のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



豆腐屋さん 

2017年09月28日 | つれづれ日記
秋らしい涼しさがやってきました。
午前中雨天、午後やっと青空が見えてきたので外で草取りをしていたら、まあ懐かしい、豆腐売りの音が聞こえてきました。

豆腐屋さん 


プ~パ~ プ~パ~ 昔ながらのラッパの音です。
どこを通っているんでしょう。案外近いなあ。でも行っちゃうよね。

などと思いながら聞いていたらしばらくして聞こえなくなってしまいました。
今は車での移動販売でしょうから、通り過ぎるのは速いです。

思えば子どもの頃はあたりまえのようにこのプ~パ~が聞こえたものでした。
小さなお鍋をもって買いに行きました。

焼き芋、ラーメン、米はぜ、練リ飴、ロバのパン、紙芝居・・さまざまな物売りの音や声が行き交った昭和30年代が懐かしく浮かんできます。

今では聞くことがないこれらの音。豆腐屋さんのプ~パ~でさえ、騒音だと問題になる時代です。
今日はほんのちょっとだけ耳にしたので郷愁を誘われ、さっそく夕食に豆腐を供することにしました。

夫には一番簡単なやっこ豆腐。ミョウガは刻んでたっぷり冷凍してあるので便利です。



私は味噌漬け豆腐が好き。味噌に漬けこんでおいたのが1日だからちょっと薄めですがチーズのような味がします。
味噌漬け豆腐は江戸時代の「豆腐百珍」にも載っているれっきとした江戸料理です。



西京焼きにしてもおいしいです。



小学生の頃、通学途中に豆腐屋さんがありました。
私は、湯葉が薄くまっすぐに引き上げられていく様子がおもしろくてずっと見ていました。

ちょくちょく見かけた町のお豆腐屋さん、少なくなりました。
昔からの日本人の知恵が詰まった豆腐、もっとたくさん使いたいですね。