鉄肝(tekkan)

お酒はよく噛んで呑みましょう

護衛艦「むらさめ」「はるさめ」・巡視船「やしま」を見学

2008-08-03 23:58:00 | あーだこーだ
御話は、前日から始まります(´ー`)土曜日の打ち合わせは、予定よりも伸びてました。
行きたい所が有ったんですが、結局、一段落したのは二時半をまわってました
帰って着替えて単車に乗ったのは、三時を過ぎてた(;´Д`)最初から見れないじゃん。

ある神社で夏祭りをやってまして、噂で素晴らしい祭事だと訊いていたのですが、
今まで見に行く機会が有りませんでした、とても偶然に御縁が繋がりまして
御邪魔する事となりました。

地域で愛されている感じが伝わって来る、良い神社さんでしたよ。

 

入り奴・足揃え 大名行列で纏(まとい)を振るっていた奴(やっこ)さんです。

   

勇壮で見応えがありますヽ(´ー`)ノ素晴らしいです。

なんとか拝見出来たのですが、出遅れる原因になった打ち合わせの段取りが最悪でして。
簡単な内容ですから、短時間で片付く筈なのに、PM7時にもう一回、集まる事に・・・
急いで静岡市に戻ります。
そこで愕然としましたよ「都合が悪くなっちゃったんで、明日朝一に」って
集まってから言うなよ!TELとか通信手段を使えよ(;´Д`)万事こんな調子・・最悪だ。

俺にだって都合ってモンが有るんだよー ボケチン!!(`Д´;)遊びだけど。

日曜日には、以前に御案内しましたホビーのまち静岡 in サマーに行きたかったんです。
静岡市駿河区のツインメッセ静岡でプラモデル一杯のイベント!そして、
清水区の埠頭では↓なイベントをやってるんです。




両会場はシャトルバスで結ばれていて、その段取りまで計画してたと言うのに・・・

日曜日、諸々終わって自由の身になったのは、結局午後一時過ぎ(ノД`、)
両方は無理だな(;´-`)どちらか片方だけでも・・・
そんなこんなで清水区に向かいましたε==三(´ー`)GOGOGO~

臨時駐輪場が会場近くに設置?されてましたヽ(´ー`)ノ


そそくさと、会場に急ぎます「オジチャン暑いねぇ~」


視界に夜店屋台が見えて来ました。えっ!八海山って!!


有るなぁ本当に新潟の旨酒(;´Д`)でも飲めねーぞ、単車だもん。


などとジタバタしていまして、ヒョイっと右方向を見ますと・・・





おぉ!!自衛艦旗! ヘリコプター! 船だ!護衛艦だあぁぁぁぁ!!

なんとか片方のイベントに間に合った鉄肝、イベントの様子は次回!!

宇刈・吉岡隧道(仮称) その参

2008-08-02 23:59:30 | 道楽
宇刈・吉岡隧道(仮称)宇刈・吉岡隧道(仮称) その弐と続きました御話の、最終回で御座います。

ホントはね、四回に分けようと話の筋を練っていたのね、
そーしたらね、四回目が、尻窄みになっちゃう事が分かったのね、
三回目のね“山”を、割るのは、忍びなかったのね、
だからね、長文になっちゃったけど読んでね ぺこり


大好きな素掘の隧道を観察し大喜びな鉄肝。
しかし、以前に通った時にも写真こそ撮らなかったものの、徐行スピードで観察した筈、
なのに憶えていない・・・その理由が、次の隧道だと彼は知る・・いや思い出す事となる。

非常に複雑な地形の山である。

ギャザーの多く寄せられた舞踏会衣装のスカートの様に、多くの谷が存在する。
恐らく普通の山道を通し維持するには、相当な困難を要するだろうし、山道からの滑落など、
事故も容易く起きるだろう。必然として隧道を掘らざるえなかったのでは、ないだろうか。

二番隧道を堪能し、三番隧道へと向かう。



隧道とは違う多くの穴が見える、恐らく防空壕の跡だと思われる。
コウモリ避けか、子供が入る事を防ぐ為か、グリーンのネットが張ってある、
命の危険が直ぐ身近に存在した、私の知らない時代。恐怖が通り過ぎるのを、
ココでじっと我慢されていた方々は、今幸せだろうか。

その防空壕跡と思われる穴を、通り過ぎると・・・



“あの”三番隧道が現れるのだ。





大好きな三角形、見た感じでは二番隧道よりも長い。
嬉々として進入した、二番隧道もそうだったが、壁面を見ると内部の土質の変化が見える、
変化して間もなく、あと出口まで数メートルだった時、それは唐突にやって来た!

ニュュュュュュュッ!!

前輪が滑る!本能的に地面を蹴って立て直そうとする、靴底が滑る!!
加重の掛かり方が変わり、後輪のスライドの切っ掛けを作る、

フイイイイイィィィィィィィィィィ!!

前後輪、右足、全てが滑る。まったく接地感が無い!!

