜好とは違うのですが、御紹介したいサイトがあります。
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↓
トンネルって空間は綺麗だと、感じて頂けますでしょうか?。
以前に廃道寸前の某林道の隧道で、出口・入口が光の点にしか見えない真っ暗な中間点、
戯れにエンジンを切り過ごした時、目が慣れてきたら無数の掘削跡が見えた、
作業に従事された方の、その御苦労や想いを想像したら嗚咽が止まらなかった。
トンネルの壁に顔だとか、オバケが出るとか・・・先人の御苦労の跡を、霊感商法に使う不逞之輩に
惑わされちゃーいけません!!。
えっ?! 「霊感が無いだけでは無くて鈍感」?! 「トンネルの中で泣いてる変態」ぃぃぃぃぃ~!!!
失敬な!!プン(`Д´;)プン・・・
「でもトンネルの中でエンジン切ってライト消すなよ、危ないじゃん」って・・・
おっしゃる通りです(;´Д`)二言もございません。
えー、不慣れな自己主張なんかしたりしますと、すっかり藪蛇な鉄肝でございました。次回を御楽しみに。
夏の午後、思わず出来た時間のエアポケット、古い記憶を辿って異次元の
入り口のような、その場所に立った鉄肝。あの夏と同じ、その場所に・・・
宇刈・吉岡隧道が、どんな感じのトンネルだったのか思い出せず、ココに来るまで実は困惑していた。
ツーリングで出会った面白い道や、出来事などは薄れても、忘れたりはしない、
確かなのは四本の素掘隧道だったって事、形状や雰囲気、長さなど、
まったく隧道の様子は思い出せないのだ。
隧道を通り越した宇刈の景色とか、その後の行動、もちろん入り口までの道程までも、
憶えていると言うのに・・・「「認知症?斑の?(;`Д´)勘弁してよ」
まぁ(´ー`)入ってみれば思い出すさ。
休んでいたTWを目覚めさせ、林道に入る時の習慣「お邪魔します」を、小さく呪文のように呟き、
クラッチを繋いだ・・・
“昼なお暗い”とは正にこの事、落ち葉の絨毯が、簡易舗装に降り積もっている。
直ぐに最初の隧道が顔を出した。
アーチ形の鉄板で補強のされた長めの隧道で、入り口を観察すると
崩落を経験しているように思う。
手前へ長めに通された鉄板補強も、それを物語っている感じがする。
内部の路面は安定し、実に呆気無く通り過ぎてしまった。
「なんて言う事も無いなぁ」
きっと・・・具体性の無い期待を持って入ったが、それ程でも無かった。なので、
「隧道内部の記憶が無かったんだな」妙に納得しつつ、通過した一番隧道を撮影しようと、
エンジンを止め、シールドを上げた。
「・・・・・・。」
感じた事を文字に起こすのは難しい作業です、一番近い言葉を語弊を覚悟で当ててみます。
「別世界でありました」
里山です、ほんの数十メートル後方には、人の暮らしが有ります、
なのに奥深い森林に迷い込んだような、外界と隔絶された感じがしたのです。
一番隧道の出て来た口を撮影しつつ観察しますと、ブロックで補強され
やはり開口部の上には崩落を思わせる跡がありました。
補強の無い素掘の状態であったならば、相当に見応えのある隧道であっただろうと、
周囲の状態から想像出来ました。
エンジンを掛け、乗車し数メートルも進めば、カーブの奥に二番隧道が現れます。
短い素掘の隧道です、もう皆さん薄々お気付きかもしれませんが、私は素掘の隧道が大好きです。
房総方面の林道には多く、狂喜しつつ回った事があります。
特に好きなのがアーチ型の綺麗なヤツでは無くて、変形の三角形の隧道で、
中で住みたいくらいに好き!愛してるったって過言じゃ無い。
ですから、二番隧道には見惚れました「素掘の隧道たるもの、かくあるべき」なんて、
思わず口にしてしまった程です。
路面もソコソコ安定しており、これまた呆気無く通り過ぎてしまいました、満面の笑みで。
通過後、一番隧道と同じように反対側を撮影しようと、振り返り驚きました!
二番隧道の上が、ボッコリと綺麗なU字型に削れ?まるで逆さの隧道が、隧道の上に乗ってるような・・・
書いていて思った、物理的に矛盾した形容してる俺(;´Д`)感覚的って事で御勘弁を。
素掘の隧道マニア君は、里山の中で狂喜乱舞でございます。
でも彼はまだ知らなかった、宇刈・吉岡隧道が暢気な侵入者に、悪戯をしかけるのを、
それも あの夏と同じように・・・
次回完結 TO BE CONCLUDED...
はいはい、今日も元気に細切れブログ(´ー`)お楽しみ頂いてますかー?
便宜上、一番隧道とか二番隧道とか呼称してますが、あくまで便宜上でございますよー。
それとトンネルが怖いって思ってる、TVに出て来る安い偽霊能力者の、霊感商法に惑わされてる貴方。
トンネル 特に、素掘の隧道ってのは、地域の方が生活に必要だからと、多くの場合に個人が私財と
労力を使い命の危険もあるのに懸命に堀り、完成してからは多くの人達の生活と命を支えた尊い物です。
それにとても美しい物でもあります、多少私の嗜好とは違うのですが、御紹介したいサイトがあります。
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トンネルって空間は綺麗だと、感じて頂けますでしょうか?。
以前に廃道寸前の某林道の隧道で、出口・入口が光の点にしか見えない真っ暗な中間点、
戯れにエンジンを切り過ごした時、目が慣れてきたら無数の掘削跡が見えた、
作業に従事された方の、その御苦労や想いを想像したら嗚咽が止まらなかった。
トンネルの壁に顔だとか、オバケが出るとか・・・先人の御苦労の跡を、霊感商法に使う不逞之輩に
惑わされちゃーいけません!!。
えっ?! 「霊感が無いだけでは無くて鈍感」?! 「トンネルの中で泣いてる変態」ぃぃぃぃぃ~!!!
失敬な!!プン(`Д´;)プン・・・
「でもトンネルの中でエンジン切ってライト消すなよ、危ないじゃん」って・・・
おっしゃる通りです(;´Д`)二言もございません。
えー、不慣れな自己主張なんかしたりしますと、すっかり藪蛇な鉄肝でございました。次回を御楽しみに。