炎に魅せられて

丸山俊夫があなたの薪ストーブライフを応援します。

間ノ岳・北岳・・・後編

2012年08月26日 16時47分45秒 | 登山・ハイキング
間ノ岳・北岳・・・前編より続く

5時20分山荘を出発

5時43分 雷鳥と出会う



6時51分間ノ岳山頂到着




山頂でお決まりのポーズ




天気が悪く景色のかけらも見えないので、そそくさと来た道を戻る。

山荘に戻ってきたのは、8時4分

デポしていたザックを背負い、北岳へと向かう8時27分


気温は10℃を差していてとても寒い。




さて、北岳山荘から北岳登頂までの約1時間の中での出来事である。

看板には転落注意と書かれている。

急勾配のハシゴがある場所で、60歳を超えていると思われる男性2人が、ハシゴを降りてきた。

ハシゴを降りてもまだ2mほどの急勾配がある。

そこでハプニングが起きた。

後ろ(上)を歩いていた男性が足を踏み外したのか転倒する。

前(下)を歩いていた男性が、上の男性に押されるようにして転げる。

転げる先の方向は細い登山道を挟んで絶壁だ。


ちょうどそこに出くわした私はあわててその男性の服を摑まえる。

何とか停まってくれた。

男性に「大丈夫ですか?」と声をかけた。

返事が返ってきた。

それからすぐに上の男性を助ける。

頭を下にして仰向けに倒れていた。

股間に直径30センチ大の石ころを抱えていて動けないという。

まずその石ころを退けてあげ抱き上げる。

同じく「大丈夫ですか?」と尋ねると、大丈夫だという。

何とか歩けそうなので、その場を去った。

下にいた男性は歯が欠けたと見せていた。

八本歯のコルからはずいぶん放れている・・・ってシャレにもならない!!


転げた男性はショックだったのだろう。声も出なかった。



おそらく体力の過信とかがあったのだろう。

私もそうだ。その頃は歩いて2日目だ。

足が揚がっているようであがってないのだ。

下りでも躓いて転ぶことがある。

大事故になりかねない。

この光景を見てとても他人ごとには思えなかった。

2日間で農鳥縦走など私には無理な話だ。

実施しなくてよかった。


次回は3日間用意して三山を縦走しよう。





9時48分北岳山頂到着

相変わらず、まったく展望がない。

今回は間ノ岳と北岳を登ったというだけに他ならない。

次回訪れるための下見ということにしておくっきゃない。








2012年8月15日北岳登山22a



時刻の読みが甘い私、

ここで下山した場合の広河原到着時刻を計算する。


バス出発時刻の14時ギリギリだな。

それを逃すと次は16時40分。

そのバスでも良いのだが、何だか急ぎたい気分にかられる。

白根御池小屋に到着したのは12時17分

ここから広河原まで、急げば間に合う。

のんびりだと絶対に遅れる。

いずれにしても昼食を取る時間がない。

でも空腹感を補いたい。小屋の売店でパンを買う。

歩きながら食べるつもりだった。





が、とても歩きながら食えるものではないとわかった。

途中で2~3分だけ足を止めパンをかじった。

広河原に到着したのは、バス出発の7分前だった。


せめて喉を潤すのにインフォメーションセンターで冷たいお茶の飲料を買いバスに乗り込む。

バスに乗ってお茶を飲み干し、ささやかだが寝ることもできちゃった。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。