表面が融けたアイスバーンの上は、きっと、神に祈る人が最も多く発生する場所では無いだろうか。
まさに同じくらいの潤滑具合、狭い素掘隧道の中、単車が斜めに進む、そう、壁面に向かって。

「思い出した!あの日と同じだっ!!」



Goose350と私、そして慣らしも終わっていないヤマハのピカピカの新車に乗った友達は、
少し興奮していた。何気なく走っていたら、森が口を開けていて、入って行くと
外界とは違った雰囲気、そして素掘隧道の連続。

何往復か、隧道に遊んで貰い、最初に入った吉岡地区側に出てヘルメットを脱いだ
「凄いな」「驚いた!こんな場所が有ったんだな」「向こうから(宇刈側)から二番目の隧道な・・」
「何だ?」「リアタイヤが一瞬、持って行かれた」「向こうからだとカーブしながら進入だからな」
「もう一回、注意してアッチに抜けて、次へ行こう」「はいよー」

私が先導し最後の進入を行う、一番、二番隧道を噛み締めるように徐行スピードで抜け、
宇刈側から二番目、吉岡側から三番目の隧道の真ん中あたり!!

シュパッ!!

フロントタイヤが突然スライド!「チッ!」前輪加重を抜き地面を蹴る!!

ツウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

「蹴りが効かない!!」まったく前輪の向いている方向とは、違う向きに進んで行く、
更には、後輪がそのスライドに加わった。まったくコントロールを失ったまま、出口へと進んで行く。
必死で単車と自分のバランスだけを維持していた私の目に、バックミラーの中で、
ほとんど私と同じ状況になって、斜め横向きな単車に乗った友人が、真っ直ぐ私を追うように進んで来た。



「あの時は出口、しかし今は左壁面へ向かっている!!」

ステップの左足の内側を単車に密着、滑っている前輪と右足で直立を維持、クラッチとアクセルで、
前輪よりも後輪が先に壁面へ到達するように滑らせる、「よし、いけた!!」
壁面と路面の角に後輪が当たる、アクセルを「ジワッ」っと開け半クラで機嫌を伺う。

ズリュッ!!ズリュゥゥゥゥゥゥゥ!!!

後輪が効いた!後は前輪がグリップする所まで、持ち応えれば!!
出来損ないのハングオンみたいな格好で、無事危機を脱したのであります。



落ち着きを取り戻し、三番隧道を観察する。歩いて立ち入るのも危険なくらいにスリッピー、
壁面には掘削痕以外のキズが見える、路面が常習的に悪戯するらしい。


最後の四番隧道へと向かう、少しだけ緊張して(顔は笑ってるんだけど)。



注意して入ったのだが、呆気なく通過出来た。
四番隧道は四本の中でも優等生かもしれない、綺麗なアーチで路面も安定している。



隧道の存在を教える標識が宇刈側で出迎えてくれた。


宇刈・吉岡隧道、御世話になりましたヽ(´ー`)ノありがとうございました。

振り返ると隧道へ続く道は、その使用率を語っているようだった。

北に県81、南に県271、擦れ違い不可能な峡路・隧道を通ろうなんて人は少ないと思います。

宇刈も良い処です、道なりに進み川沿いに左折、橋を渡ってさらに進むと県271との交差点に出ます、
信号が凄く新鮮!!

交差点を曲がる事無く真っ直ぐ進む、友人の慣らし運転を掛川・袋井にした理由、
ヤマハの袋井テストコースの近くで、おにぎりを食べたのを憶えてる、レーシング音がオカズだったけ・・・。
不意にスライド、まったくコントロール出来ない、後ろから同じようにコントロールを失った友人が、
買ったばかりの新車で追突の危機・・・
驚いて、ビビッてすっかり前後の記憶が飛んだのだ、落ち着きを取り戻してからの記憶が繋がったらしい、
それが記憶喪失?の正体だったのだ。

「あいつにTELしてみよう、ブログ読めって言おう 憶えてるかな?」

同じ道で帰ろう、あの日の私達に先導して貰いながら。





長文に御付き合い頂、有難う御座いました(´ー`)ノ
てなワケで滑ります、軽自動車一台の幅です、優等生の四番隧道だって
何時、悪戯っ子になるか分かりません。
友人も私もモトクロスやエンデューロでバリバリ走ってた頃で、一番体が動いた時期、
その上に運が良かった、ロードモデルで二人とも無傷だったのは、幸運以外の何物でもなかったんです。
ですからロード、大排気量車、軽以外の乗用車で立ち入るのは“危ない”って、書かせて下さい。

そんなこんなで、大団円・・なんですが・・困ったな(;´Д`)見なくても良いのに、見ちゃったんだな。
でもアレを確かめるには、滑落に備えてロープと滑車、谷底で単車をある程度バラして上に上げ、
また組み上げる工具を装備に入れないと・・・先ずはリサーチか・・・

なにやら鉄肝の中の虫が騒いでいるようですが、それは又の機会に。ではでは(´ー`)ノ

宇刈・吉岡隧道(仮称) その弐

2008-08-01 20:00:50 | 道楽
宇刈・吉岡隧道(仮称)からの続きで御座います。

夏の午後、思わず出来た時間のエアポケット、古い記憶を辿って異次元の
入り口のような、その場所に立った鉄肝。あの夏と同じ、その場所に・・・

宇刈・吉岡隧道が、どんな感じのトンネルだったのか思い出せず、ココに来るまで実は困惑していた。
ツーリングで出会った面白い道や、出来事などは薄れても、忘れたりはしない、
確かなのは四本の素掘隧道だったって事、形状や雰囲気、長さなど、
まったく隧道の様子は思い出せないのだ。

