総合診療医からの健康アドバイス

健康や医療に関する情報をわかりやすくお届け致します
ステキな沖縄の風景も少しお届けします

農薬で起こった男性不妊

2019-07-25 10:38:53 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今日の沖縄は晴れ時々曇り。予想最高気温は32度です。相変わらず暑いので、熱中症にはくれぐれもご注意下さい。水分もいいですが、やはり、冷え冷えのスイカをがぶりといきたいですね。ジュースではなく、果物そのものを頂く方が健康にもいいそうです。食物繊維が豊富ですからね。では、本題へ。
 
 
 
 今回は農薬による男性不妊の話です。



 以前用いられた古い農薬には人間精巣や卵巣生殖器官に障害をもたらすももありました。



 ケポンという商品名有機塩素化合物殺虫剤クロルデコンは、農家における男性不妊症原因とりました。



 男性農民は無精子症を発症したです。



 農薬は直接的に生殖器官を障害したり、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用を持つことで内分泌かく乱作用で生殖器官を障害していたです。



 強力内分泌かく乱物質であるDDTにより、白頭鷲やミサゴに絶滅をもたらしそうにった理由は、これがエストロゲンと似た作用を持っていたからなのです。



 世界的な疫学研究で、男性の精子数が減っていることがわかっています。


 その原因の一つがある種の農薬ではないか、とも考えられています。


 この分野の研究の進展が望まれます。

 

最高の撮影日和でした。

 

徳田安春・公式ツイッター

https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda

健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。

 

好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。

 

健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。

 

ナースの皆様、お待たせしました。「ナースのための、こんなときフィジカルアセスメント“バイタルサイン編”」が発売中。おもしろいのにタメになる、とっておきのテキスト、できました。皆様のレベルアップにお役立て下さい。

 

待望の新刊が発売中!「病歴と身体所見の診断学:検査無しでここまでわかる」こちらもお試しください。必ずやためになることでしょう。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。

 

迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論 [単行本] [2016] 徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 農薬の急性中毒と無症状中毒 | トップ | 農薬と不妊症 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事