炎に魅せられて

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薪ストーブ FA265の触媒が詰まった実例

2008年12月11日 17時04分29秒 | 薪ストーブ
今年の1月に納品させていただいたお客様である。

ダッチウエストFA265

2シーズンめに入って間もない。



お客様より受けた相談内容は、

ダンパーを開いていると、吸い込みが良いが、

閉じると火が弱くなり、燃えきらないうちに消えてしまうとのこと…。

これで原因はほぼ確定。

9日にお客様宅を訪問し天板を外して、触媒を調べてみる。

原因は、触媒の詰まりであった。


燃焼炉の天井部分はかなり錆びていた。


天板を開けた直後


触媒の裏側は詰まっていた。


このオーナーの職業は大工さんです。

職業柄、建築端材や廃材を多く入手できる。
実は、約2週間前にダンパーの開閉ができなくなったと電話あり、
当社工事部が、天板を開けて確認したところ、
ひどく錆びており、ダンパーのボルトが回らず、
強く回したところ、ボルトが折れてしまった・・・。

たった1年でこれほど錆びるとは異常である。
オーナーに心当たりはないか聞いたところ、
海岸に近い建物の廃材を燃やしたことがあるとのこと。

錆はそれが原因だったのかも知れない。


触媒を置いている位置

ダンパーを閉じると、火が消えるという問題は、
触媒を充分に熱しないうちにダンパーを閉じたことと、
それらの廃材を燃やしたことにより、
不純物などが触媒に付着し、詰まらせたことが考えられる。

                    ㈱山仙


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