切り株

日々、思ったこと気がついたことを形にして残した日記です。

文句の相手

2005年09月27日 | 植物
「えーっ、何これ」、「ねぇ、ちょっと見てよ、やんなっちゃう。ちょっと言ってやってよ」

<ちょっと言ってやってよ>と言ったのは、うちの奥様。
<ちょっと言ってやってよ>の「言ってやる相手」は、たぶんこのショウリョウバッタでしょう。

実はこれは庭に置いた水槽で、この水槽にはさまざまなお客様がたくさんいらっしゃいます。春には鶯や野鳩やすずめが水浴びに、夏の間は、スズメバチが水を飲みに毎日来ていました。気が付くとボウフラがいたので、めだかを10匹ほど放したら、このめだかを食べにまた鳥がやって来ました。以前に紹介したかえるさんも、時々ここにいます。

で、バッタが上に乗って食べているのは「ほていあおい」。
「ほていあおい」はネットで調べると帰化植物になっています。原産は来たアメリカとあるので、もともとは外来種だったのでしょう。繁殖力が強いため、インドではほていあおいを植えた者に罰金を科すということがあったらしいです。

確かアマゾンかどこかで、この「ほていあおい」に似た植物が外来種として異常に繁殖したため、在来の魚や水草に重大な影響を与えてきたので、研究者が「ほていあおい」に寄生する昆虫を繁殖させた、などという番組を見たような気がします。

「ほていあおい」は薄紫のかわいい花を咲かせます。「やんなっちゃう」とは、この花を楽しみにしていたのでしょう。
まあ、でもバッタにはバッタの事情があるし、しょうがないでしょうね。
放っておいて後で見たら、1枚ほぼ完食でした。

涼しくなって食欲旺盛か、バッタ君。
コメント (2)
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