硫化水素検知し何度も中断 埼玉陥没のドローン捜索
埼玉県八潮市の県道が陥没しトラックが転落した事故で、ドローンを使って下水道管内を捜索した無人航空機の業界団体「日本UAS産業振興協議会」(東京)の参与嶋本学さん(59)が26日までに取材に応じ「有毒な硫化水素が充満し、濃度が上がって何度も作業を中断した。危険と隣り合わせで緊張感のある現場だった」と振り返った。
事故は28日で発生から1カ月。嶋本さんによると、ドローンの作業を請け負う企業2社の関係者と計十数人で5~6日と8日の3日間、作業を行った。陥没現場からは約600メートル下流。マンホールから約10メートル下の下水道管の中に命綱をつけた操縦者ら複数人が入り、嶋本さんは地上で安全管理を担った。
管は内径約4・7メートルだが、下水が流れているため飛行できるスペースは限られる。使ったのは縦横約20センチ、高さ約6センチの小型機。昨年の能登半島地震で倒壊した家屋のがれきの隙間を捜索した機種だ。埼玉県が先行して投入した水中ドローンは水流が速く使えなかったという。
https://www.sakigake.jp/news/article/20250226CO0080/
♫住民の一時避難も考えて欲しいですね。
住民の方は硫化水素について知らされていますか?