代表 山ちゃんのブログ 

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リンパ浮腫

2006-06-09 | 脚に関して
リンパ浮腫には一次性・二次性とがある。

一次性は先天性又は原因不明。
二次性は、子宮がん・卵巣がん・乳がんなどの手術の時、転移を防ぐ為に腕や脚の付け根にあるリンパ節を取り除いた後、体を循環するリンパ液の流れが悪くなることによって起こる。
その殆んどが二次性である。
これは、手術を受けた人の2~3割が発症するらしい。
発症の時期は術後直後から数年後とまちまちで、症状も異なる。
ただ、症状が重くなると腕や脚がパンパンに腫れ上がり日常生活に支障をきたす。

このリンパ浮腫の治療方法は、溜まったリンパ液や水分を患部から押し出せばよい。
ただ、赤く腫れ上がった状態なら、炎症の恐れもあるので専門医に相談した方が良い。

非炎症リンパ浮腫なら患部の状態に応じて、

・圧迫しながらの運動
・リンパの流れをよくするマッサージ
・炎症や傷を予防する為のスキンケア

などがある。圧迫しながらの運動とは、弾性ストッキングを着用して軽度の運動をすることである。
しかし、弾性ストッキングの着用の仕方を間違えると、単に患部の締め付けになってしまうので注意が必要です。
そして、履き方は一度横になり脚を体幹より高めのところに置いて、重力により溜まったリンパ液・水分を体幹へ送り返してから、装着すると効果的です。
なぜなら立位のままで装着すると、重力によって下肢に溜まり積もったリンパ液・水分の上から履くことになり、浮腫みが最大限の時には運動自体が容易でなくなり体幹へ送り返すことがなかなか出来ない為である。これでは、単なる締め付けになってしまう。
*腕でも同様のことが言えます。

リンパ浮腫をそのままにしておくと、下肢静脈瘤につながる恐れもありますので注意が必要です。
なぜなら、リンパと静脈血は並走しているため、互いに影響がでやすいのです。

リンパ浮腫でお困りの方、当院は専門的な器具がありますので試してみては如何でしょうか?
通院期間は個人差がありますが1ヶ月から半年ぐらいで症状が改善されます。
但し上記に挙げた赤く腫れているとか、痺れがあるとか、触れると痛いという時は専門医にご相談ください。





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外反母趾

2005-09-14 | 脚に関して
皆さんの足の親指大丈夫ですか?

隣りの指の方へ曲がっていませんか?又は隣りの指の下に入っていませんか?

このような状態を放置すると外反母趾になる危険性がです。
痛み方は人それぞれで、痛みを非常に感じる方そうでない方、親指の曲がったところが痛い方親指と隣りの指の間が痛い方と様々です。
現在痛みが無い方も注意して下さい。

では何故外反母趾になるのだろう?

足の骨には自然なアーチがあって、立った時にかかる体重の負担を分散しています。
しかし、かかとの高い靴を履くと、足の先の方への負担が増します。
更に、幅が狭く、つま先が細い靴だといっそう力がかかります。
やり場の無くした指はどうするかといえば、折れ曲がり靴に合うような形になるしかありませんよね。
それが、外反母趾形成の原因です。
では、かかとの低い靴ならどうなの?
かかとが低くとも先の狭く細い靴なら同じことです。
足のサイズは決まっているわけですから、サイズは丁度よくとも無理に履くようではつま先に負担がかかります。

何故痛みが出るの?

曲がってしまった関節がこぶのように出っ張り、靴とこすれると同時に、関節を包む関節包も腫れて痛みが増します。
そのまま症状を放置すると、皮膚が硬くなり、たこが出来て歩き方が不自然になります。

予防策は?

