気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

『九十歳。何がめでたい』 佐藤愛子著(小学館)

2018年02月03日 | 
出版された時が92歳ということで驚かされますが、現代の新しい出来事に目を向けられて、ズバッと真正面から切り込む感じが面白いです。

私の両親が生きていれば共に90代ですから、その親世代の90代でお仕事現役は凄いことですよね。

ご本人が仰る通りコワいもの無しな感じが、読んでいて痛快だったり、いろいろ考えさせられたりします。

気の弱い若輩者としては、言えませんよ、そんな事、こんな事^^;

今夜、この本を読もうとテレビを消そうとしたとき、たまたま「嵐にしやがれ」が始まりました。
ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんが出演で最初に演奏が始まり、それが聴きたくてついつい見てしまいました。
そのあと嵐とトークが始まるのですが、この人も歯に衣着せぬ物言いで、テレビで見る限りは面白くて思わず吹き出してしまいます。

適当な所でテレビを消してこの本を読み始めたのですが、その中に偶然にもその高嶋ちさ子さんの話題が出てまして、子どもが約束を守らなかったからそういう時の子供との約束通りニンテンドーのゲーム機を壊し、新聞のコラムにそれを書いたために非難轟轟、ネットでも炎上したことの意見が書かれてました。親の高嶋さんの気持ちは分かると、その歯切れのいい文章に、私など明治生まれの祖父母に育てられましたから、懐かしい思いがしました。

『九十歳。何がめでたい』という本のタイトルも真に迫ってますね。これだけで読みたくなります。

九十歳。何がめでたい・・・佐藤愛子さんのように過ごせればきっとめでたい!と思うのですが、社会的に何とも悲哀を感じるのは悲観的過ぎるでしょうか^^;

心配したって、なるようにしかならないですね(^^ゞ



※佐藤愛子 1923年(大正12年、亥年)生まれ 

2016年発行

      

九十歳。何がめでたい
佐藤愛子
小学館


それでもこの世は悪くなかった (文春新書)
佐藤 愛子
文藝春秋

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