仕事と生活の授業(続き)

前に作ったホームページは、あまり読まれないようなのでブログで再挑戦です。

12.『Last Kiss』 2004年 BONNIE PINK (2010年 covered by JUJU)

2016年03月24日 | 歌の感想文

 12.『Last Kiss』 2004年 BONNIE PINK (2010年 covered by JUJU)

 【歌の感想文】


 BONNIE PINKさんの『Last Kiss』という曲が頭の中にずっと残っています。

 JUJUさんのカバーアルバムでこの曲を知りました。


 アルバムのすばらしい曲の中でひときわ輝いて見えたのは

 この曲が永遠の一瞬を歌っているから


  痩せた指にキスをした

  あなたをずっと忘れないよ




 すれ違い、分かり合えなくなった恋人との別れが歌われています



  誰を何を責めてもいい、愛した事だけは汚さないで



 つらい別れは受け入れても、思い出だけは大切にしたいという最後の願いです。



 同じフレーズが何度も繰り返されることで

 大切な思い出と

 思い出を共にした人との関係

 その全てを夕日の中の一瞬の出来事が象徴しているかのように感じられます




 大切な人との思い出全てを一瞬の出来事で表せるような

 そんな瞬間があることを私たちは知っています


 そして、


 その人との関係が人生の中でかけがえのないものであれば、

 その瞬間がまるで人生全てを象徴するかのようにも思えてきます



 どんなにつらい、つまらない時間もその一瞬のためにあったと、

 どんなに暗い夜道も、その一瞬が照らしてくれていると、

 そう思えるような瞬間


 記憶は薄れていくかもしれないけれど、

 夜道を照らす灯火としての意味は、

 時間を経るごとに強まっていくのかもしれません


  痩せた指にキスをした

  泣いたあなたを思い出すよ

  これで終わりだとしても

  最後のキスは忘れないよ

  忘れないよ

  忘れないよ

  彼のキスを




 目の前にいるかのような鮮明な『あなた』のイメージは薄れ、

 遙か遠くにいる『彼』として思い出すようになっても

 人生を肯定してくれる素敵な瞬間という意味は変わらない



 そんな瞬間を『永遠の一瞬』と呼んでみました




 ちなみに...




 私の永遠の一瞬は

 生まれて少し経った娘の為に

 お風呂のお湯をかき混ぜている瞬間


 なぜかその時

 『幸せ』という感情に包まれました



 おしまい
コメント
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