自分の足に合った靴を選ぶのがポイントだと思います。
かかとの低い靴で、つま先の部分が広いものにして、足のアーチが崩れない幅のものを選ぶと良いでしょう。
しかし、素人ではなかなか判断がつきませんので、ここはプロに任せて相談してみるといいと思います。
最近では、靴の専門家や矯正を目的としたショップもありますので、一度相談される事をオススメします。
自分の体重のかかり方や、歩行分析もしてくれますよ。

後、足の裏の筋肉を鍛えて予防もしましょう。硬い靴を履いていると足は固定されたままですから、足の裏はドンドン硬くなりますよ。
タオルを床に敷き、足の指で丸めるとか、寝るときにティッシュを指の間に入れて矯正するとかでケアしてみて下さい。ティッシュを入れる際は、少しづつ入れると良いでしょう。一気に矯正すると痛みがでます。
勿論、靴を自分の足に合ったものに変えてから矯正したほうがいいと思いますよ。


最後に

私自身、サラリーマン時代は革靴をずっと履き続けていました。まぁ強制的ですけどね。
今振り返ると、足にはたこは出来るし表皮は硬くなるし、むくみ、ほてりは当たり前でした。月に1度、はさみや爪切りで、たこや硬くなった表皮を削った覚えがあります。
アレ放置すると痛いんですよねー。たまに局部に当たったりしたら膝から崩れるような痛み。
今は運動靴で通勤してますし、院内でも足に合ったスリッパ履いてますので、足の裏とても綺麗ですよ。むくみやほてりも感じられないですしね。
悪化する前に予防を・・・

たかが外反母趾ですが体重の分散がうまくいかない分、膝や腰にも悪影響が出ますよ。
そして、足全体を使って歩行してませんから、筋力の低下や一部の筋肉の過剰負荷が加わり、新陳代謝の低下やむくみの原因にもなりますよ。

まず、健康は足元から


変形性股関節症について

2005-08-06 | 脚に関して
変形性股関節症とは、関節軟骨の変性、摩耗により関節の破壊が生じ、これに対する反応性の骨増殖を特徴とする疾患で、原因が明らかでない一次性股関節症と何らかの疾患に続発する二次性股関節症があります。一次性は日本では15%前後と少なく、二次性が約80%を占めると言われています。

では、二次性とは?
代表的なもので先天性股関節脱臼、亜脱臼、臼蓋形成不全による亜脱臼性(脱臼性)股関節症があり、その他様々な疾患があります。

今回のコラムでは、先天性股関節脱臼(先天股脱)について書きたいと思います。最近では、発育性股関節脱臼と呼ばれています。1975年に行われた先天性股関節脱臼全国発生予防運動によって、発生率は以前と比較して約1/10に減少しています。男女比では1:5~9と女性に多く、また初産児に多い疾患です。

<なぜ先天股脱になるのでしょうか?>

・遺伝的要因
・関節弛緩の関与
出産直前母体から出る「リラキシンホルモン」(産道を広げて出産しやすくする)をたくさん浴びることにより、胎児の靭帯が弛緩してしまう。
・子宮内での胎児の異常位
単殿位(逆子)の状態が長く続く
・出産時の問題
骨盤位分娩(逆子)のため、胎児の下肢を強制的につかみ出産させる
・出産後の育児による問題
おむつやおむつカバーの不適切な付け方や、抱き方。
新生児、乳児の股関節や膝関節は曲がっているのが自然の状態であり無理に伸ばそうとしてはいけません。また、知らない間に伸びることを未然に防ぐ事も大切です。

以上の様なことが、要因だと言われています。

<予防策>

赤ちゃんには、なるべく薄いおむつ、おむつカバーを股間にあて、下肢の自由な動きを妨げないことが基本です。
赤ちゃんを抱く場合は、赤ちゃんとお互い向き合うようにするのが大切です。そうすれば赤ちゃんの下肢は自然な形をとり、ある程度自由な運動が可能になります。赤ちゃんを横にして抱くと、下肢の動きが制限されるので横抱きは避けるべきです。よく見られる間違いは、抱く時に赤ちゃんの股に手を入れるやり方です。このような抱き方をすると一方の下肢の運動が制限されますのでよくありません。赤ちゃんにミルクを飲ませる時も、赤ちゃんがお母さんの膝にまたがるようにします。

