前回の続きです。何故か?
それは、集中冷却により知らず知らずに筋肉が疲労し、損傷してしまうからです。
これは、あまりの暑さのため、急激に冷やされていることより冷たく気持ちいいと体が誤認してしまうからです。
首や肩は筋肉も大して多くはありません。特に女性ならそうであります。だから、筋肉量が少ない箇所は基本的には熱をあまり持たないものです。尚且つ、脂肪も溜まりにくいところですので、直に筋肉が冷やされてしまいます。
そう首肩は筋肉量も少なく、脂肪も少ないということは、そこから出ている神経君達がもろにダメージを受けてしまうことになる訳です。
その場で痛み・痺れ・腕が上がらない等の症状が出れば原因は分かり易いでしょうが、この時の冷やしではその様な症状はなかなか再現されません。
気温に変化があっても首肩に同じように局所冷却を1週間ぐらい続ければ現れるでしょうが・・・
でも生活様式は人それぞれ、気温・湿度も毎日変化する為、毎日局所冷却を繰り返す方はいないでしょう。
しかし、そのたった数時間の冷やしすぎが筋肉の萎縮を持続させてしまいます。
この筋肉の萎縮をトリガーポイントといい、痛みの引き金点となるのです。トリガーポイントについて詳しく知りたい方は
当院HP「はじめに」を参照してください。
では何故今(夏)に痛まないのでしょうか?
それは、外気が暑く、体全体が弛緩している為にトリガーポイントができたとしてもその周りの筋肉が補助してくれるから痛みが起こらないのです。
これは夏になると肩こりや腰痛が和らいだ様に思える現象と同様です。
しかし、冬になると外気は冷たく体も一気に緊張状態に陥ります。あまりに寒すぎると肩こりで無い方まで肩こりがするくらい。
そう、この緊張が夏場補助役をいていた筋ちゃんが、冬場は悪役筋ちゃんに変身するのです。
結局は周りの筋ちゃんにトリガーポイントが刺激されるわけです。その刺激がどこに発生するかわからないから厄介なことになってしまうんです。
結構深部までトリガーポイントを作りますから、そんじゃそこらのマッサージでは効きませんし、時間がかかります。
その為には局所冷却はしないこと。するときは発熱・打撲・捻挫・ギックリ腰等の急性期のみで、ビニール袋に氷を入れて冷やすのが一番!この時でも15~20分冷やしたら30分ぐらいは冷やさず常温に。痛み・腫れ・熱を確認しながら繰り返しが必要な場合は繰り返します。
筋肉は基本的には暖めることが良いとされてます。
体は冷やして良いことは全くありません。
筋肉は自ら縮む事は出来ても伸びることは不可能です。そのために、一旦縮んでしまうとそのままの状態が持続されます。ストレッチやマッサージ等をしない限りは無理です。
縮んだ筋肉が痛みも無く潜伏していれば、年齢を重ねた中年期や高年期には代謝も悪くなりますので、どうなるか想像付きますよね。
そう、痛みが出なくても貴方の体には無数のトリガーポイントは潜んでます。今のうちからケアすることが有効的です。
冷やしすぎ良くないこと理解できました?
では、次回はこれに関連して「冷房病」にします。
女性の独立を応援します!! ママ・セラピー協会
育児中でも通えやすく託児もOK、1人でも受講可能なスクールです。あなたもママ・セラピストになりませんか!