私の実家は県は浜通りの浪江町にある。
実家のお寺は海に近いところにある寺で昔の相馬藩の歴代藩主廟所
になっている大聖寺である。
昔、住職に暁仙と言う方がおられた。現在の住職の祖父に当たる人で
あったが、この寺の住職になったばかりのときにもらい火で寺が全焼する
事が起きた。このことをきっかけに火に対する恐ろしさが「親父の小言」
として家訓として残っている。
この家訓を先代の住職が解説した本が発刊したものを檀家の実家から
もらっているが、実に、その通りだと思うことを面白く記述している。
最近は東日本大震災で津波で全滅した浪江町請戸あった日本で一番の
海に近い酒屋(酒造)があったがそこも壊滅して、残っていた酒酵母をもとに
現在では山形の長井市で酒を造っている。
この酒に「親父の小言」という酒を造って売り出している。
旨い酒である。
早くこの請戸に戻って酒造りができることを祈りたい。