誤解の多い医療用語

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。珍しいことです。昨日行われました、アメリカの映画の最高峰、アカデミー賞で初めての珍事がありました。最後の最後、作品賞の発表で本当は「ムーンライト」のはずが、「ララランド」と読まれ、ララランドのスタッフが壇上で歓喜に沸いている途中でミスに気付いて、訂正されるという事故がありました。聞けば、主演女優賞の紙が間違って入っていて、プレゼンターが見たままコールしたようです。ララランドは他に六部門ほど受賞しているので、大きな問題にはならずに済みました。ほっと一息ですね。では、本題へ。

 

 

 

今回も続きです。

 

ターミナルケア、ホスピス、尊厳死についてのよくある誤解例です。

 

Q９.　「ターミナルケア」についての誤解

 

1.        対象は末期がん患者だけである 2.        駅で行われる医療活動のこと 3.        「死の医療」のこと

 

Q１０.　「ホスピス」についての誤解

 

1.        一度入ったら出られない病棟 2.        一般の病棟より入院費が高い 3.        何も治療しない死の場所を意味する

 

Q１１.　「尊厳死」についての誤解

 

1.        心臓を停止させる目的で致死薬を与えて死期を早めること 2.        自ら毒薬を飲んで自殺すること 3.        家族に迷惑がかかるからという理由で本人が延命を拒否すること

 

 

白砂です

 

待望のシリーズ第三弾！テレビや新聞より早いグローバルな情報や科学的に正確なエビデンスに基づき、サプリなどの宣伝なしの信頼性の高い中立な情報をお届けします。キンドル版「知っておくと役に立つ最新医学2017(ノンフィクション)」こちらいかがでしょうか。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。2016年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門５位に選ばれました。

 

迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論 [単行本] [2016] 徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。