ミャンマー民主化の最大課題の一つは、その多民族性である。独立の武装集団だけでも17を数える。武力がなければ「平和」が保てないのである。
NHKの解説(道傳愛子)で、この点に全くふれていないのが気になる。軍事政権がアウンサン・スー・チー女史に「大政奉還」すれば万事解決と報じている。
わが国の「外交音痴」を示す典型に2005年11月の「遷都」がある。外務省もマスコミも寝耳に水と驚いたものだ。
しかし、新首都建設は韓国の大宇が請け負って3年前から工事を進めていたのである。「知らぬは日本ばかりなり」という事態がアジアのあちこちで散見される。
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