妊娠中、逆子とわかったら約30週ぐらいまでの間に逆子を直す体操をしたほうが良いでしょう。体操は主治医の指導のもとで行った方がよいでしょう。

さて、自分は先天股脱なのかどうか。
・子どもの頃、脚の矯正をしたことがある方。
・先天性股関節脱臼の方と血縁関係にある女性。
・股関節に違和感を感じる。
これらに思い当たる方は、一度専門医に診てもらう事をお勧めします。

<先天性股関節脱臼と診断された方へ>

もう既に治療を受けた方、まだ受けてない方様々だと思います。
治療を受けた方、その後の調子は如何なものでしょうか?
これも人それぞれで良くなる人、良くならない人がいるようです。なぜならば、股関節の骨に対して手術は行って改善したものの、筋肉や靭帯に関しては、治療前の筋の萎縮、関節の拘縮が残ったままの方がいらっしゃるからです。そのため筋疲労が起こり、神経を圧迫して股関節や下肢に違和感や痛み痺れを引き起こしてしまうのです。

この筋疲労が結構厄介なもので整形でのリハビリにおいても見過ごしがちであるところでもあります。ですから、リハビリを受けてもなかなか良くならない。

筋疲労を取り除くためには、やはり整体等でほぐしを施してもらい、痛みの元を少しずつ取り除く必要があります。関節操作も同時に行ってもらえる治療院が良いと思いますよ。

治療院の選び方も色々ですが施術前のカウンセリングでどのくらい説明とアドバイスをしてくれるかだと思います。その上で決めても遅くないと思います。今は、カウンセリング無料の治療院も多くなりました。カウンセリング後自宅に帰りその先生が正しいかどうかも、今は簡単に調べられますので、焦らず治療院選びをして下さい。

<まだ治療を受けてない方へ>
まず、検査を受けて現状を把握することがベストです。
医師から治療のことを説明されると思いますが、治療にも色々ありますので、自分の症状に合った治療かどうかを知るために、別の病院でも診てもらう必要があります。(セカンドオピニオンと言います)
最近は本当に便利です。このネットを使ってでも多くの先生からアドバイスをもらえるので、ネットもフルに活用してください。そして、自らが学んで正しい知識を持ち、病院へ行くことが大切です。

<まだ知らない方の為に>
40歳以上の変形性関節症の方は、介護保険の要介護・要支援者に認定されると、さまざまな介護サービスを受けることができます。
変形性関節症の方は身体障害者に関する色々な福祉制度の適用を受ける事ができます。受ける為には、身体障害者手帳が必要です。

●身体障害者手帳の取得により受けられる福祉サービス
更生医療の給付
所得税、住民税、相続税の控除
自動車税、自動車取得税の減免
新マル優制度の利用 (預貯金の利子の非課税扱い)
有料道路通行料金の割引
JR・私鉄・バス等旅客運賃の割引
タクシー料金の割引
駐車禁止除外指定車の標章の交付(標章を掲示することにより、駐車を禁止した場所
に一時的に駐車することができる)
補装具の給付(杖、補装靴等)
美術館等公共の文化施設の入場料の割引

上記の介護サービスや障害者手帳による福祉サービスには様々な条件がありますので、お住まいの市、区役所や役場の福祉課にお問い合せください。

尚、当院でも勿論相談も受けますし、多数の股関節症の方が治療に来られています。
完璧に痛み、痺れが治るというものではありませんが、症状の緩和や長期歩行は以前に比べると良くなるものです。しかし、患者様の生活習慣にも影響されますし、通院回数によっても異なり人それぞれですので、詳しく知りたい方は、メールでも構いませんので一度ご相談ください。
なお、東京近郊にお住まいの方は、東京中野にある野田カイロプラクティックセンターをお勧めします。こちらの治療院でも、股関節脱臼に関する相談など親切に対応してくれると思います





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静脈瘤について

2005-08-06 | 脚に関して
記念すべき、第1回目のコラムは、最近ちょっと気になる静脈瘤について特に、足にできる下肢静脈瘤に関してです。前半と後半の2回に分けてお送りします。

