日本出身のカズ・ヒロ(辻一弘)さんが、
2020年第92回アカデミー賞において、
米映画「スキャンダル」でメーキャップ賞を受賞した。
彼は京都出身の50歳くらいの方だが、
すでにアメリカ国籍を取得している。
彼は、授賞式後の会見で、
日本の経験が受賞に生きたかを問われ、こう答えた。
「申し訳ないが、私は日本を去って、米国人になった。
日本文化が嫌になってしまった。
夢をかなえるのが難しいからだ。ごめんなさい」
彼の気持ちは、俺には、あまりに非常によくわかる。
もちろん日本には素晴らしいところは多々あるが、
逆に「アホじゃん?」と思うことも非常に多い。
年齢や門閥やその他の派閥や学歴や人間関係などで、
実力の発揮できない人が、日本には、無数にいるだろう。
また日本は何ごとも商業主義や拝金主義に毒されているので、
レコード大賞などの音楽賞、文学賞、その他の賞が、
「金と有力者との付き合い次第」になっている。
音痴としか言い様がない近藤真彦氏が、
1987年に日本歌謡大賞を取ったのは、
流石に驚いたものだ。
水島ヒロさんの小説『KAGEROU』は、
編集者が書き直して、2010年ポプラ小説大賞を取ったとか。
和田アキ子さんも、実力もないのに、
事務所の圧力で、
紅白に39回も出ていた。
ま、極端な例を3つあげたが、
実際には無数に、何らかの不正はあるでしょう。
(こんなことやってたんじゃ、日本が嫌いになりますよね)
(ただし、お茶、お花、日本舞踊、書道など、
伝統芸能の世界では、後継者を育てるために、
多少の不正は認めたいと思っています)
それが日本の一面の真実です。
ただし、昔は大相撲も、八百長だらけだったが、
最近は、ぐっと少なくなった。
またネットなどで、あの人は音痴と、
多くの人が書くようになり、
音痴な歌手も、少なくなってきた。
そう。
ネット時代になり、俺を含め、多くの人間が、
不正は不正と言い、
ホンモノをホンモノと言うようになると、
(不正にも、少しは意味があることも考え合わせ、)
日本も、いい方向に進んでいくと思っています。
皆さま!
カズ・ヒロさんに笑われないように、
がんばりましょうよ!