ポケットトランペット ２

今、発売されているのは全てポケットトランペットですが、最初は全てポケットコルネットです。

バルブが発明された当初、トランペットとコルネットにバルブを付けて試した時、トランペットよりコルネットの方が楽器としては成功だったためです。（１８１４年にバルブが発明されてから、実際の演奏に耐えられる状態になるのに２０～３０年かかりました。）

ポケットコルネットは、バルブが発明された１８１４年以降いろいろなタイプの金管楽器が試された中のひとつに、可能な限り小さく巻かれた管のコルネットが試されたのでしょう！

私の知る限り、すでに楽器カタログ上では１８７２年にポケットコルネットがあります。（ピストンバルブ）

インターネット上のホームページ“Pocket Cornets”では１８００年代後半から１９００年代前半にかけて、沢山のポケットコルネットが作られたのが分かります。

この時代は吹奏楽の金管楽器の中ではコルネットが花形だったのです。