長岡市民にとって、2月は「シュークリームを食べる月」です。ボクがこれまでの人生の中で食べたシュークリームの総数の80%以上は、2月に食べたと断言できるほどです。長岡の人たちにとって「シュークリームは2月の季語」と言っても過言ではありません。
これは長岡駅前にある洋菓子店「美松(みまつ)」の「サンキューまつり」によるもので、2月の1か月間はシュークリームが1個39円(1箱10個入りの箱売りのみ)なのですよ。この季節になると美松の店舗前からアーケード内にシュークリームを買うお客さんの長蛇の列ができ、それが冬の風物詩となっています。
シュークリームが1個39円(税別)ってことで、2月は家族や職場にたくさんのシュークリームが差し入れされます。しかも10個入りの箱単位であげたりもらったりするのが長岡の文化です。長蛇の列に並んだお客さんの中にシュークリームを1箱(10個)だけ買う人はほとんどいません。みんな3箱、5箱とまとめ買いをして、周りの人にシュークリームを配り合うのです。シュークリーム10箱を両手にぶら下げて長岡駅周辺を歩く強者の姿も珍しくありません。
昨日のエントリーでバスケのアルビBBの試合のことを書きましたが、会場のアオーレ長岡は「美松」のお隣。バスケットボールの試合会場にも関わらず、シュークリームの箱を手にした人がなんと多かったことか。
で、わが家の今年第1号のシュークリームは、近所のHさん宅からいただきました。「2月だからシュークリームのおすそ分けですて」「食べてくださいね」シュークリームを贈ったりもらったりする理由は「2月だから」、それだけなんですよ。他に理由は必要ありません。
ボクは体重計を少し気にしながら、女房とシュークリームを3個ずついただきました。残りは明日いただきます。