代表 山ちゃんのブログ 

マタニティ整体スクール・NPO法人日本マタニティ整体協会の情報を配信します!

視覚障害者の方でも受講いただけます(女性限定ですが)

2017-09-26 | マタニティ整体スクール本校より
ありがたい体験談いただきました。

今回は、あん摩マッサージ指圧師で重度の弱視の方の受講です。

私がスクール開校して8年ですが、今まで視覚障害の方から問い合わせは1件もありませんでした。
しかし、今年5月にお問い合わせがあり、私は何も疑問を感じず受講をお勧めしました。
直接お会いしてお話し聞けば、かなりの勇気がいったようです。考えればそうですよね。断られた時のショックとか、先生がどういう人か、宿泊先はどうなっているのだろうと考えればきりがないかと思います。
そこは勇気を出して問い合わせをしていただき受講に結びつきました。
そもそも、産前産後の方々を対象にしていますからその方や赤ちゃんの状況にあった受講スタイルをお勧めすることも多々あります。
そのため、視覚障害があろうとも受講スタイルをその方に合わせれば良いだけの事なので何のためらいも無く、視覚障害者対策なんて何もすることなく自然の流れに身を任せスクール開始そして卒業されていきました。

へー凄いなー技術の進歩だなと感じたことが一つ。
iphoneではテキストなどを音声変換する機能が備えられていて音声のスピードも変えられるんです。
そのため、テキストや配布資料はプリントアウトして渡すのが通常ですが、今回はそれに加えてメールで添付しています。
それであれば目が見えなくてもテキストや配布物は意味をなさない物では無くなります。

今後、視覚障害者の方から申し込みがあった場合は、事前にテキストをお渡しして機械音声ではわかり辛い意味合いなどを先にまとめていただき受講中に質問していただこうと思います。
そのほうが実際の講義で私が読み上げ説明する内容はもっと理解しやすくなるのではと考えます。
目で見れば漢字から意味が分かり文章を理解できますが、機械音声だけではそのニアンスはなかなか理解できませんから。


以下は本人からの体験談です。


私はヘルスキーパー(企業内マッサージ師)として一般企業に勤務するあん摩マッサージ指圧師です。福利厚生として、社員はマッサージを受けることができますが、妊婦の社員はリスクがあるからと、受けることができない決まりになっています。妊婦さんにとってどんな施術はよくて、どんな施術は駄目なのかを学びたいとインターネット検索してヒットしたのがマタニティ整体スクールでした。
私は重度の弱視なので、受講は可能か山田先生に問い合わせたところ、快く応諾いただきました。マンツーマンでの受講でしたので、実技も座学も丁寧に教えていただき、目が見えにくいから困るということはありませんでした。駅からスクール、スクールから宿泊先の送迎は、先生と奥様が車に乗せてくださいましたし、奥様の手料理やお惣菜を用意していただけたので3食の心配もなく、学習に集中できました。
三日間の受講を終え、マタニティ整体の手技を習得できたことに加え、妊婦さんの身体でなにが起きているのかを知ることができました。そして、マタニティ整体は妊婦さんの出産や、産前産後の生活のサポートに大きく役立つことを学びました。妊婦の社員こそ、施術を受けてケアしながら勤務する必要があると感じました。まずは認定試験合格目指してしっかり復習、実践に励み、現在の職場で妊婦さんへの施術を認めてもらえるよう努めます。
今回の受講で、マッサージ師としても、女性としても、社会の中で果たせる役割がまだまだたくさんあると感じ、将来の可能性が広がりました。
ありがとうございました。



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