前回の書いた話のCDで最後の2曲は管弦楽によって演奏されています。
曲目は「敷島艦行進曲」と「軍艦行進曲」です。アロイス・メリハル編曲、指揮によりベルリンフィルハーモニーが演奏しているものです。
「敷島艦行進曲」と「軍艦行進曲」を吹奏楽と管弦楽で聞き比べてみると面白いです。(このCDには「敷島艦行進曲」と「軍艦行進曲」が吹奏楽版と管弦楽版、両方が録音されています。)
聞き比べると私は吹奏楽版(ヨゼフ・スナガ指揮、ドイツポリドール軍楽隊)の方が好きです。管弦楽版は演奏がスマートすぎる感じがします。
今日では戦前の行進曲が実際、演奏されることはほとんどないようです。これらの行進曲が作られた当時、日清、日露戦争の戦勝記念や式典のため作曲された物ですが、第二次世界大戦の時、戦意高揚のためプロパガンダ用の映画の音楽として使われたり、軍楽隊により数多く演奏されました。
ドイツでも第二次世界大戦の時、戦意高揚のためにプロパガンダ用の映画にワーグナーの音楽が使われました。そのため戦後しばらくの間ドイツではワーグナーの音楽が演奏されませんでした。(人や地域によっては、ようやく最近になって、やっとワーグナーの曲が演奏されるようになった。)
日本もドイツも第二次世界大戦を起こし、戦意高揚のために使った音楽を演奏するのが後ろめたかったからでしょう。
国旗、国歌を否定する人の話を耳にしますが、私はこれらの曲と同じように国旗、国歌自体には罪はないと考えています。(ただ、利用されただけです。)
戦前の名行進曲をこのまま演奏されずに、存在さえ忘れ去られてしまうのは、惜しいと思うのですが。
曲目は「敷島艦行進曲」と「軍艦行進曲」です。アロイス・メリハル編曲、指揮によりベルリンフィルハーモニーが演奏しているものです。
「敷島艦行進曲」と「軍艦行進曲」を吹奏楽と管弦楽で聞き比べてみると面白いです。(このCDには「敷島艦行進曲」と「軍艦行進曲」が吹奏楽版と管弦楽版、両方が録音されています。)
聞き比べると私は吹奏楽版(ヨゼフ・スナガ指揮、ドイツポリドール軍楽隊)の方が好きです。管弦楽版は演奏がスマートすぎる感じがします。
今日では戦前の行進曲が実際、演奏されることはほとんどないようです。これらの行進曲が作られた当時、日清、日露戦争の戦勝記念や式典のため作曲された物ですが、第二次世界大戦の時、戦意高揚のためプロパガンダ用の映画の音楽として使われたり、軍楽隊により数多く演奏されました。
ドイツでも第二次世界大戦の時、戦意高揚のためにプロパガンダ用の映画にワーグナーの音楽が使われました。そのため戦後しばらくの間ドイツではワーグナーの音楽が演奏されませんでした。(人や地域によっては、ようやく最近になって、やっとワーグナーの曲が演奏されるようになった。)
日本もドイツも第二次世界大戦を起こし、戦意高揚のために使った音楽を演奏するのが後ろめたかったからでしょう。
国旗、国歌を否定する人の話を耳にしますが、私はこれらの曲と同じように国旗、国歌自体には罪はないと考えています。(ただ、利用されただけです。)
戦前の名行進曲をこのまま演奏されずに、存在さえ忘れ去られてしまうのは、惜しいと思うのですが。