今から200年ほど前、江戸時代の中期には、19軒の旅館が存在していた。 源泉から湯を引いて湯壺(旅館の湯壺=内湯)を持つところもあった。 中心には総湯(共同浴場)があって、その総湯を取り囲むようにして宿が建ち、これを中心にして街並みが成立していった。 当時は松の木をくりぬいて配湯管にしていたため、遠くまで湯を送ることができなかったので、総湯を囲み「湯の側」から「湯の曲輪」に転じた。 現在は、古総湯を中心に、旅館やはづちを楽堂・総湯・足湯飲泉等が取り囲み、当時の風情を残している。 その山代温泉の中心地をめぐる小さな旅が、4~5月及び10月に実施されています。(予約制) 手軽に山代温泉を知ることが出来ます。