<静脈瘤はどのようにできるのか>

静脈は、筋肉の動き、圧迫によって血液を心臓に送り返しています。一定の間隔で弁が存在し、血液の逆流を防止しています。
しかし、血液量の著しい増加や血流障害が原因で、静脈が拡張し、逆流が生じることがあります。 静脈内膜の損傷や炎症により血栓が生じると、更なる血流障害が生じ、弁の機能障害も起こり、逆流は一層促進され、なかなか元の状態に戻らなくなります。
逆流が生じると、血流障害が更に進展され、静脈はますます拡張、腫れてコブを作り蛇行します。これが静脈瘤です。

<静脈瘤になるとどうなるのか>

下肢静脈瘤になると、足が重く感じ疲れやすく、立っていると下肢(足全体)がむくみ、夜にはふくらはぎの筋肉の痙攣などが起こります。下腿(膝より下)に皮膚炎や強い痛みのある皮膚の硬結を起こすことが多々あり、更にひどくなると皮膚の栄養障害から潰瘍ができます。悪性の病気でないので、放置されたり、間違った治療をされることが多いのです。
正しくこの病気を理解すれば、簡単な方法で症状を軽減できます。生まれた時のようなきれいな状態には戻せませんが、下肢の血液の流れを正常に戻し、日常生活にも困らない状態にはできます。
専用靴下を着用すれば下肢に血液は溜まらず、静脈瘤の症状はすぐ取れます。副作用もほとんどありませんし、靴下の種類を探し、自分に合うものを着用すれば静脈瘤は現状よりは悪化しません。起床時、立ち上がる前に必ず着用、一日中履いている必要があるため、慣れないと少々辛いかも。
取扱い書、専門スタッフ、医師の指示に従い正しい知識で着用することをお薦めします。
また、旅行時などの下肢の深部静脈にできる血栓(エコノミークラス症候群)の予防にもなり、命を救うこともあります。最近はデザイン性にも考慮した様々な種類の靴下があります。
下肢静脈瘤は悪性ではありません。しかし、生活する上で日常生活に色々な障害をもたらす病気です。健康と思っている人の約半数が何らかの静脈瘤を持っており、年をとるに従い症状を訴えるようになるのです。下肢静脈瘤、怖いですね。潰瘍なんかできたら大変なことです。

<静脈瘤を予防するには>

・長時間立ったまま、座ったままでいないこと。
・寝る時に両足を心臓より高くして寝る(心臓の弱い方はやめてください)。
・体調、体重の管理、太りすぎに注意。特に女性は、ガードルやパンティストッキングなど太ももの位置を締め付けるもの、ウエストをきつく締めるようなベルトは避けましょう。
・弾性ストッキングは起床、立ち上がる前に履くようにしましょう。
・脂肪分 塩分 砂糖を控えましょう。水分を多く取り、ビタミンCとEを取りましょう。
・立ち仕事の場合、足の血液の循環を良くするため、できるだけストレッチと運動をしましょう。
・禁煙しましょう。喫煙は血圧を上昇させ静脈瘤を悪化させます。
・足を組んだり、正座は避けましょう。静脈の流れを悪化させます。
・休憩を取る時は足を15-20cm上げて、心臓より高い位置にくるようにしましょう。
・ハイヒールを避け、かかとの低い靴を履きましょう。

 上記以外にもこの様な方も注意!
 1、妊婦さん。
 2、O脚気味、もしくはO脚の方。
 3、歩いているとスカートが変に回る方。
 4、ズボンの股関節部に偏ったしわが寄る方。
 5、片足立ち(休めの姿勢)の癖がある方。
 6、膝を曲げてお尻をべったり地面につけ、その際足首が外にある座り方をする方。

 3~6の方は骨盤に歪みのある方です。

 O脚、骨盤の歪みによっても静脈が圧迫され静脈瘤になる危険性もあります。何故かということは、O脚、骨盤のコラムで書きますので、その時までのお楽しみ。

<最後に...>

 色々と静脈瘤の形成や症状、予防について書きましたが、要は日頃のちょっとした注意や生活習慣の改善で予防できるものでもあります。
 当院では、病気や症状に対してのアドバイスやO脚矯正、骨盤矯正も行っていますので、気になる方はご相談、ご来院ください。




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