隧道を通り越した宇刈の景色とか、その後の行動、もちろん入り口までの道程までも、
憶えていると言うのに・・・「「認知症?斑の?(;`Д´)勘弁してよ」



まぁ(´ー`)入ってみれば思い出すさ。

休んでいたTWを目覚めさせ、林道に入る時の習慣「お邪魔します」を、小さく呪文のように呟き、

クラッチを繋いだ・・・


“昼なお暗い”とは正にこの事、落ち葉の絨毯が、簡易舗装に降り積もっている。
直ぐに最初の隧道が顔を出した。



アーチ形の鉄板で補強のされた長めの隧道で、入り口を観察すると
崩落を経験しているように思う。
手前へ長めに通された鉄板補強も、それを物語っている感じがする。
内部の路面は安定し、実に呆気無く通り過ぎてしまった。

「なんて言う事も無いなぁ」

きっと・・・具体性の無い期待を持って入ったが、それ程でも無かった。なので、
「隧道内部の記憶が無かったんだな」妙に納得しつつ、通過した一番隧道を撮影しようと、
エンジンを止め、シールドを上げた。

「・・・・・・。」

感じた事を文字に起こすのは難しい作業です、一番近い言葉を語弊を覚悟で当ててみます。

「別世界でありました」

里山です、ほんの数十メートル後方には、人の暮らしが有ります、
なのに奥深い森林に迷い込んだような、外界と隔絶された感じがしたのです。

一番隧道の出て来た口を撮影しつつ観察しますと、ブロックで補強され
やはり開口部の上には崩落を思わせる跡がありました。



補強の無い素掘の状態であったならば、相当に見応えのある隧道であっただろうと、
周囲の状態から想像出来ました。

エンジンを掛け、乗車し数メートルも進めば、カーブの奥に二番隧道が現れます。



短い素掘の隧道です、もう皆さん薄々お気付きかもしれませんが、私は素掘の隧道が大好きです。
房総方面の林道には多く、狂喜しつつ回った事があります。
特に好きなのがアーチ型の綺麗なヤツでは無くて、変形の三角形の隧道で、
中で住みたいくらいに好き!愛してるったって過言じゃ無い。

ですから、二番隧道には見惚れました「素掘の隧道たるもの、かくあるべき」なんて、
思わず口にしてしまった程です。
路面もソコソコ安定しており、これまた呆気無く通り過ぎてしまいました、満面の笑みで。

通過後、一番隧道と同じように反対側を撮影しようと、振り返り驚きました!



二番隧道の上が、ボッコリと綺麗なU字型に削れ?まるで逆さの隧道が、隧道の上に乗ってるような・・・
書いていて思った、物理的に矛盾した形容してる俺(;´Д`)感覚的って事で御勘弁を。

素掘の隧道マニア君は、里山の中で狂喜乱舞でございます。
でも彼はまだ知らなかった、宇刈・吉岡隧道が暢気な侵入者に、悪戯をしかけるのを、

それも あの夏と同じように・・・

次回完結 TO BE CONCLUDED...




はいはい、今日も元気に細切れブログ(´ー`)お楽しみ頂いてますかー?
便宜上、一番隧道とか二番隧道とか呼称してますが、あくまで便宜上でございますよー。

それとトンネルが怖いって思ってる、TVに出て来る安い偽霊能力者の、霊感商法に惑わされてる貴方。
トンネル 特に、素掘の隧道ってのは、地域の方が生活に必要だからと、多くの場合に個人が私財と
労力を使い命の危険もあるのに懸命に堀り、完成してからは多くの人達の生活と命を支えた尊い物です。
それにとても美しい物でもあります、多少私の嗜好とは違うのですが、御紹介したいサイトがあります。
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トンネルって空間は綺麗だと、感じて頂けますでしょうか?。

以前に廃道寸前の某林道の隧道で、出口・入口が光の点にしか見えない真っ暗な中間点、
戯れにエンジンを切り過ごした時、目が慣れてきたら無数の掘削跡が見えた、
作業に従事された方の、その御苦労や想いを想像したら嗚咽が止まらなかった。
トンネルの壁に顔だとか、オバケが出るとか・・・先人の御苦労の跡を、霊感商法に使う不逞之輩に
惑わされちゃーいけません!!。

えっ?! 「霊感が無いだけでは無くて鈍感」?! 「トンネルの中で泣いてる変態」ぃぃぃぃぃ~!!!
失敬な!!プン(`Д´;)プン・・・
「でもトンネルの中でエンジン切ってライト消すなよ、危ないじゃん」って・・・
おっしゃる通りです(;´Д`)二言もございません。

えー、不慣れな自己主張なんかしたりしますと、すっかり藪蛇な鉄肝でございました。次回を御楽しみに。